ブラウン・ユニオン親衛隊“親衛旗バズ”大隊モブ隊員
プレイヤー:倉井
- 種族
- 人間
- 年齢
- 20
- 性別
- 女
- 種族特徴
- [剣の加護/運命変転]
- 生まれ
- 一般人
- 信仰
- ランク
- 穢れ
- 技
- 7
- 体
- 7
- 心
- 7
- A
- 7
- B
- 9
- C
- 10
- D
- 5
- E
- 6
- F
- 5
- 成長
- 1
- 成長
- 0
- 成長
- 0
- 成長
- 0
- 成長
- 2
- 成長
- 0
- 器用度
- 15
- 敏捷度
- 16
- 筋力
- 17
- 生命力
- 12
- 知力
- 15
- 精神力
- 12
- 増強
- 1
- 増強
- 増強
- 増強
- 増強
- 増強
- 器用度
- 2
- 敏捷度
- 2
- 筋力
- 2
- 生命力
- 2
- 知力
- 2
- 精神力
- 2
- 生命抵抗力
- 5
- 精神抵抗力
- 5
- HP
- 21
- MP
- 18
- 冒険者レベル
- 3
経験点
- 使用
- 5,000
- 残り
- 0
- 総計
- 5,000
技能
- シューター
- 3
- マギテック
- 2
- レンジャー
- 1
戦闘特技
- 《ターゲッティング》
- 《両手利き》
練技/呪歌/騎芸/賦術
- なし
判定パッケージ
レンジャー技能レベル1 | 技巧 | 3 | |
---|---|---|---|
運動 | 3 | ||
観察 | 3 |
- 魔物知識
- 0
- 先制力
- 0
- 制限移動
- 3 m
- 移動力
- 16 m
- 全力移動
- 48 m
言語
会話 | 読文 | |
---|---|---|
交易共通語 | ○ | ○ |
魔法
魔力 | 行使 基準値 | ダメージ 上昇効果 | 専用 | ||
---|---|---|---|---|---|
マギテック技能レベル2 | 魔動機術 | 4 | 4 | +0 |
技能・特技 | 必筋 上限 | 命中力 | C値 | 追加D | |
---|---|---|---|---|---|
シューター技能レベル3 | 17 | 5 | ― | ― | 5 |
武器 | 用法 | 必筋 | 命中力 | 威力 | C値 | 追加D | 専用 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国民突撃銃 | 1H両 | 2 | -2=3 | 11 | 4 | 装填数6 | ||
国民突撃銃 | 2H | 2 | 5 | 11 | 4 | 装填数6 |
技能・特技 | 必筋 上限 | 回避力 | 防護点 |
---|---|---|---|
技能なし | 17 | 0 | ― |
防具 | 必筋 | 回避力 | 防護点 | 専用 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
鎧 | ソフトレザー | 7 | 3 | |||
合計: すべて | 0 | 3 |
装飾品 | 専用 | 効果 | |
---|---|---|---|
頭 | セーフティメット | ||
耳 | 通話のピアス | 分隊長との連絡用(班に一つ) | |
背中 | 背負い袋 | ||
右手 | 巧みの指輪 | ||
左手 | マギスフィア(小) | ||
腰 | バレットスリンガー | ||
足 | ロングブーツ |
- 所持金
- G
- 預金/借金
- G
所持品
国民突撃銃(サーペンタインガン2)720
ソフトレザー150
通話のピアス20000
バレットスリンガー40
弾丸12発100
冒険者セット100
着替えセット10
下着3
手鏡50
小型ナイフ20
テント250
毛布40
食器セット12
背負い袋50
白紙の本20
羽ペン2
インク3
保存食(1週間分)50
救命草30
魔香草100
覚醒剤(巧みの指輪)500
マギスフィア(小)200
セーフティメット2000
ロングブーツ25
- 名誉点
- 0
- ランク
名誉アイテム
点数 | |
---|---|
冒険者ランク |
容姿・経歴・その他メモ
コキベニの町に鉄道がやってきた。
