異種族を怖がっている(いた)

大体の他者に対して腰が引けているが、エルフに対しては特に顕著

近所では一番の物知りだった

主にサバイバル方面での知識。ゴミ漁りに良い場所だとか、隠れる場所の目安だとか

大ゲンカしたことがある

昔は仲の良い友達がいたとか

生まれも育ちも霧の街生まれの少女。少し前に成人を迎えた。
世間一般で言う『常識』の通用しないこの街の中でずっと暮らしてきた為、価値観や倫理観が一般的なそれと少しズレている。

彼女がもう少し歳若い時、歳の近く勇気のある友人がこの街から脱走する為の計画を企てていたことがあった。当時から臆病だった彼女は「万が一見つかったらどうなるかわからない」とそれに猛反対し、結果、その友人とは喧嘩別れになる形で同志何人かとその計画を実行―――そして帰らぬ人となった。
浮民の中から脱走犯が出たという余波を受け、住処にしていた小さな集落を告発・焼き討ちされ、どうにか逃げおおせたものの、心身共に大きな傷を負うことに。以降、トラウマめいたものかエルフを見ると過剰に萎縮してしまう悪癖が残っている。
顔の火傷もその時できたもので、誰かと行動を共にする際は(無意識下に)右側に立つようにしているらしい。隠すには大きい火傷の痕を少しでも見られたくないが為か。

"長いものには巻かれろ"という精神が根付いているのか、他人と衝突することを嫌う事なかれ主義。
長い間この街で暮らしてきた経験則として、まだ食べられそうなゴミや使えそうなもの(再利用できそうな何か)の見分け方や、裏路地が何処に繋がっているか、辺りを警戒しながら休む方法などの生きる上での知恵がそれなりに豊富であり、一部の浮民の中ではある意味で「物知り」として名が知れている。

ナハト／うみずさん
ウィルテール／よしのんさん
スプラウト／UGEさん