容姿・経歴・その他メモ

外見的特徴
隻腕、隻眼
醜い角と痣を持つ（角＋1痣＋3）老女


彼女はかつて、コルガナ地方のとあるあきれ返るほど平和な村のドラゴンライダーだった。
奈落やヴァイスシティの近くに立地するにも関わらず、彼女とその相棒たるドラゴンの圧倒的な力により村は平穏を保っていた。
ティエンスである彼女はその短い命を村の防衛に捧げることを希望し、そのことに何の疑問も抱いていなかった。
寿命が迫ったある日、冒険者ギルドが魔神の襲来を告げ、英雄は戦いに赴くことになる。
そこで彼女を待っていたのは、想定を遥かに超える魔神の大群と、その前に倒れる死体の山だった。
彼女は絶望的な戦力差の中で戦い続けた。
仲間を守り倒れては、すぐさま蘇生して戦線に戻る。そんなことを繰り返しながら、少しずつ敵の数を減らしていく。
そしてついに魔神たちを追い詰めた時、彼女もまた致命傷を負った。
仲間の進撃を信じ倒れた彼女が次に目覚めたとき、戦場ではすべてが終わっていた。
凶悪な魔神将ゲルダムの侵攻により、冒険者たちは全滅、彼女の相棒たるドラゴンもバラバラに引き裂かれていた。
片腕、片目、その力の大半を失った寿命まじかの老女は、生きる意味である故郷の村へと急ぐ。
辿り着いたそこは、血と腐臭に包まれた燃えかすだけが残っていた。
守るべきものもなく、復讐する力もない。
生きる意味を失った老女は、残り少ない時間をどう生きるのだろうか。

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