私はずっと村から出たことはなかったけど、町へ出稼ぎへ行ってた末の兄さんは帰ってくるたび、私たちきょうだいに見慣れない服装をした外国人や珍しい品物を見たことについて自分のことでもないのに誇らしげに話していた。
村にも少しずつ外国の品が入ってきて、私たちは村の誰それが何それを持っていたと噂して、そして羨んだものだった。
外国からの輸入の増加で麦の価格が落ちてきたため暮らしぶりは決して楽ではなかった。
お父さんたちは毎日のように組合長のうちに集まって、そして難しい顔をして帰ってきたものだった。
組合で機械を買ったので二番目の兄さんも町へ出稼ぎに行った。
姉さんは嫁に行った。
今からならあの苦しいように思われた日々はまるで絵本の中のような、幸せな日々だったのだと、そう思う。
戦争は突然始まった。
私たちにとっての戦争の始まりはただの噂話の世界でしかなかった。
突然蛮族の軍勢が大攻勢を仕掛けてきていて人族の境界線は日に日に後退していること。
鉄道は遮断されたこと。町での噂は村々へ広がりみんなその話でもちきりだった。
ある厳しい冬の日、スカートをまくって麦を踏んでいた私は畑のある緩やかな丘のふもとに珍しい高級車がやってきたのを遠くに見ていた。
その日の昼、組合長が村人みんなを集めて、やってきた衛士隊将校と共に戦争の噂はあるが、動揺は敵を利することだ、といってその日から情報の統制が始まった。
それでもはじめはごっこ遊びのようなものだった。
故郷を守るために、私たちに何ができるか。
学校でもたびたび衛士将校が授業を行うようになった。
貿易が止まって工場が閉鎖され、兄さんたちが一人、また一人と村に帰ってきた辺りから戦争は私たちにとって日常としての現実感を帯びてきた。
ぜいたく品の供給は日に日に細り、商店からはまず輸入のお菓子や化粧品が姿を消した。
敵の進撃速度は人族の防衛網構築スピードを上回っており、私たちコキベニのある地方に達するのも時間の問題と思われた。
村にもたびたび銃を持った衛士が訪れるようになり、人になりすました蛮族や蛮族への協力者がいないか、最近外からやってきたものはいないかなど調べて回り、組合長とたびたび口論していた。
風の噂では、町ではまだ生きている路線を頼みに連日のように鉄道から難民が押し寄せてきているらしかった。政府はビザの発給を止めたようだが死に物狂いの難民たちは多勢に無勢で入り込んできているらしく、食糧の割り当ては抑えられ、皮肉なことに農村で食糧不足が起こりつつあった。
組合長が怒っていた理由は今なら何となくわかる。
しばらくして村にも募兵が始まった。
これはただ事でない、と私も感じるようになった。
敵は遂に隣国の国境を突破し、敗色は濃厚であるとのことであった。
普段あれだけ威張っていた冒険者たちは何をしているのだろう?普段あれだけ私たちを見下していた魔術師たちは何をしているのだろう?村にも時々やってきたあの野犬のような傭兵たちは?
祖国を守るため、男たちはどんどん兵隊に志願してゆく。
それでも募兵ノルマは満腹する事を知らず、村からは若い男が消えた。
私のうちでは既に次の兄さんが兵隊に行っていたが、末の兄さんが地下活動に参加して逮捕されたことで父さんも疑われて逮捕された。それだけではなく働き頭の上の兄さんも兵隊へ行かざるを得ない事になった。
最後の晩、村で兵隊に行く若者のためにささやかなパーティが開かれ、乾杯した。
皆無言だった。
わが軍は国境を守るために隣国を救援すべく遠征中である、という手紙を最後に兄さんたちからの連絡は途絶えた。
ぽつぽつとすでに徴兵で行ってた男たちがかたわになって帰ってきた。
それだけ。
他は誰も帰ってこなかった。
私の家族は私とおかあさんだけになってしまった。
男手が居なくなった村では手入れができず畑は荒れ果てた。ときおり村にも傭兵の落人があらわれ、食べ物を盗んだり自暴自棄になって乱暴を働くようになった。
そしてすぐ衛士に捕らえられ村はずれの森で射殺された。
祖国を守るため、冬を越すため、女たちは必死に働いた。それでも農具は重く畑はあまりに広かった。
このままでは収穫できない。村の年寄りたちと女たちに無言の焦りが走る。
普段あれだけ威張っていた冒険者たちは何をしているのだろう?普段あれだけ私たちを見下していた魔術師たちは何をしているのだろう?村にも時々やってきたあの野犬のような傭兵たちは?
