履歴
初めまして、自己紹介だったよね?
ボクはシェリナ、ル=ロウドを信仰しているハイマンだよ。
「絶対」、君はこの言葉を聞いてどう思うかい?ボクは最悪な気分だね。まぁ絶対って言葉が嫌いだからこんな人生を歩んできたんだろうけど...そうだね、少しボクの過去の話でもしようか
まずハイマンは生命力が弱い種族ってのは知ってるかい?まぁ簡単にいうと虚弱体質って事だね、厳密に言うと違うのかな?まぁいいや
とにかく昔のボクは生命力の弱い(生命力B1)自分が嫌いだった、そこからかな?熱心に研究を続けたのは。
「ハイマンだからなんだ、ボクは長命になる方法を見つけてみせる!」って思って研究したのは「薬草」だね。
思い返すと面白い日々だったなぁ...朝はお祈りを適当にやって、昼と夜は大量にある薬草の研究。同じ薬草が複数あったらそれらを食べて作用副作用をまとめ、1つしかない薬草は栽培方法を考えて...とにかく充実した日々だったよ、気絶した事はあったかもしれないけど当時のボクはそんなのどうでもよかった。
そして研究を初めて何年か過ぎると...ボクの所に一人の冒険者が来たね、それも口に出す事のできないような酷い状態で。この時だったかな、「誰かを助けよう」なんて思ったの。
その時は確か「麻酔草」を使ったね。一時的に全身の痛覚を遮断するから文字通り「毒にも薬にもなる」薬草だよ(フレーバーで生やした薬草です)
そうしてボクは一時的に痛さを無くしたあとに回復をし、対価としてその冒険者から冒険談を聞いていたかな。あの時のボクは話し相手がいるだけでも十分嬉しかったのだよ
そしてボクは知るんだ、「冒険者」って存在を。
ボクが研究した薬草の知識を存分に使え、仲間と一緒にお金を稼ぎ、何が起こるかわからないという波乱万丈な冒険の世界を教えてくれた。その時のボクは冒険者というのがロマン溢れた物に感じた
3日後。完全回復した冒険者はボクの所を去った。ボクはその背中がかっこよく、そして大きく見えた
しばらくしてボクも冒険者になる為に旅にでる、そして今に至る...って所かな
偶然って面白いよね。何が起きるかわからない、だからこそ面白いと思うんだ。
もしあの時あの冒険者に出会ってなかったらボクは一生研究を続けてただろうね...でも偶然その冒険者と出会って偶然その冒険者の話を聞いた。
今ボクがこうしてここにいるのは自由の神の力なのかな、まぁ今後ともよろしく頼むよ。