容姿・経歴・その他メモ

彼は王にも勇者にもなれぬ、火の無き灰

彼はただ不死(アンデッド)を狩るだけ。

とうの昔に、彼には人としての何かを失っている。

それは最早、生者とは言い難い精神。

恐らく彼は狂っているのかもしれない。

それでも彼は不死(アンデッド)を狩る。

不死(アンデッド)を狩る彼こそが、

正しく不死(アンデッド)の人間。

不死人なのかもしれない。





昔、子供の頃に村をアンデッドに襲われ、村が滅びた。
アンデッドを殺し尽くすためにある者に訓練してもらい、今に至る。
その二刀を振る姿は、誰かに似た戦い方である。

嫌いなものはアンデッド。

依頼はアンデッド関連以外興味がない。
だが大抵、渋々ほかの依頼についていく。

周りからの印象は｢変わり者｣。
装備は薄汚く、ボロボロのためか好かれない。
言葉もはっきりとしている。
いや、はっきりとしすぎている。
だが嘘は言わず、裏表がない。


元々、父親は傭兵で冒険者でもあり、剣術を習った。
村が襲われる前は、一人の冒険者として、始まりの剣を求めたが、
今はそんなことはどうでもいいと思っている。
お金は生活するのとアンデッド狩りの為以外には使用しない。

今はブルライト地方に、父の知人が住んでいた家に住んでいる。
村の中では子供の頃からの顔見知りであるため、
好印象らしく村の農作物なんかの食事を恵んでもらってる。

最近デュラハンに間違われた。
見た目がアンデッドみたいなせいか、たまに怖がられる。

二つ名の由来は、まるで彼には生気を感じられないから。
まるでアンデッドのように、火が灯ることのない灰のように。
そんな姿を見た誰かが、彼をそう呼ぶようになった。
名誉ある名というより、揶揄されている。
決していい意味ではない。

最近防具を変えたため見た目が少し変わった。
相変わらずボロなのは変わらず。
理由は不明。


経歴表
・始まりの剣を求めていた
子供の頃から手に入れようと思っていた。
だが、今はそんなものは欲しくはない。
アンデッドを殺せれば十分。

・まだ恋をしたことがない
したことがない上に鈍感。
恋愛なんて、彼の頭にはないもの。

・魔物に襲われたことがある
アンデッドの集団に襲われた。
これにより故郷も家族も友人も失った。
このことは絶対に忘れられない。


冒険に出た理由表
・予言によって
ただ冒険者にならずにアンデッドを狩るのも良かったが、
予言で『火は陰り、王たちに玉座なし』と言われた。
何を言っているのか、皆分かっていなかったが、
彼だけは理解し、冒険者になることを決意した。

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