ある日、村に衛士隊将校と共に一人のマギテック技師がやってきた。ルーンフォークのようだった。
人手が足らず放置されていた遠くの畑で何事か組合長の説明を聞いていた技師は自分のマギスフィアを機械に変えた。それは何か乳母車の様な機械であったが、こちらまで聞こえてくるような不快なうなり声を響かせている。
私は作業の手を休めて、土ぼこりがつくことも構わず汗をぬぐう。もう初夏だった。
私がそちらへ行くと村の女たちも何人か好奇心で集まっていた。その向こうを見ると小柄な技師がまるで乳母車を押して歩くようなペースでどんどん畝を整えてゆく。
私たちはあっけにとられていた。
マギテックのことは多少は聞いていたし、たまに興行でやってきた見世物は見たことがあったが、これほど実用的な魔動機を見たのは初めてであった。
相当高位(具体的には10レベル位)の使い手のようであった。
その夜、組合長が私たちを集会所に集めて話をした。
曰く、この村にも機械を入れることで何とかすべての畑で収穫を行える可能性があること。
ただしその動力のためには元手として現在値段が高騰中であるクズ魔晶石の買い付けが必要であること。自分としてはこれにかけてみたいが皆の意見を聞きたいこと。
賛否両論あり各人様々な思いはあるようだったが、農業再建こそが前線を支え人族の反撃にとっていかに大切であるか、という技師の演説から伝わってくる情熱と実際に機械を動かしての説明を聞き、七割の賛成を得てその日の夜から私たちのマギテックの勉強会が始まった。
朝は働き、昼はみんなで食事をしながら技師自身の体験を語ってくれた。それは技師自身の思い出であり、また現状の劣勢を覆しうるかもしれない技師の仲間たちとその冒険についての話であった。戦場での思い出を語る技師の表情には不安はなく、その瞳は生産と勝利への情熱と自信があるのみであった。思い出を通じて技師が語っていたのは過去の栄光ではなく未来への展望であった。食事が終わると夕方まで私たちは機械の手を借りながら働き、夜は機械の整備や機構やマギテックの理論について座学と訓練が続く。
日々は大変であったが、みんな却って段々と生気を取り戻してきたようであった。
それはきっとこの道を行けば必ず勝利が約束されている、という視座を私たちの心の中にもてたからであったように思う。
二月ほどたつと機械の導入によって、私たちの労働力に余剰が生まれつつあるのを実感した。技師は作業を指導し教育を行い水利などの生産の改善につながる新たな問題点を調査してゆく。
ルーンフォークであるとはいえただ技師として働くだけでなく、マギスフィアやクズ魔晶石を調達し、機械を買い付け、あるいは作り、教材を作成し、教師たちと協力して読み書きと数学から材料力学などを各人の能力に応じて教育してゆく、まさに不休で働き続けていた。その姿に、初めは機械化に反発心を持っていた人も段々と気持ちを切り替えていったようだった。
私は少しだけ技師のことが心配だった。
嬉しいこともあった。手足を失って帰ってきた男も機械の手を借りれば生産に参加できる。自らに役割を見出した彼らの瞳は再び生気と自信に満ちてきたのだ。
さっきも言ったが技師は機械などの買い付けのため時々衛士隊の車や馬車で町へ行き半日ほど不在となることがあった。
ある日のこと、技師は高級公用車で村へ帰ってきた。公用車からは役人とアルケミスト、そして商人風の男があらわれ、見慣れた技師もそれに続いた。技師は組合長を探し、何事か話していたが、やがて五人であちこち見て回り役人と商人と賦術師に何事かを説明していたようだ。
いつの間にか私たちは機械の操作にも慣れ、やや実用に傾くきらいはあったが私たち自身、多くがマギテックになっていた。
この間にも蛮族の攻撃は続いていた。私たちの邦は難民となった冒険者や他国の兵士の手を借りながら山がちな地形を利用しつつ敵の進撃を何とか鈍らせてはいたが戦局は膠着状態であり、兵力維持のため食糧不足は深刻であった。
それでも私たちは迷わず働いた。技師は安心して前線に兵力を集中するためには村の自衛力の向上が必要である旨を説き私たちは銃の取り扱いを学んだ。
そして実際何度か前線をすり抜けてきた小さな蛮族の群れの襲撃を受け、これを撃退した。
ほかの村の中には滅ぼされたものもあったという噂も聞いた。
少数の冒険者が村を守っていたが、疲労の頂点に達したとき総攻撃を受け滅びた、と。
戦線が膠着するに及び蛮族はこうしたゲリラ戦で人族の生活圏の生産力をじわじわ削ってくる方針を併用してくるようになってきた。
普段あれだけ威張っていた冒険者たちは何をしているのだろう?普段あれだけ私たちを見下していた魔術師たちは何をしているのだろう?村にも時々やってきたあの野犬のような傭兵たちは?
