先天性特殊変異型聖体適合個体No.04
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 聖体に適合した、バジリスクの極めて稀な変異個体
- 効果
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●変異種
○超再生
・HPが0以下になる時、HPは1になり気絶もしない。しかし、HPが2以上になるまで一切の行動・行為は行えない。
・HPの全回復と不利な効果の除去、欠損部位の再生を任意のタイミングで行える。またこの時、再生の始まる箇所を選択でき、元の肉体から離れたその日の間であれば飛散した血液や肉の一欠片すら再生の起点にすることができる。選択されず残った部分は乾き崩れて灰となり、消滅する。この効果は戦闘中1日1回まで発動できるが、非戦闘時は何度でも発動できる。
──天からのギフトにして、運命を歪めた全ての元凶。●聖体の加護
○醒め続ける悪夢
如何なる事象によっても死亡できず、その存在は固定され続け、仮に全てが綺麗さっぱり消滅しようとも虚無から再生が始まる。
──世界までもが少年を修復し、壊れる事は決して許さない。○魔宵眼
高い視力と、瞳石と同様に邪視を宿す金色の瞳。
追加で邪視を1つ多く宿せるが、魔物化後の「部位:邪視」は1つになる。
由来・逸話
かつてレーゼルドーン大陸のどこかで密かに活動していた研究所。そこでは捕えた魔物から集めた様々なデータを基にあらゆる手段で魔物を改良しており、それらを商品とした取引が秘密裏に行われていた。
少年はバジリスクという高位の蛮族でありながら、珍しい変異種として生まれてきた。変異種として備わった異常な再生能力は不死の領域に達しており、これに目を付けた研究員達は当時5歳の少年を被験体として回収した。投薬の影響で少年は5歳以前の記憶を失ったが身体への悪影響は残らず全て再生し、研究員達はこの耐久性を高く評価した。数多の実験に耐え続けて10年、少年も遂に成人となり、これを機に研究員達はある計画の特別被験者の1人として彼を推薦した。
「血継神計画」。かつて邪神と恐れられ、崇められていたその亡骸の奇跡的な発見から始まった、研究所の原点にしてその終点ともいえる計画。これは邪神の亡骸を複数の部位に分けて聖体として保管し、聖体に遺るチカラと適合した被験者に聖体を移植することで継ぎ接ぎの半神を作ろうというものであった。そして邪神のチカラを無理やり継がされた八柱の神こそが血継神である。
奇しくも彼は聖体の1つ「魔宵眼」に適合を示した。取り替えられた両の目に加え、昇華した再生力による完璧な不老不死。彼は血継神の四柱目「永劫を睨む者」となった。