彼女は幼い頃ガキ大将だった。ナイトメアではあったが周りの子供からも人気は高かった。だがその一方で快く思ってない大人もいた。ほかの子供がけがをすれば「ブレイズのせいだ」と怒鳴られ、盗みが起きれば「ブレイズが盗んだんだろう」ということになり店には出禁になったりと些細なことではあったがブレイズの不満は日に日に積もっていった。そんなある日。大人に邪魔されないよう森の方で遊んでいると運が悪かったのか魔物に遭遇してしまったのだ。ほかの子供もいるこの状況、自分が戦わなければ。そう思い歯向かった。だが当然勝てるわけもなく、じりじりと体力が削られ危うく倒れかけるところだったが何とか逃げることが出来た。だが問題はそこからである。大人たちはブレイズが魔物をおびき寄せたと言い出した。もちろんそんなことは濡れ衣であり、他の子供たちも説得しようとは試みたが子供だからと聞く耳を持たなかった。ブレイズはもはや親以外の大人から信用されるはずもなく家に引きこもっていた。近所では「ほかの子供を危険に晒すやつ」という噂が広まり街では到底出歩けない状態だった。ここにはいられない、そう思いブレイズは故郷を出ることにした。その後どのような経緯があったのかは分からない。金がなかったのかもしれない、新しい生き方を探していたのかもしれない、名声を得て濡れ衣を取っ払いたかったのかもしれない。故郷を飛び出してしばらくした頃、ブレイズはとある建物の前に立っていた。
「私は冒険者になるわ！」

今回は偶然だったけど冒険者になったよ！初めての依頼が野菜収穫でとても新鮮だった！ところで帰ってきたときに違和感があったけど僕に何か起こったのかな....？