ゆとシートⅡ for SW2.0 - ゆと工公式鯖

ロザリン・ヴェッティン(Roslind(is)・Wettin) - ゆとシートⅡ for SW2.0 - ゆと工公式鯖

ロザリン・ヴェッティン(Roslind(is)・Wettin)

プレイヤー:ミナスタ

種族
人間
年齢
19
性別
種族特徴
[剣の加護/運命変転]
生まれ
冒険者
信仰
“紡糸の女神”エルピュセ
穢れ
0
10
5
11
8
7
10
11
10
12
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
器用度
18
敏捷度
17
筋力
15
生命力
16
知力
21
精神力
23
増強
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
3
敏捷度
2
筋力
2
生命力
2
知力
3
精神力
3
生命抵抗
4
精神抵抗
5
HP
22
MP
29
冒険者レベル
2

経験点

使用
2,500
残り
500
総計
3,000

技能

フェアリーテイマー
2
ミスティック
1

戦闘特技

  • 《魔法拡大/数》

占瞳

  • 【幸運の星の導きを知る】

非戦闘判定

なし

魔物知識
0
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
17 m
全力移動
51 m

言語

会話読文
交易共通語
妖精語

魔法/占瞳

魔力行使/占瞳
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
フェアリーテイマー技能レベル2 妖精魔法

1

0

1

0

1

1
5 5 +0
ミスティック技能レベル1 占瞳 4
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
クロースアーマー 0 0
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 15 0
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
ハードレーザー 13 4
合計: すべて 0 4
装飾品 専用 効果
宝石ケース
所持金
190 G
預金/借金

所持品

武器・防具

装飾品

技能アイテム

ミスティックカード

消耗品

魔香草*3
魔晶石(5点)

日用品

冒険者セット

▶背負い袋
▶水袋
▶毛布
▶たいまつ*6
▶火口箱
▶ロープ10m
▶ナイフ

着替えセット
ランタン
保存食(14日分)

大事なもの

名誉点
0 / 0
蛮族名誉点
盟竜点

名誉アイテム

点数

~プロローグ~

ここは、知られざる小さな町、フリーデンドルフである。
人族勢力と蛮族勢力の間にあるが、深く秘匿されているため、戦火に巻き込まれることはなかった。その存在自体が蜃気楼や幻覚の類いではないかとも言われるが、時に奇跡のように縄目から逃げ出し、この町まで来られた捕虜や奴隷――町民は彼らを「旅人」と呼ぶ――が一時的な庇護を与えられたことが、この町の実在を語っている。
こういえば、フリーデンドルフは蛮族領にいる人族が憧れるユートピアに聞こえるが、そう簡単ではない。なぜなら、「町民」には人族だけではなく、蛮族もそれなりにいるからだ。本能に背き、闘争を厭う故に流れてきた彼らに対し、人族領では当たり前とされる蛮族への憎悪を抱える者や、「蛮族がいると不安」と叫ぶ者には、フリーデンドルフの扉は閉ざされる。
「フリーデンドルフは暴力を歓迎しない。武器による暴力も、言葉や行動による暴力もだ」
町長のシグムンド・ヴェッティンが「自由の旗」をはじめとする蛮族領内のレジスタンス組織に向かって放ったこの言葉は、こういった組織がフリーデンドルフから身を遠ざける要因となった。それでも、一度神の座まで昇りかかっていたシグムンドの実力と、その神がかり的な予知能力は、この町を守ってなおあまりある。


