容姿・経歴・その他メモ

外見・肉体的特徴

　やや童顔かつ、同種族と比しても少々小柄（比較的年若いという事情もあるが、それを考慮しても）。ただし、かなりの筋肉質。バストもヒップも、意外とサイズが大きい方。
　肌はアジア人系の色で、身体には少し傷跡がある。瞳や髪の毛は、ドワーフ系のマゼンタ色。髪型は基本的にボブカット。角はやや黄色・あるいは金色がかったもの。これは、元々は真っ黒で、常に短く切り落とした状態を保っていたのだが、社会的地位の獲得に伴って堂々と生やすようになった際に変色してしまったためらしい。
　あまり表情を崩さないが、戦闘中にはかなり威勢が良い獰猛な顔を見せる。
　衣服としては年齢相応の少女らしいものを好み、あまり肌を見せたがらない。眼鏡も好むが、視力に問題はないので伊達である。赤系の色が好き。

口調・外見的な立ち居振る舞い

口調

　基本的に、落ち着いた・淡々とした敬語調。やや理屈っぽいが、ジョークを解さないわけではない。ただし、戦闘などではかなり威勢の良い口調になり、乱暴な言葉遣いも出るようになる。
　本人は否定するが割とソレイユの文化に染まっており、熱が入ると喋りながら身体を動かしだす。
　一人称は「私」、二人称は「あなた」が多い。TPOに合わせることはできる方。
　クールで抑圧的・沈んだ印象を与える声だが、気合を入れるとかなり恐ろし気な声も出せる。

外見的な立ち居振る舞い

　合理的・理性的思考を重視する性格。しかしその一方で、肉体的戦闘力の鍛錬も怠らない。総合的に言って真面目でストイックであり、それを他者にも要求する傾向がある。
　自身が蛮族ミノタウロスの血筋であることには誇りと劣等感の両方を持っており、剛力を誇るときと知性の低さを自虐するときの両方にそれを持ち出してくる（ただし、それが許されている場所に限る）。また、基本的には落ち着いた口調なのだが、ソレイユに育てられたためなのか無意識にかなり激しく「ろくろを回す」くせがある。
　全体的な価値観としては、
　・社会のルールに対しては「理解を示し、かなり重視する。悪法も法という傾向が強い」
　・罪人に対しては、「社会的規範に基づき処断する。そこに個々の事情は関係しない」
　・友好的と思われる蛮族に対しては「すでに社会的地位を得ているのなら差別はしない。そうでない場合、油断はしないものの即座に殺そうとはしない。ただし信用を得る手順を踏まないでずけずけと踏み込んでくるなら相応の対処をする。それらとは別に、個人的な同情心は強い」
　・目の前で苦しんでいる相手を大局のために見捨てることは、「できる。ただし、良心が痛まないわけではない」
　といった傾向である。
　普段は鍛錬をしていることが多い。現在は社会的地位を得ているとはいえ自らの外見が異様であることは自覚があり、角を切り落としてまで隠そうとはしないもののある程度は人目を避けたり行ったことのないところに行こうとするのを避けようとする傾向がある。また、自分の身元証明の品は肌身離さず携行している。

経歴

　とある地方の辺鄙な田舎、ソレイユの集落近くにおいて、蛮族ミノタウロスの上位種、そしてそれにおけるミノタウロスキャスターにあたる存在の子として産まれたウィークリングである。母は自らを産み落として死に、そして父にはウィークリングであると認知されて「役立つかもしれない」と判断されたのだろう、比較的愛情深く育てられる。そして、迷宮の建築を主導するための技能を仕込まれた。

　父は、蛮族でありながらキルヒアの神官であった。とはいえ蛮族らしく曲解され、戦うため・奪うための知識を得ることばかりが重視されていた……のだが、弱い娘を育てるため脆弱な存在（つまり、人族）の育て方を学んだことが影響したのだろうか、だんだんと人族におけるキルヒア信仰に近い価値観へと変化していく。汎用蛮族語の他に、ミノタウロス語ではなく交易共通語を教え、外敵から体を張って娘を守り、いつか人族としても蛮族としても生きられるよう戦闘技術と知識の両方を教え込み、人族ではなく野生動物を狩って食すようになり、そして――13歳になった頃、近隣のソレイユに迷宮が襲撃された時、父は娘を彼らに明け渡した。

　ソレイユたちには差別されずに歓迎され、文化も教わり、ソレイユたちの刺青も入れられたのだが、愛情は感じながらもなかなか馴染めずにいた。ソレイユたちの性格の欠点がもろに出る形で彼女は疎外感を深めていったのだが、そんな彼女を（ソレイユの集落でありながら存在した）キルヒア神殿の大司祭が救い上げる。そしてそこで「冒険者」という生き方について造詣を深め、独り立ちして生きていくに十分な知識と力をつけ、彼女の身元を証明する紹介状も賜り、最後に角を切り落とされて、集落を出ることとなった。

　なお、角は骨質であるために時間が経つと伸びてくる（回復魔法によっても促進される）。そのため定期的にこの神殿に戻って切り落としてもらう必要があったのだが、彼女がある程度の冒険者ランクを得たことにより殊更に種族を隠すことが不要になったため今は堂々と伸ばしている。しかしそれでも、紹介状含む身元証明は常に携帯し続けている。自身の血筋を忘れたわけではないのだ。

余談

食の好き嫌い・傾向

　かなりの健啖家で、肉がとにかく好物。マナーはきちんと守れるのだが、食欲に駆られてついうっかり忘れることも多い。
　大好物はソレイユの肉なのだが、これはもう食べる機会はないと諦めて胸の奥にしまい込んでいる秘密である。

性関係の嗜好・好き嫌い

　セックス・ジェンダー共に女性。恋愛にあまり興味はないが、ミノタウロスとして繁殖の方法は仕込まれておりかなり上手い（はずである）。
　強いて好みを言うなら「賢くてクールで、やたらとマッチョなポーズをしたりしない人」であるらしいが、血筋がミノタウロスである故に子供を作る気は一切ない。

セッション履歴

収支履歴