容姿・経歴・その他メモ

テラスティア大陸の中央部、湾岸の北側に位置する国家<クビエルタ>の田舎町、ポルタータの北部に一人で住んでいる。
両親と共に過ごした記憶はないが、兄と過ごしていた記憶は微かにある。もう声も姿もはっきりと思い出せないが、兄は何かを目的に旅立っていったのだ。まあ、生きていればいつか会える。どうせ自分の寿命は500年くらいあるのだから。

町の名産のリンゴが好物。ぶどうから作ったワインも好物で、常に部屋にストックがある。
名産の葡萄とリンゴを使ったおいしいパイを出してくれるからという理由で、冒険者の店「木陰の陽光店」に足しげく通っている。
それなりに着飾ったエルフの少女がいつも一人でやってくるため結構な頻度で声をかけられて一緒に呑んだり騒いだりしている。たまに怒られる。
自分の過去の記憶をほとんど思い出せないことをほんの少しだけ気にしていたが、木陰の陽光店でたまたま出会った冒険者から「ニールダ」の教えを聞く。
酔いが覚めて、ベッドの中で教えを自問し、自らの過去も、纏い覆い隠されたものであるならば、と独自に信仰を始める。
それは意外にも難しいことではなかった。
弱きに身を寄せ、慈しみ、育てること。
偽りの思いを口に出されても、本当に抱えている心の傷に触れて癒すこと。
見捨てていい命など一つもないこと。
そんなことは彼女が生きてきた中で自然に行っていたことである。忘れてしまった過去の自分がそうでなかったかもしれなくとも、今の自分が真実なのだ。
彼女は今日も、大好きなリンゴを食べて、わいわいぎゃんぎゃんワインを愉しみ、何故だか忘れてしまったが、とても大切な人形と共に眠る。
そんな幸せな日々を送っているのだ。


‣記憶を奪われた
‣早着替え
‣ポルタータ出身

サーシャ(英語)
グレス=灰色(スペイン語)
L=ロック=錠(英語)
グラディオソ=おかしな(ピエロ)(スペイン語)

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