「……」
シグムンドは今、静かな自宅で黙想している。
エルピュセの定め……あるいは定命というものについて。
神になり損ねた自分はいずれ輪廻に還るのだろう……現に、肉体の衰えは日に日に増している。
自分は別に死を恐れていない。しかし世界まで視野を広げると、「力を持った平和主義者」がいないこの町はどうなるかは、神秘の導きがなくても一目瞭然だ。
(後継者か……)
こつん、という音で我に帰る。いつの間にか窓の外には雪がちらついていたようだ。そして目の前には一人の少女がいた。
娘にして唯一の家族、ロザリン・ヴェッティン。
「お父さん! 今日こそ修行をつけて!」
「またそれかい? 俺はもう年なんだぞ?」
「でも、お父さんはまだまだ元気だよ?」
「あのな、お前もよく知っているじゃないか……」
最近娘との会話はいつもこんなものだ。
確かにロザリンには幼い頃から稽古をつけてきたし、素質もあった。だが跡継ぎのことを考え始めると、気づいたらいろんな言い訳を使って逃げている。
この子の才能を否定しているわけではない。むしろ誇らしいと思っている。それに、エルピュセに御告げを求めても、奇術を駆使して未来を覗いても、答えは一つしか出てこない。
ただ、自分の人生に巻き込んでいいのかと思っている。
そもそもこの町も自分の「人族と蛮族が平等に共存する国が一つくらいあってもいいじゃない」ぐらいの気持ちで始めたものだ。今や生涯をかけて守る所となっているが……
この荷の重さを知れば知るほど、娘に背負わせたくない……シグムンドの胸中はそればかりであった。
そんな父の心を知ってか知らずか、ロザリンは言った。
「この前の話だけど……私、思いついたよ。この町を守る一番いい方法!」
「ほう?」
「それはね……全世界のヒトにお父さんと同じことをさせるんだよ!」
「…………」
思わず絶句した。
蛮族たちの食糧どうするんだ、全世界を統一することになるぞ、お前古代神、いや、始まりの剣そのものになるつもりか、と様々なツッコミが頭を駆け巡ったが、シグムンドはそれら全てを呑み込んだ。
「……それができたらいいな」
「うん、だからね……」
「まあ待ってくれ」
シグムンドは椅子から立ち上がり、窓辺に立った。
「外を見てみな」
「?」
雪の中で、町を往来する人々がいる。老若男女、獣人やエルフなど多種多様のヒトが歩いている。
「この町に暮らす人々は、どんなヒトたちか分かるかな?」
「……う〜ん、ラミアでしょ、人間でしょ、エルフでしょ、ライカンスロープでしょ、え〜と……」
「そういうことじゃなくてな……」
シグムンドはロザリンの方へ向き直った。
「ここには人族もいるし、蛮族もいる。だが、みんなには一つ共通点がある。」
「う、うん……暴力が嫌い?」
「そうだ。『暴力』を嫌う者同士が集まって出来たのがこの町だ。」
「うん……」
「だけど外の奴らは違くてな……クスからもそういう話を聞いたんだろう?」
クスは、ロザリンが拾ってきたラミアである。若干不器用なところはあるが、ロザリンが最も信頼しているヒトであり、今はロザリンに忠誠を誓ったメイドとして常に傍に控えている。
「蛮族が暴力を振るうのは当たり前って話?」
「ああ……蛮族だけじゃないけどな」
本棚の隣にある砂時計の上半から、サラサラと最後の砂がこぼれ落ちる。
それを見つめるシグムンドの表情が数回変わるが、その終止符は静かなため息であった。
「……ロザリン、お前外に出たいか?」
「いいの!?」
「条件がある」
「……?」
魔法の波動が部屋中から広がっていく。
「構えろ」
「……あ、あのっ!」
「なんだ?」
「クスもつれていきたい!あの子も行きたいらしいし……」
その言葉を聞いたシグムンドは微笑んだ。
……
知られざる小さな町フリーデンドルフ。今日の天気は雪である。
雪化粧をした町から巻き上げられた風花が、陽差しを受けてキラキラと輝きつつ空へと舞い上がり、白雲に溶けていく。

~ロザリンの記憶~

その
今日は!久しぶりの!外に出る日だ!!
「気をつけろよ。何があったら魔符を使うことだ」
「分かってるよ〜」
ちょっと過保護な父さんに見送られて、私は町の外に向かって駆け出した。
町の外と言っても山や森しか見えないけど、それでも違う方向から見れるだけでワクワクする!

