対象は「毒」「病気」「呪い」「精神効果」のいずれかの属性の効果に対し生命・精神抵抗力判定を行うとき、+2のボーナス修正を得ます。

この効果を得るためには、その都度対象は自分の親しい女性や護りたい女性の名前を明確に発声しなければなりません。また、名を呼ぶ声がその人物に理解可能な状態で届いている必要があります。名前は固有名詞でなくてはならず、人族のキャラクターのものに限られます。

対象と術者のHP現在値を足し合わせ、可能な限り等分します。端数がある場合はどちらかに任意に振り分けます。二等分したら片方の最大HPを超えるケースでは、超過分をもう一方のHPに振り分けます。

術者や対象が複数の部位を持つキャラクターである場合、この効果を受ける部位をひとつだけ定めてから、この魔法を行使します。

心が通じ合っている対象と術者を同一の座標にいるものとして扱えるようにし、距離や遮蔽物の有無に関わらず対象の座標を術者が把握できるようにします。

この効果は術者本人のみに適用されるものであり、術者と同じ座標にいる別のキャラクターが対象を同座標にいるものとして扱ったり、またこの魔法をかけられた対象が術者自身を同座標にいるものとして扱ったりすることはできません。
術者は対象を本来の座標にいるものとして扱うこともでき、この魔法の効果を適用するかどうかは位置関係の判定が必要となるたびに任意に選択することができます。

加えて、対象と術者は片手が空いているかどうかに関わらず手を繋いでいるものとして扱われます。

ただし、武器や装飾品の受け渡しなど、物体の移動を伴う動作を行うことはできません。

なお、この魔法は術者にとって最も大切であると言える対象にのみ行使可能です。

この魔法は2体のキャラクターを同時に対象に選ばなければなりません。かつ、それらは人族もしくは蛮族で、女性でなければなりません。対象は術者と同一の乱戦に参加しているか、対象同士が重ねた手に術者が接触できる位置にあるか、術者自身を対象に含めつつ、それと手を繋ぐことができるもう一つの対象というような位置取りでなければなりません。

対象が2体とも同一の乱戦エリアにあるとき、それぞれ命中力・回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
また、対象同士が手を繋いでいる時、「片腕が使えないことによるペナルティ修正」を無視した上で、上記のボーナス修正を+2にして得るか、上記のボーナス修正に加えて魔法行使判定に+1のボーナス修正を得ます。どちらの効果を受けるかは2体の対象がそれぞれ別々に選択することができます。この場合、対象は繋いだ手に武器や盾を持つことはできません。

術者が習得している戦闘特技と、プリースト技能以外の技能を全て、対象に譲り渡します。対象がすでに習得している戦闘特技は重複しません。また、すでに習得している技能については、術者のものか対象のものか、より高いレベルのものとなります。効果時間中、術者は自身の技能と戦闘特技の全てを一時的に喪失します。しかし、冒険者レベルと生命・精神抵抗力、HP、MPには変化は起こりません。

この魔法を行使するときには、術者は両手を空けていなければなりません。また、対象は女性の人族または蛮族に限られます。