容姿・経歴・その他メモ

生まれ：特殊な兵士として※CHOICE
幸運→恋愛→少年期の経験
幸運：身分に関係無く立派な仕事につけた
恋愛：ゆく先々に恋人がいる
少年期：万能の存在
放浪者になった理由：平穏を求めて
信条
1.知識（知恵、魔法）→肯定
2.復讐（反逆、嫉妬）→反転（酷い嫉妬に晒される側的な意味で）
矜持：恩義を忘れず、借りは必ず返す

幼い頃は人族に似たその容姿を活かそうと考えた同族から、訓練を受けさせられた。
生まれ持った才能は穢れを宿さぬウィークリングの中では優れており、様々な分野において平均以上の結果を出すことができていた。とりわけ斥候として優れていた事から、人族領域へ侵入する役割を与えられることとなった。

そして10歳になった頃、人族の集落に侵入し、守りの剣を破壊する任務を与えられる。
結果から言えばそれは失敗した。その企みは冒険者に察知され、完膚無きまでに叩き伏せられた。
しかし殺されることは無かった。自身を打ち倒した冒険者はどういうことかその身を引き取ったのだ。
「根性のある奴だ。気に入った。まだまだ子供なんだからいくらでもやり直せるだろう。才能もありそうだし、冒険者として鍛えてやろう」

それから彼の人生は大きく変わることとなる。冒険者としての技能を叩き込まれるだけでなく、興味があるならと様々な技術を学ぶ機会を与えられた。
自分を助けてくれた冒険者に連れられて、かなり遠くまで旅をしたこともある。
ともあれ彼は真っすぐに育つ。受けた恩に報いることができるよう、立派な人物になろうと、ウィークリングとしては類まれなほど真っ当な人物となっていく。

しかし運命というのは奇妙な物だ。誰にでも親切で慈悲深く、小さな借りであっても律儀に返す。そんな善性のおかげで彼は苦労することになる。
行く先々で困っている人を助けるのだが、何故かそのほとんどが女性なのだ。種族的に容姿に優れていることもあってか、助けられた女性たちは次々に彼に惚れていく。
そしてその女性たちからは、深い仲になりたいということを伝えられるのだが、それも何故か迂遠な表現なのだ。彼はその言葉を深く考えず受けていくことで、活動圏内のあらゆるところに彼の恋人と名乗る女性ができていく。

蛮族語でゴミを意味する『ガズ』と名付けられた彼だったが、やがて人族社会でも女癖の悪い『ゴミ野郎』と呼ばれるようになっていった。そして浮名が通る事で、女性たちにもついにバレた。
「あなた何股かけてるの！？もちろん本命は私よね？」
大勢の女性に詰問される。本人としては訳のわからないまま、ついには刺される事になった。

なんとか一命はとりとめたものの、それは彼のトラウマとなった。
「逃げなければ死ぬ！」
そう強く感じた彼は、冒険者であることを止め、放浪者として各地を旅して回ることとなった。

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