容姿・経歴・その他メモ

【経歴表】
A-3-2　一定期間の記憶がない
C-3-2　大好きな食べ物がある（あった）
A-4-3　忘れられない恐怖を体験したことがある

【冒険に出た理由】
4-6　家族をすべて失ったので

【設定】
　どこかの沿岸部にあるタンノズの集落にて生まれたウィークリング。名前すらなく｜虫けら《テレ》と呼ばれ、幼少期からろくな食事も与えられなかったが、基本いつも押し込められていた倉庫の壁に付着したフジツボを甲殻の腕で割って食べ、ギリギリのところで死なずに生き延びた。成長してからは、集落周辺の詳細な地図作成、集落の者たちがやりたがらない高所での危険な作業などを行い、それらを成果としてとにかく弁舌で自分の価値を示し、暴力に晒されながらも生き延び続ける。
　転機は突然やってきた。ある日、地図のために出かけた先で｜奈落の魔域《シャロウアビス》に飲み込まれた。それはごく小規模なものだったはずだが、何かとても恐ろしいことがあったのは確かだ。具体的なことはわからない。何か忘れられない恐怖体験をした、という印象だけが残り、記憶がないからだ。気が付けば右腕の甲殻で｜奈落の核《アビスコア》を破壊しており、そしていつの間にやら“導きの星神”ハルーラの啓示を受けていて、｜闇狩《ダークハンター》の力という物に目覚めていた。（具体的にこれが何かというのを知ったのは冒険者ギルドで教わってからだ。）
　混乱しつつ集落に戻ると、なんと集落は全滅していた。これも理由はよくわからない。激しい戦闘の跡があり、とにかくみんな死んでいた。ショックはあったが、それ以上に解放されたような清々しい気分だった。
　その後、ハルーラの導きに従い人族の街へ赴き、色々あって冒険者となった。名もそのままテレと名乗る。意味はわかっているが、長年呼ばれ続けた響きだ。親しみがないわけではない。

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