経歴1:目標とする人がいる(いた)

「母はとても聡明な方であったと聞いている」

経歴2:己に何らかの誓いを立てている(いた)

穢れを持ってなお人族として生まれた意味、理由を知るまで知る事をやめない

経歴3:血縁者と死別したことがある

「母は私を生む時に死んだと聞いている」

冒険の目的:破産した

出世払いで本を買い漁っていたら不渡り

生まれ

・マラキアナスは15歳まではホルモモスス家で育てられた。
・マラキアナスはホルモモスス家の子供ではあるようだが、父親・母親はともに不明
・ホルモモスス家の者は召使いに至るまでマラキアナスの出自に関しては口を噤んでいる

育ち

・家の者はもちろん、おそらく父親である家長の主人にも避けられているようで、内向的に育つ
・書室がある程度には裕福な家だったので、家の誰からも相手にされていないと感じたマラキアナスはそこで本を読んで過ごしていた

本から得た知識

・どうやら自分に生えている角は「ナイトメア」と呼ばれる種族に見られる特徴であり、蛮族と同じように先天的に「穢れ」を持って生まれた個体である
・ナイトメアをそれと知らずに人間やエルフが出産してしまうと母体を内側から傷つけてしまい、出産までに死んでしまう事もあるという
※なので、マラキアナスは自分の母親は既に亡くなっているのではないかと推測している

突然の勘当

・15歳になってから暫くして、ここしばらく屋敷の中がなんだか慌ただしいな、と思っていたら絶縁・勘当・追放された
・特に愛着も無かったホルモモスス家から出ることに躊躇はなかったマラキアナスは大人しく街へ出た
・特に生に執着も無かったが、ただ１つの心残りは、おそらく自分の為に死んだであろう母親の事だった

覚醒（犯罪とも言う）

・なぜナイトメアは生まれてしまうのか？ナイトメアとはなんなのか？母はどんな思いで自分を身籠り、どんな思いで死んでいったのか、はたまた実は存命していたとして、自分に会えない理由とはなんなのか？
・気づいた時にはマラキアナスは「ホルモモスス家」の名前をフルに活用して新規当座を開設・手形を発行しまくり、グランゼール中の様々な書店で本を買い漁っていた
・書店にバラ撒いた手形はおそらく数日中に換金されるだろう。そして自分の当座には１ガメルも資金は入っていない、つまり…

逃亡、そして冒険者へ

・マラキアナスはグランゼールを出てハーヴェスへ向かう馬車に揺られながら、今頃ホルモモスス家は大いに迷惑しているだろうなぁ、と他人事のように思っていた
・袋いっぱいの書物と一緒にハーヴェス王国にたどり着いたマラキアナスはグランゼールでやったのと同じように書物を買い漁る為に当座口座を開設しようとするが、ホルモモスス家の名前がハーヴェスでは通用しない事に頭を痛めた
・仕方なくまっとうに本を買う事を決意したマラキアナスは、ホルモモスス家で教えられていた魔法の技術を使って金を稼ぐことにした
そして冒険者へ…