ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【オルクス八卦六道神門】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【オルクス八卦六道神門】

(ウルシラ地方)
入門条件
名誉点50

 知る人ぞ知る……者さえ居ない、誰にも知られていない隠匿された流派。それが、【オルクス八卦六道神門】と名付けられた流派です。伝承者は当然、継承者さえもその存在が明るみに出ておらず、この流派の存在を知る者は居ないと言っても過言ではないでしょう。
 【オルクス八卦六道神門】は、その起源を地方のマイナーな武術に置いており、数百年前に流派の名前にもなっているオルクスが編み出したとされています。呼吸と歩法を中心とした、体内で力を流動させることによって局所的な破壊力を極めた武術であり、それは一種の殺人術と呼べます。しかし、戦場で敵を殺すためだけに生み出されたような物騒な流派でありながらも、無駄を究極にまで削り取ったその姿は、芸術とも呼べるもので、美しさすら感じさせる程に洗練されています。
 流派の名称である八卦とは、この流派において、オルクスがその生涯で見つけた八つの理に由来しています。オルクスはその内六つを死出の道、残り二つを生者の門と定め、始まりの門から終わりの門へ、六つの道を歩んだ先で神域へ至る、と説いています。これが、オルクスが考える神の領域へと人が自ら至るための修練である、と数少ない継承者に伝えられ、流派の名称となっています。
 この流派はそもそもオルクス自身が自らの武を極め、己を高めるために生み出したものです。オルクス自身が広めようとはしておらず、修行の途上に気まぐれから取った僅かな弟子にのみ、オルクスが自ら教えたものとなっています。弟子たちもまた己を高めるためにこの流派を習い、オルクス同様広めようとはせず、細々とだけ伝えられてきました。このために、現在では大陸を見渡しても片手で足りる程度しか、この流派を知る者はいません。

流派装備

 この流派には専用の装備は存在しません。

秘伝

《◯表道・伏虎連撃》

必要名誉点
20
タイプ
常時型
前提
《武器習熟A/格闘》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
追加攻撃時
リスク
なし
概要
追加攻撃のダメージを強化
効果

 《追加攻撃》で行う近接攻撃の物理ダメージを「+1」します。
 秘伝習得者の装備している武器のランクが、習得している《武器習熟》のランクよりも1ランク低いごとに、さらにダメージを追加で「+2」します。

《▶表道・餓狼発勁》

必要名誉点
20
タイプ
主動作型
前提
《鎧貫き》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
特殊
リスク
なし
概要
一撃に込める強力な鎧貫き。
効果

 内部へ浸透、炸裂する気を込めた一撃を放つ攻撃を行います。
 主動作で近接攻撃を1回行い、この攻撃が命中した場合、ダメージ決定は対象の防護点、及びダメージ軽減効果を全て半減した上で、合算ダメージを2倍にして算出します。
 秘伝習得者が《鎧貫きⅡ》を習得している場合、ダメージ決定でクリティカルが発生した場合、対象の防護点、及びダメージ軽減効果を全て、半減ではなく「0」として算出します。
 この秘伝を使用した近接攻撃では、追加攻撃は発生しません。

《☑表道・天鎖博掌》

必要名誉点
20
タイプ
独自宣言型
前提
なし
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
特殊
概要
秘伝の効果を適用する攻撃以外にペナルティ。適用する攻撃にボーナス。
効果

 自身に枷をかける技法で、開放時の一撃を強化します。
 この秘伝は例外的に1回分の宣言枠で2回宣言することができます。まず、この秘伝を宣言した後の攻撃は、全て命中力判定に「-2」のペナルティ修正を受けます。その後、任意のタイミングで近接攻撃を行う直前にもう一度この秘伝を宣言すると、その攻撃はこの秘伝による命中力判定にペナルティを受けた攻撃を行った回数だけ、命中力判定に「+2」のボーナス修正を受け、与えるダメージを「+2」します。

《◯裏道・修羅身弾》

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
《跳び蹴り》《◯表道・伏虎連撃》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
特殊
リスク
なし
概要
震脚を応用した歩法による突進攻撃。
効果

 震脚を用いて爆発的な推進力を得ます。
 秘伝習得者は、移動を行っていない状態、及び10mに満たない移動でも《跳び蹴り》を行うことができます。
 秘伝習得者が《影走り》を習得している場合、《跳び蹴り》が「抵抗:必中」として扱われます。

《▶裏道・獄葬連脚》

必要名誉点
30
タイプ
主動作型
前提
《両手利き》《▶表道・餓狼発勁》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
特殊
リスク
なし
概要
〈キック〉による2回攻撃。
効果

 〈キック〉またはそれを強化する武器で、同じ対象に2回近接攻撃を行います。《両手利き》によって左右の手で2回の近接攻撃を行った時と同様のペナルティを受けますが、《二刀流》によってこのペナルティを無効化することもできます。
 この秘伝を使用した2回の攻撃の後、追加攻撃を行えます。

《☑裏道・人柱崩撃》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《インファイト》《表道・天鎖博掌》
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
自身の防護点を0にする
概要
対人型に特化した接近戦を行う。
効果

 この秘伝は、攻撃する対象が人型である場合のみ宣言できます。
 《インファイトⅠ》の条件を満たし、その効果を得た上で、自身の防護点の半分(端数切り上げ)を追加ダメージに上乗せしてダメージを決定します。
 対象が人型であるかどうかは、GMが決定します。
 秘伝習得者が《インファイトⅡ》を習得しているならば、その効果を得た上で自身の防護点を全て追加ダメージに上乗せしてダメージを決定します。

《☑表門・金剛八式"衝錘"》

必要名誉点
50
タイプ
独自宣言型
前提
《表道》3種
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
《▶表道・餓狼発勁》
リスク
回避力-2
概要
極めて強力な発勁を繰り出す、表道の秘伝奥義。
効果

 この秘伝奥義は《▶表道・餓狼発勁》にのみ宣言できます。
 《▶表道・餓狼発勁》で行うダメージ決定において、合算ダメージを2倍ではなく3倍に変更します。
 この効果を適用した次のラウンドは、この効果を使用できません。

《◯裏門・化勁"纏"》

必要名誉点
50
タイプ
常時型
前提
《裏道》3種
限定条件
〈格闘〉
使用
グラップラー技能
適用
1回の回避力または生命・精神抵抗力判定
リスク
〈カウンター〉と同じ+自身へ確定ダメージ5点
概要
遠隔攻撃や一部の魔法にも有効なカウンター。裏道の秘伝奥義。
効果

 この秘伝奥義は、自身が遠隔攻撃、または「対象:1体」かつ「形状:射撃」の、ダメージを与える魔法や能力の対象となり、回避力判定、または生命・精神抵抗力判定を要求された時、使用できます。
 通常の《カウンター》と同様の処理を、上記条件に当てはまる攻撃に対しても行えるようになります。この特殊なカウンターは、通常の《カウンター》とは別枠として扱います。ただし、10秒(1ラウンド)に1回の制限は通常の《カウンター》同様に存在します。

製作者:ぬいぬい