しばらく行くと、景色が変わった。一面に広がる常磐色の中に、見たこともない植物の花が群れをなして咲いている。
「きれいなお花だね〜」
ふと上を見上げると、今度は見たことのない鳥が止まっていた。何種類もの羽で覆われたカラフルな模様は、さながら一枚の織物みたいで……きれい! だけどその鳥は私に気づいた途端飛んでいってしまった。ちょっぴり残念……でも大丈夫!今日はまだ始まったばかりなんだし!次はどっちに行こうか迷っちゃうね〜

「ん?」
ふと見ると、クスの木に囲まれた小さな空き地に、ヒルガオなどが集まる花たちの遊び場。
花でできた絨毯の上に、何かが身を横たえている。
美しい……っと!いやいや!いくらきれいで絵になるといっても、これって森の中で倒れちゃってる人がいるってこと?
近づいてみると、その「何か」の正体が見えてきた……一人の女の子だった。
年は私より少し上ぐらい?黒い髪が透き通る白い肌を際立たせて、まるでお人形さんみたい!腰以下には足がない代わりに、鱗に覆われて尻尾となっている……ラミアのお人形さんかな?でも、ちょっとやせすぎに見える……

「あの、大丈夫?」
私の声に気づいたのか、彼女は動いた。よかった、まだ生きてる!
……うえぇっ、ものすごく気だるそう……目も半分閉じてるし。
 「…人族、…そう、私もこれで終わり、か…」
 「……もういい、疲れた…、やるなら早くして頂戴…」
やる?なにを?ハテナが飛び交う私を無視して、ラミアのお姉さんがまた顔を伏せる。
ダメだよ!こんなところで寝ちゃ!…じゃなくて!そんな虚しくて絶望に満ちた声しちゃ!私まで……
(あれ……?)
一粒の涙が私の顔を滑り落ちる。なんで?悲しいのは私じゃないのに、この胸を締め付ける痛みはなに?
苦しい……声を上げて泣いちゃいそう……でもダメ!その前にお姉さんを助けないと!
……でもどうすれば?辺りを見回しても当然だけど誰もいないし、私の頭にはこんな場面に出会った時の対処法なんてものは入ってない……
なんとか、お姉さんを……お願い、助けてエルピュセ様……
と、祈り始めると同時に、私の視線は自分のミスティックカードに向いていた。
「えーと、これは……!」
そうだ!アレを使えばきっとなんとかなる!
「ちょっと待って、何が必要か調べるから……」
私はミスティックカードを手に取り、おまじないを唱える。
「占瞳【幸運の星の導きを知る】……ゴホ」
鉄のにおいが口から溢れ出す。
血……ってことは失敗かぁ……でも胸のモヤモヤは少し晴れた気が……えっ、これ成功か失敗かどっち?!
「……!そっか、血がほしいか!」
私のバカ!ラミアには血って常識じゃん……
「じゃあ、」
考えもせずに、ラミアのお姉さんの口元に首筋をさしだす。

ーー首と、心臓。掴まえられたら命も掴まえられたってことになる。だから、誰にも渡すなーー
こどもの頃から父さんに教えられたこと。しかし今ここでは、すべてを忘れ去ってただこう言った。
「与えるね!」
するとお姉さんの口が動いた。力を絞っているように感じられるけど。
 「…どういうつもり?」
あなたを助けるつもりだよ?
「……飲まないの?」
正直、この体勢を続けると首を痛めちゃうよね……
 「血を与えたりしたら、殺されるかもしれないわよ、あなた・・・」
……よくわかんないや。
ただ、やめるという選択肢は浮かばない。
「どうだろ?そんな気がしないなぁ」
助けたい。苦しんでる、絶望に落ち込んでるこのお姉さんに何かをしてあげたいーーそれだけ。
「でも血飲まないとあなた死ぬでしょ?」
 「悩む必要ないわよ…、私は蛮族で、貴方は人族…、人族にとって蛮族は敵なの…」
「う〜ん…?蛮族なら知り合いいっぱいいるよ?でもみんないい人だし、敵とか一人もいないよ」
口を動かし、頑張って伝える。
「それに、私も一つの命、あなたも一つの命」
「たとえ殺されるかもしれないとしても、一つの命を救えるなら損にならないじゃない?」
 「…貴方、頭おかしいんじゃない…?」
あはは……やっぱりこの反応……
わかってるよ、意味不明なことを喋ってしまったって……私は父さんみたいに弁舌うまくないし……
 「蛮族の知り合いが多いだとか、敵に対して同じ命だとか・・・」
もう一々つっこまないで……違う意味で泣いちゃいそう……
悲しむあなたと共に悲しむ、
苦しむあなたと共に苦しむ。
この心、伝わってほしいな……

