容姿・経歴・その他メモ

「当面の目標は？」と聞かれたら「食費を得る」と答える自称「腹ペコなルーンフォーク」。
周囲に食費食費食費と言いふらし、さらに「お洒落」と称してターバンを着けているせいで、
ルーンフォークと忘れられていることもある。
ターバンで隠れている顔の一部と片目がルーンフォークらしい硬質素材で出来ている。
また服を脱げば、右肩と右胸が硬質素材だ。
勤勉な一面があり冒険者ギルドの宿や教会などで書物を借りては読み耽っている。

昔は小さな町の町長の邸に仕えていた。さらに、邸のジェネレーター生まれである。
邸で生まれて、町長であり邸の主から勉学を教えられる。
町長は元冒険賢者であり、その過程で「この世界に幾つもある言語の世界」を知る。
町長は「冒険者としては、魔神と対峙し魔神を倒す武勇伝を得たかった。」と語り、
その夢に自身も憧れて、町長から魔神語を学ぶ。
十数年経った頃は、邸のお嬢様やお坊ちゃまに勉強を教えていた家庭教師（召使い）をしていた。

故に教養と知識がある。しかし、召使い時代の面影は書物を読んでいる時ぐらいにしか見られない。
それらは意図して行っている。腹ペコなルーンフォークを自称しているのも、その一環だ。

そうする理由は「町長殺し・ジェネレーター破壊を目的として邸への放火の疑惑」がある為である。
もちろん、濡れ衣で世間的にも「疑惑」だけであり「証拠」は未だ見つかっていない。
ゆえに（故郷には居られないが）自由に暮らせている。

しかし、自分はその犯人を知っている。
目の前で主であった町長を殺害し、邸のジェネレーターを破壊した人物を。
その人物は『自分と瓜二つの姿をした人物』である。
犯行のすべてを押し付けた、濡れ衣を着せたのは奴だと確信している。

予兆は事件が起こる三週間前から有り、
「さっき廊下ですれ違ったと言うが、そこに居たはずはなかった」、
「町の外れで見かけたそうだが、その場所に行った覚えがない」、
「少し前に会話をしていたと言われたが、会話をした記憶はない」など……。
『もう一人の自分が居るとしか思えない事態』が起こっていた。そんな矢先、事件は起こった。

事件当日、邸の鎮火作業を手伝いながら、お嬢様やお坊ちゃまを救出している姿が目撃されている一方で、
そのお嬢様とお坊ちゃまから「ジェネレーターを爆破した後、邸に火を放った」と証言。
別の召使いが、猛火で誰も近づけないでいた町長の部屋の奥で、
「両手をあげていた町長を正面から射殺した姿を目撃した」と証言。

それらが原因で投獄されるが、牢屋の外に『いつもの召使い姿をし嘲笑の目を向ける自分』を目撃。
そこで「間違いなくもう一人の自分が居る」と確信した。”もう一人の自分”はそのまま闇に消え、以降姿を見ていない。

町を出て、冒険者として経験を積み旅を続けていれば、いずれ事件の真相に気がつけるのではないかと考えている。
自分のような者でも受け入れる冒険者ギルドの考えに感心し、ハドルカに興味を寄せている。

名前の「ファザード」は町長の邸のジェネレーターから誕生したルーンフォーク全員に付けられる名前で、
「ルルン」は町長が命名した名前、「ドル」は自分で付けた名前になる。
日頃は事件の影響もあり「ファザード」を名乗ることはない。


◇【経験】
「濡衣を着せられたことがある」
「自分にそっくりな人物を知っている」
「投獄されたことがある」

◇【冒険に出た理由】
「失われた場所を取り戻すため。」

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