相手の行動に反応して魔法を行使し、その因果を逆転させて自らの反撃を「先」に書き換える術式。…………要は魔法を使用した《カウンター》である。
行使する魔法を1つ選択し、この秘伝を宣言した直後の魔法行使判定はどのようなことがあっても『成功した』ものとして扱い（行使判定を行わず自動成功したものとして扱う）、その魔法の射程内に存在するキャラクターから攻撃を受けた場合、その一回の判定に対して再度魔法行使判定を行い、達成値の比べ合いを行う。その時に魔法行使判定を行う側が能動側となり、先に攻撃をを試みた方が受動側となる。
能動側が有利な結果となった場合、威力表を参照する際に最初の出目は「12」として扱うものとし、2廻り目は通常の処理を行う。
受動側が有利な結果となった場合、能動側の魔法はどのようなものであっても「抵抗：消滅」として扱い、威力表を参照する際の最初の出目や打撃点決定を行う2dの出目は「12」として扱うものとし、これによりクリティカルが発生した場合、2廻り目は通常の処理を行う。
達成値の比べ合いを行う際のMPの消費は行使する魔法のMPの2倍となる。

術式詠唱を簡略・最適化し「確実に」当てるための術式。
この秘伝を宣言した直後の魔法行使判定はどのようなことがあっても『確実に成功した』ものとして扱い（行使判定を行わず自動成功したものとして扱う）、受動側が自動成功したとしても、それらを無視して「抵抗：必中」の効果として相手に与える。
リスクとして、次の手番終了までこの秘伝を宣言して行使した魔法を行使することが出来ず、魔力に-2のペナルティ修正が発生します。