“解曝(げばく)神”ブリギッタ
(第二の剣/大神)聖印と神像
ブリギッタの聖印は、黒い水晶玉に一点の白みを持ったものが使用される。無知蒙昧な民衆を、真なる知識の光を持った信徒こそが統べるべきという考えの表れである。
神像は、いたずらっ子な印象を受ける小柄な女性か、もしくは妖艶な笑みを浮かべた妙齢の女性として作られる。
神格と教義
この世に存在する謎を解明し、あらゆる神秘を詳らかにする神。しかしその解明行為は、公にされるべきではない情報や、公開されることで社会を混乱に陥れる事項などに対しても見境なく行われる。また、情報を恣意的にねじ曲げて広めることも辞さず、その混乱の中、自らの信徒のみ正しい知識をもって、民衆を扇動しようとする悍しい神格である。
紛れもなく第二の剣の大神であるが、教養のないものからは賢神キルヒアと同一視されることもしばしばある。キルヒア神と何らかの関係があるとは思われるが、キルヒア信者にとってはブリギッタの話は禁忌であり、絶対に相容れない敵であるとされている。
また、ブリギッタ信徒にとってもキルヒアとの関係を暴くことだけは禁忌とされる。
ブリギッタは、偏執的なまでに特定の物事に執着する蛮族やアンデッドに信仰され、中には知識欲に溺れたものや権力者のスキャンダルを狙うことに躍起になる人族にも信徒が存在する。
彼らの行為は、自然と人族社会を混乱に導き、成熟した国家にこそ恐れられている。
格言
「暴け、解せよ、この世の全てを。隣人の寝床に至るまで」
「真実は絶対なる力、無知なる者が悪しである」
「真実を得る手段に禁忌なし」
特殊神聖魔法
- 2
- 【パパラッチ】
- 消費
- MP2
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 1時間
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 密偵の行為判定に+2
- 効果
人の秘密を暴く行為が巧みになり、自身を探られることを防ぎやすくなる。
「危険感知判定」、「異常感知判定」、「聞き耳判定」、「足跡追跡判定」、「探索判定」に+2のボーナス修正を得る。
- 4
- 【フォージポイント】
- 消費
- MP4
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 1(10m)/
起点指定
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 短縮
- 概要
- 対象に弱点を無理やり作り出す
- 効果
物理ダメージ+2、魔法ダメージ+2、命中力+1、各属性(1つだけ)ダメージ+3点のうちの任意のものを1つ対象に付与し、自動的に適用する。
弱点看破を持ったキャラクターが、この魔法によって与えられた弱点を持つものを攻撃する場合、その弱点は2倍として扱う。
- 7
- 【スピードルーマー】
- 消費
- MP7
- 対象
- 噂話一つ
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 75日間
- 抵抗
- なし
- 属性
- 精神効果(弱)
- 概要
- 恣意的な噂話を広まりやすくする
- 効果
噂に付与する特殊な魔法。術者がこの魔法をかけた噂話を聞いたものは、この魔法の達成値に対して精神抵抗力判定を行い、失敗したものは、その話を多かれ少なかれ真実だと思い込み、必ず最低一度は他者にその噂話をせずにはいられなくなり、他者に伝えるまで眠れなくなる。
ただし、あまりに突拍子もない噂話の場合は、精神抵抗力にボーナス修正がかかる場合もある。
- 10
- ≫【プラギアリズム】
- 消費
- MP9
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 魔法を解析し、盗み取る
- 効果
ブリギッタの情報解析の加護を受け、一時的に他人の行使した魔法を自分のものとすることが出来る。
戦闘準備、または前のラウンドで他のキャラクターが使用した魔法を一つ、自身の手番で使用できる。
魔力は神聖魔法のものを参照し、宣言特技は自身のものに準ずる。
- 13
- 【マス・ヒステリア】
- 消費
- MP22
- 対象
- 1エリア(半径6m)/
20
- 射程/
形状 - 2(30m)/
起点指定
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 消滅
- 属性
- 精神効果
- 概要
- 範囲内の対象をヒステリーに陥れる
- 効果
魔力を込めた言葉により、対象に過剰な攻撃性を持たせる。
範囲内の対象の与える物理・魔法ダメージ+4、代わりにあらゆる宣言特技の宣言時に、1ラウンドの間、精神抵抗力判定-2のリスクを受けるようになる状態を付与する。
この魔法は、不満のある民衆が多くいる市街で、1時間の攻撃性を助長させるような演説ののちに使用した場合、演説を聞いた市民は射程や対象制限に関係なくこの魔法にかかり、1日の間、暴徒と化す。
さらに惨状が広がった場合、魔法の効果が解けても集団ヒステリー状態は止むことはないだろう。