“光陰の夜叉”ジェーン
(第二の剣/小神:山奥の小村)聖印と神像
聖印と神像は現存せず、神の模倣として選ばれた者を神の偶像として信仰します。
神格と教義
“光陰の夜叉”の異名を持つ、本来の名前が失伝してしまった神格です。
とあるレプラカーンの集落でのみ信仰される神で、大半の教義や伝説が失われているため存在その物が不確かです。
伝わっていることは狩猟を司っていたこと、女神であること、神の姿を模倣しその存在を神像として崇める儀式をすること、その程度です。
“光陰の夜叉”を崇める者たちは、年若い少女を女神の御姿として、姿形を女神の模倣存在とすることで信仰の対象としているようです。
逆説的に、その教義信仰は女神の信仰そのものを途切れさせないことそのものとなっており、本来の教義の性格を超えて現状維持を優先する傾向があります。
格言
「孤独を畏れよ。つれ合いと協力せよ」
「大きな個よりも小さな多、両方あるならより良い」
「朋友を信じてこそ道は開かれる」
格言の備考
現在は「村八分をされる事を避け」、「御姿という『小さな多』を保ち」、「教義を疑わない事」と説かれています。
本来の神格
“光陰の夜叉”は、本来双子の女神からなる存在です。共にグルヴァゾに召し上げられた、第二の剣に列する存在ですが、明確にどちらかの陣営に属することはなく、狩猟を生業とする者や民族に2人以上での狩りをするための知恵を授けることでささやかながらも信仰を保っていました。人族、蛮族に関わらず。
そのため本来の教義は、一方的なものではなく、双方向の信頼を説く物でした。
しかし〈大破局〉の頃、人族の穢れに対する心情の悪化によって風説が流布します。『二剣信仰の』『蛮族と内通している』『レプラカーン主体の隠れた集落』という切り取られた側面によって、信者達は迫害に晒されました。
姉はその状況を看過出来ず、自身を贄とすることでそれ以上の妹と信者への迫害を止める契約をしました。
結果迫害は収まりましたが、それまでの迫害の経験と、姉を失ったことによる神格のバランス崩壊により、妹の神格は歪曲。姉の姿を模した物を作り、姉の存在を永遠の物にしようとしました。
その極点こそが、少女を神……即ち“光陰の夜叉”の片割れたる姉の御姿を作り信仰の対象とすることだったのです。
特殊神聖魔法
- 2
- ≫【イーグルアイ】
- 消費
- MP2
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 命中力判定+1
- 効果
魔動機術Lv1【ターゲットサイト】相当
- 4
- ≫【エフェクトアロー】
- 消費
- MP1
- 対象
- 矢/太矢
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 概要
- 〈矢〉〈太矢〉に属性を持たせる
- 効果
魔動機術Lv3【エフェクト・バレット】相当
- 7
- 【シュートアロー】
- 消費
- MP6
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 2(30m)/
射撃
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- 必中
- 概要
- 効果
風妖精魔法Lv7【シュートアロー】と同じ
- 10
- 【アポートアロー】
- 消費
- MP2~
- 対象
- 1エリア(半径6m)/
すべて
- 射程/
形状 - 2(50m)/
起点指定
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- なし
- 概要
- 自身が射った〈矢〉〈太矢〉を回収する
- 効果
自身が射った〈矢〉〈太矢〉の内、再使用可能なものを回収します。
この魔法の行使に必要なMPは、「回収する〈矢〉〈太矢〉の数×2」となります。
《魔法制御》を適用しない限り、任意の〈矢〉〈太矢〉を除外する事はできず、再使用可能なすべての〈矢〉〈太矢〉を回収してしまいます。
- 13
- ≫【ワイドボレー】
- 消費
- MP2
- 対象
- 矢/太矢5本
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 概要
- 矢を束ねて矢の雨を降らす
- 効果
5本の〈矢〉もしくは〈太矢〉を束ね、「対象:1エリア(半径3m)/5」に、使用した〈矢〉〈太矢〉を降らせて一度に複数体に物理ダメージを与えるものにします。ただし、「用法:2H」の〈ボウ〉〈クロスボウ〉でなければ、これを発射できません。また、束ねる〈矢〉〈太矢〉はすべて同一のものでなくてはなりません。
この魔法は例外的に《魔法拡大/範囲》によって範囲と対象を拡大できます。その場合、一度に射つ〈矢〉〈太矢〉の消費数も増加させなくてはなりません。