ここランドール地方ではもう生活の防衛は他人任せにできることではなくなってしまった。
国民一人一人がお互いを守るために戦わなくては小さな村一つ守れないのだ。
そして数週間後。
ついに私たちは村のすべての畑でたわわに穣る麦を収穫できたのであった!
そして技師は牛より一回りも二回りも大きなトラクターを作り、どんどんと麦を運んでゆく。
不思議なことにはこれを何人かのマギテックやアルケミスト、役人や商人が見ていた。
収穫祭の席で組合長が高らかに盃を挙げて言った。
我々の生産は、ノルマを超越し、政府は我々を表彰し、買い付けのための借金はすべて政府が負担してくれる、とのことだった。
技師が来てから半年余り。それは魔法のようであったが、これはちゃんとした技術なのだ。
その席で挨拶を求められた技師は言った。人族が勝つには全国的に生産を増強する必要があること。ここで実績を示すことができたおかげで翌年は政府の協力のもと全国的に農業の機械化を推進できる運びとなったこと。そのために自分はこの村を去らなくてはならない事。協力していただけたことに感謝していること。
最後に技師は言った。人族が戦備を整えても最後は敵の軍勢を打ち砕かなくては勝利とはならない。自分はその希望こそが勇者バズであると信じており、バズと共に戦ってくれるたくさんの技術者や戦士たちを探さなくてはならない。まず自分の生活や家族のことを考えてほしいがそれでも村のため、邦のため、ひいては人族を守るために戦ってくれるものが居れば来てほしい、と。
私は考えた。
普段あれだけ威張っていた冒険者たちは何をしているのだろう?普段あれだけ私たちを見下していた魔術師たちは何をしているのだろう?村にも時々やってきたあの野犬のような傭兵たちは?
私たちの祖国を守るには私自身が動かなければ!
でも、お母さんは?
そのとき私の背中に触れるものがいた。
母だった。母は私に言った。お前はずっとあの技師の背中ばかり見ているようだったよ。国を守るために行きたいのなら私は止めない、と。どこかさみしそうな母は一層小さく見えた。
躊躇した。お母さん一人を残していくことなど・・。
気づくと組合長も私を見ていた。もし行きたいなら行っておいで。危険なことはここにいても変わらない。生産力にはもう余剰があるのでお母さんのことは私たちでちゃんと守ろう。と言った。
こうして私はブラウン・ユニオン親衛隊の制服に袖を通すことに決めたのだった。
それから一年半は非常にあわただしいものだった。コキベニの衛士学校で座学を受けつつ、私自身がマギテックの技師としてほかの村で働き、同じく親衛隊に志願した衛士将校などを上官に新しい戦闘教義による訓練を受けた。そして、技師が初めて村へやってきて二年がたったころ私は同じく男手が払底してしまったコキベニ全土から、あるいは他国からの難民としてやってきた約500人の仲間と共にブラウン・ユニオン親衛隊、女性ばかりの“親衛旗バズ”大隊の一員となったのであった。
大隊長となった技師は整列した私たちを見て行った。
自分はこれからユニオンの団長バズの下に参じなければならない。
戻ってこれるかはわからない。そこで大隊長は今日を限りに辞する。
諸君はいまは、諸君を養っている領主殿に忠誠を示し、副隊長の指揮に従ってこのコキベニを守るように、と。
しかし副隊長は技師に、あなたがお戻りになられたらいつでも指揮権は返上いたします。お待ちしております。
と伝えた。大隊員も気持ちは一つだ。中隊長の号令に、技師に対して敬礼で応える。
こうして私たちはしばしの間、コキベニの領主様直属の部隊としてこの地の防衛にあたることになったのだった。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | ガメル | 名誉点 | 成長 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャラクター作成 | 3,0001,200 |
0
|
|
|
| | ||
20200629 | 教育訓練 | 2,000
|
| 知力×2 | 器用×1
|
| | |
取得総計 | 5,000 | 0 | 3 |
収支履歴
兵隊維持コスト::23225
国民突撃銃(サーペンタインガン2)::-720
ソフトレザー::-150
通話のピアス::-20000
バレットスリンガー::-40
弾丸12発::-100
冒険者セット::-100
着替えセット::-10
下着::-3
手鏡::-50
小型ナイフ::-20
テント::-250
毛布::-40
食器セット::-12
背負い袋:-50
白紙の本::-20
羽ペン::-2
インク::-3
保存食(1週間分)::-50
救命草::-30
魔香草::-100
覚醒剤(巧みの指輪)::-500
マギスフィア(小)::-200
セーフティメット::-2000
ロングブーツ::-25