容姿・経歴・その他メモ

外見・肉体的特徴

外見

　典型的な、海辺のエルフの外見。つまり身長が高くて華奢、手足が長く美しいプロポーション。小麦色の肌にペリドット色の瞳。髪の毛は淡い金色で、光を浴びるとよく輝く。
　背中や脚などに派手な古傷があるが、それを惜しげもなく晒すような恰好を好む。また顔にも派手な化粧を施しているが、これは彼女の出身地の伝統であると同時に、顔の印象を変えておくことで変装に役立てるという実用面も兼ねているもの。

肉体的特徴

　脂肪はかなり薄く、体毛もかなり薄い方。
　声は若い女性としては少し低く、やや少年的な傾向のあるもので、よく通る。

口調・性格及び外見的な立ち居振る舞い

口調

全体的な口調：中性的、あるいは少年的なもの。やや平板かつ早口に喋る癖があるが、音の区切りがはっきりしているため聞き取りにくくはない。怒ると敬語になることがある。
一人称：（基本的に）「私（読み：わたし）」。
二人称：（基本的に）「君」、（ぞんざいに呼ぶ場合は）「お前」、（丁寧な場合は）「あなた」など。
三人称：（基本的に）「（その相手の名前）」など。その他、TPOに合わせるがややぞんざいな傾向。

性格及び外見的な立ち居振る舞い

　マイペースで飄々とした性格。どちらかといえば社会的規範より自己規範を重要視する傾向にあるが、極端に利己的というわけではなくマクロ視点も持ち合わせている。自分が所属する集団に不要な軋轢を齎すことを望んでいるわけではないが、自分が納得できないとテコでも動かないタイプ。また、やや気まぐれで何をしでかすかわからない節も持ち合わせているが、基本的に敵対していない相手に意図的に危害を加えるようなことは行わない（行うとしたら、その相手がそれを回避できる前提かつ、それが確信できるほど深い間柄の場合に、万一があっても問題ないような規模の悪戯をする、程度である）。
　かなり好奇心旺盛な上に他人との距離感が近いタイプでもあり、わりと交流が好き。ただし先述の気質故、交流相手に合わせるよりお互い自己主張し合うような関係を好むため、好印象と悪印象の差が激しい傾向がある。
　感情豊かであり露骨に態度にも出すのだが、如何せん肝心の表情と声色があまり変わらないため傍目からはわかりにくい。さらに言えば感情を隠す・抑えるのも上手いため、ただでさえ行動が読みにくいこともあって、あまり深く接していない相手からは感情が薄いタイプと誤認されることがある。
　高いところが好き。よく本棚の上に寝転がって本を読んでいる。きちんと靴は脱いでおり、妙なところで律義。

背景設定

経歴その1

　エルフの操霊術師。他にも幅広く魔法を修めているが、真語魔法の技能は最低限しかなく「魔導士」とは言えない。逆に、魔動機術は操霊術に次ぐ習熟度である。

経歴その2

　出身はとある極めて辺鄙な海辺の集落、独特の文化と儀礼が残る土地。海流の関係で様々なものが流れ着く海岸を近くに擁するその集落の者たちは、伝統的に身元不明の死体を回収し弔っていた。そこの娘として産まれた彼女もまた、生計を立てるための技能とは別に、むしろそれらよりも重点的に弔いの儀礼・技法を教わって育っていた。
　人口も少なく、高齢化が進み、そして良い意味で住民同士の距離感が近かったという風土もあり、彼女は集落ぐるみで愛された。

経歴その3

　その集落は、今はもうない。厳密には、彼女が産まれた時点ですでになかった。彼女が母親の胎にいた頃に、魔神に襲撃されて壊滅していたのだ。ただの愉快犯であったそれは、アンデッドが生まれることを期待し、住民たちをとどめは刺さず半殺しにして放置し、立ち去った。果たして、そうなった。集落の住民たちはほぼ全てレブナントと化し、一部強い力を持っていた者――神官であり、魔動機を運用する術も学んでいた集落の長と幹部、そしてそれぞれ操霊術師と妖精使いであった彼女の両親を含む――はハイレブナントと化した。
――アンデッドは時に、生前の執着に従い行動することがある。彼らの執着とは、つまり「もうすぐ産まれる、久々の新しい子供」であった。記憶も摩耗し、表面も取り繕えなくなり、どんどんと本能に飲まれる者も出現し、末期には時折彼女のことを認識できず傷つけてしまうことすら発生したが、彼らは娘を独り立ちまで育てきった。

経歴その4

　彼女は愚鈍ではなかった。成長するにつれ、自分の周囲の者がアンデッドであることも自然と理解していた。ある時は他のものに尋ねて教わり、ある時は独学し、そしてまたある時は本能に飲まれきった者の処分を観察し、冒険者としての技能を身に着けた。
　そして、集落を出て2年ほど過ぎ、かなりの早さで昇進した彼女が「フランベルジュ級」と呼ばれるようになったころ。浄化の炎の操霊術を使い、集落の未だ残っていた「生き残り」たちを焼き払った。もはや娘の顔も認識できず、「何か」から「何か」を守るために立ち塞がってきた、己の両親も含めて。

経歴その5

　目的を達成した彼女は、今はそれなりに生活を楽しんでいる。マイペースなのも、好奇心旺盛なのも、頑固なのも、彼女自身の飾らない性質である。それでも、決して忘れてはならないことがある。故に、やや露悪的にすら聞こえる二つ名を名乗り、そして痛々しい傷跡――魔法で治そうと思えば治せるもの――を晒すような恰好をしているのだ。客観的には非合理なのも理解している。それでも、彼女自身がそれを忘れられない思い出として、そして忘れてはならない罪として記憶に刻み続ける限り、どちらの習慣もやめることはないだろう。

余談

食の傾向・好き嫌い

　かなりの健啖家であり、肉料理・魚料理が大好物。食事のマナーは最低限心得ているが、美味しく食べる方が重要と考えているため普段はそこまで気にしない。量も含めた食べ方はかなり豪快で、彼女の第一印象とはギャップがある。

性関係の傾向・好き嫌い

　性自認はセックス・ジェンダー共に女性。異性には積極的だが、これはどちらかというと「殊更に好かれる気も嫌われる気もないため、性別だけを基準には接し方を変えることがない」といった方が近い。その上で男性が女性を性的に見ることも理解しており、そして自分が性的に見られることは嫌ではないどころか嬉しい（「『綺麗』と評価されて嬉しくないわけがない」とのこと）という気質であるために、結果的に「異性に積極的」に見えている。
　なお特定の相手を作る予定はまったくない。本気で手を出されそうになると本気で拒絶する。性的には奔放だが肝心なところでは奥手。

履歴

ゴーレムのデータ：
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=YV8nHh

セッション履歴

収支履歴