ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【神羅流刀剣術】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【神羅流刀剣術】

(ウルシラ地方)
入門条件
名誉点50

 【神羅流刀剣術】は、非常に限定的な流派であり、特定の一族に代々継承されてきた刀剣術です。このため知名度は低く、その存在を知る者は滅多に居ません。とはいえ特別に秘匿されている訳ではなく、その存在を知り、望んで門戸を叩くのであれば、継承することに異論はありません。
 この流派では、ソードに分類される武器での戦い方を説いています。両刃、片刃、曲刀、小剣、大剣、二刀……と、それがどんなものであれ、柄があり刃があるのなら、共通してこの流派の秘伝を活かすことができるでしょう。
 発祥は古く、魔法文明時代まで遡ります。この流派を代々伝承するカムラの一族、その始まりと言われるある刀工は、非常に困った悩みを抱えていました。当時は魔法による大規模な戦闘が中心となっており、武器を握る兵士の数よりも、巧みに魔法を操る魔法使いの数、或いは質が最も重要視されており、例えば戦士として名を馳せた者でも、その手には強力な魔剣が握られており、その力を振るっているだけに過ぎない者が大半だったのです。刀工は、そのことが不満で、それが悩みのタネでした。確かに自身も魔剣を打つことはできましたが、やれ炎を放つだの、やれビームを撃つなどといった、ただ剣の形をしているだけで、全くその機能が活かされていない状態を受け入れられませんでした。剣とは、武器とは直接振って戦うものだというのが信条であり、己の生み出す武具はそのためにあるものだと信じていました。だからこそ、刀工の打った武器を振るに足る人物は、その時代、その時には居なかったのです。故に、刀工は自ら打った武器を、自ら使うことを決めました。そのために生み出されたのが、後世に【神羅流刀剣術】と呼ばれる剣術なのです。
 この伝承から、カムラの鍛冶師たちはその全員がこの流派を修めており、時代によって立場や呼び方が変われど、全員が一線級の戦士でもあります。歴代のカムラはそれぞれ、その時代に生きる戦士たちに武具を造ると共に、望む者には秘伝を伝えています。

流派装備

 この流派には、その時代の伝承者が造る「刀」と呼ばれる独特な武器が伝わっています。特別秘伝に必要ではなく、やがてさらに強力な武器を握るまでの"繋ぎ"として、門下生に渡されます。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
カムラの鞘 12 〈盾B〉 2000G/名誉10 【神羅流刀剣術】の流派継承者にのみ渡される、独自技術によって生み出される特殊な鞘。
カムラの刀 12 〈ソードA〉 2000G/名誉20 【神羅流刀剣術】で使用される、特別な金属で打たれた特徴的な刀。
カムラの真刀 18 〈ソードA〉 非売品 始まりの刀匠カムラの打った刀に、現在の技術で限界まで近付けた名刀。

秘伝

《▶牽伝双刃・蓮桜》

必要名誉点
20
タイプ
主動作型
前提
《両手利き》
限定条件
〈ソード〉×2
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
なし
概要
両手利きでの近接攻撃時、1回目の攻撃を囮とし、2回目の攻撃を確実にする。
効果

 両手の武器での攻撃を、1回目を牽制に、2回目を本命の攻撃として行います。
 この秘伝は、両手にそれぞれ1つずつ、〈カテゴリ:ソード〉の武器を装備している場合にのみ使用できます。
 1回目の近接攻撃の命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、2回目の近接攻撃は、1回目の近接攻撃の達成値の比べ合いの差分、命中力判定にボーナス修正を得ます。また、1回目の攻撃が命中しなかった場合、かつ「1H両/2H」の武器で攻撃を行っているなら、2回目の攻撃は「2H」のデータを用いて威力表決定を行います。

《☑攻伝双刃・蘭舞》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《二刀流》
限定条件
〈ソード〉×2
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
2回の近接攻撃
リスク
回避力-2
概要
両手利きでの近接攻撃が両方とも命中した場合、さらに追撃を行う。
効果