 「……後悔しても、知らないわよ…」
と、お姉さんが牙を剥いて近づいてきた。
「!!」よかった!やった!!
「あはっ、『旅人』たちみんな最初そう言うけどね……」
安心して飲んでもらえるよう、余裕をふりまこうと……
「んっ……」

皮膚を貫き肉に食い込む鋭い牙。
渇望する体に繋がる赤い線。
喉を鳴らして飲まれていく生命。
文字通り吸い取られていく喪失感と同時に、お姉さんのお腹から感じ取った歓声と共鳴するように、私は無上の喜悦感を覚えるーー

「ふぇ?」
首筋から離されたことによってボケた声を出してしまった私。それに対し、「…ん、はぁ…」と艶のある声を上げながら赤い雫の滴る口元を拭うお姉さん。恥ずかしい……!
 「…どうして、逃げなかったの…?」
一息おいて、落ち着いた声で尋ねるお姉さん。
「……?」
そういうのなにも考えてなかったな……なんでだろ?
……とか答えたらさすがに失礼だよね?でも嘘をついてもしょうがないんだろうな……だったら!
「だってあなた、ボロボロだし?血だけじゃ足りないでしょ?」
……さあどうだろ。きっと正解かな?だって思いついたばっかりだけど、今の正直な気持ちだし。それとも、他に良い感じの考えがあるのかな。
 「やろうと思えば、貴方を今、ここで殺してしまうことだって出来るのよ…?」
あっ……そっか。
「なるほどぉ!やろうと思ってないってことは、あなたは私を殺したくないってことね!」
殺すならさっきもう少し牙に力を入れれば……とか考えると、お姉さんが目を逸らした。
やばっ、もしかして声出して言っちゃった?
 「…私を、どうするつもりなの…?」
どうするつもり?こんなボロボロな人……にすることなんて一つしかないじゃない!
「う〜ん、ということはあなた合格!」
私を殺したくない。この一つで十分だもん。
 「…はっ?」
呆れ顔。しまった、言葉足りずだった!
「ねぇ、うちの町に来ない?人族もいるけど、あなたみたいな蛮族もたくさんいるよ!みんなやさしいし、すぐ友達になれると思うの!」
自分なりに噛み砕いて説明してみる。
 「…えっ?、人族と、蛮族がたくさん、って…、何言ってるの貴方…?蛮族は優しいものじゃなくて、あなた達人族にとってはてk…」
「最初はちょっと父さんに会わなきゃいけないけど、でも大丈夫!私がいるから!」
 「貴方話聞いてる!?」
「そうだ、あなた名前なんていうの?」
聞いてなかった……てへっ☆
 「……一応、クスって呼ばれていたわ」
「クスさんね!私ロザリン・ヴェッティン!ロザリンでいいよ!」
なんとかごまかす私。
「ねぇ、早く行こうよ!夜の前に着いたら、クスさんの歓迎会を開くこともできるよ!」
 「え?、はっ?、行くって…、どこに…」
「うちの町!フリーデンドルフっていうの!」
 「フリーデン…、そんな街、聞いたこと…」
「人族と蛮族が平等とか共存とかいうけど……見ればわかるよ!」
 「…そんな場所、あるわけないじゃない…連れていきたいなら好きにすれば良い、どうせ落とすはずだった命だもの…」
なかなか信じてくれないクスさん。ああもう!なんでいつもうまく説明できないの私!
「あるよ!私がそこ生まれ育ちだし……」
自分の不甲斐なさにむぅっとなっちゃった。
「こうなったら絶対連れていく!」
手を取ってグイッと引っ張る。
 「そんな引っ張らなくても逃げたりしないわよ!?」

クスさんの手は冷たいけど心地いい。それに、どこか安心してしまう感じもある。
その手を繋ぐと、私の中にあるなにかに火がついたのが分かった。
とても温かく、優しく、不思議な感覚。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 2,000 0
取得総計 3,000 2,000 0 0

収支履歴

お金のやりくり
武器・防具

ハードレーザー::-340

装飾品
技能アイテム

占具::-100
宝石ケース::-100
宝石(1〜2)*4::-50*4

消耗品

魔香草*3::-100*3
魔晶石(5点)::-500

日用品

冒険者セット::-100
着替えセット::-10
ランタン::-40
保存食(1週間分)::-50*2
油::-20

チャットパレット