 完全に型に嵌めた攻撃を行うことで、舞うような連撃を繰り出します。
 この秘伝は、両手にそれぞれ1つずつ、〈カテゴリ:ソード〉の武器を装備している場合にのみ宣言できます。
 両手利きによる2回の近接攻撃を行い、その両方が命中した場合、さらに追加でもう1度近接攻撃を行います。この追加の近接攻撃は、「抵抗:必中」として扱います。
 この秘伝は、1度の主動作で1回しか宣言できません。

《◯護伝居合・相克》

必要名誉点
20
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
〈ソード〉〈カムラの鞘〉
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
1回の回避力判定
リスク
なし
概要
敵の攻撃に対して居合抜きで相殺を試みる。
効果

 敵の攻撃に対して居合抜きを放ち、威力を減衰させます。
 この秘伝は、「用法:1H」で〈ソード〉を、もう片手に「カムラの鞘」を装備している場合にのみ使用できます。
 秘伝使用者は自身が受ける近接攻撃による物理ダメージを、自身の「装備している武器の威力表のみの結果」と同じ分だけ減少させることができます。ただし、この効果を適用するかどうかは自身が回避力判定を行う前に決定しなければならず、この効果を適用する場合、回避力判定に自動的に失敗します。

《☑魔伝居合・空閃》

必要名誉点
30
タイプ
《魔力撃》変化型
前提
《魔力撃》
限定条件
〈用法:2Hソード〉
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
1回の近接攻撃
リスク
生命・精神抵抗力-2
概要
魔力撃のために込めた魔力を刃として放つ。
効果

 魔力を飛ぶ斬撃へと変えて放ちます。
 この秘伝は、「用法:2H」で〈ソード〉を装備している場合にのみ宣言できます。
 この秘伝を宣言して行う近接攻撃は、「射程/形状:10m/起点指定」の近接攻撃として行い、そのダメージ決定は「武器の威力+任意の魔力+魔力撃の追加ダメージ/クリティカルしない」で算出し、魔法ダメージとして与えられます。
 秘伝習得者が任意の魔力に【妖精魔法】を選択した場合、この秘伝で行う攻撃に、契約している妖精の属性(光=衝撃、闇=断空)の内1つを付与して行えます。

《◯奥伝双刃・虚影》

必要名誉点
50
タイプ
常時型
前提
《牽伝》《攻伝》両方
限定条件
なし
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
2回の近接攻撃
リスク
なし
概要
両手の武器による近接攻撃を行った後、装備変更を行う。
効果

 この秘伝奥義は、両手にそれぞれ1つずつ、〈カテゴリ:ソード〉の武器を装備している場合、かつその内どちらかでも、〈カムラの鞘〉を鞘としている場合にのみ使用できます。
 両手の武器による近接攻撃をそれぞれ1回ずつ行った直後に「装備状態の変更」を行い、片方の武器を納刀し、空いた方の手に〈カムラの鞘〉を装備します。

《☑奥伝居合・桜華》

必要名誉点
50
タイプ
《マルチアクション》変化型
前提
《護伝》《魔伝》両方
限定条件
〈ソード〉
使用
ファイター技能、フェンサー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
魔法の力を刀へ宿す。
効果

 この秘伝奥義は、〈カテゴリ:ソード〉の武器を装備している場合のみ宣言できます。この秘伝奥義を宣言する時、MPを任意に1~5点消費します。
 秘伝使用者は即座に自身が使用可能な魔法を1つ選択し、下記の威力決定表に従って「威力+使用した魔法の技能レベル+消費MP点(+2H時は知力B)」を行い、「追加ダメージ」を算出します。
 秘伝使用者がこの秘伝奥義の効果時間中に行う近接攻撃は、この秘伝奥義で選択した魔法の属性(妖精魔法は光属性=衝撃、闇属性=斬撃。回復効果及び精神効果属性は適用不可)として扱い、算出した「追加ダメージ」を加算してダメージを算出します。
 この秘伝は、10秒(1ラウンド)に1回しか宣言できません。

威力決定表】
選択した魔法のレベル威力
Lv2以下威力10
Lv3~5威力20
Lv6~9威力30
Lv10~12威力40
Lv13~14威力50
Lv15威力70
Lv16~威力100

製作者:ぬいぬい