トワの本名。
日本のとある地方で普通の高校生として生きていた。
父子家庭、父ひとり子ひとりの二人で楽しく暮らしていた。
そんなある日、朝目覚めると父親が消えていた。
失踪でなく、消失だった。
近所の人にも、父の同僚にも、古くからの友人でさえ、父の存在を知らないという。
そして、時が経つにつれてみんなの中から自分の存在すら消えていっている事に気付く。
"知り合い"がひとり、またひとりと"他人"へと変わっていく恐怖の中で、頭の中に声が響いた。
王を名乗るその声はトワの身に起きていることを語る。
── とある世界が滅ぼされ消失した事。
── その余波でトワの世界の現実が一部揺らいでしまった事。
── 揺らぎの中で父親の歴史が書き換わり消失した事。
── 揺らぎが収まるにつれて世界が整合をとろうとしてる事。
── このままではトワという存在も整合をとる中で消えてしまう事。
『力なき哀れなる者よ。そなたに選択肢を与えよう』
王は語る。このような悲劇は初めてではない。数多の世界で起きていると。
世界という理(ことわり)を外れ消失を待つトワなら、自分と契約しその悲劇を止める存在になれる事を。
その言葉を聞いたトワは、自分と同じような悲劇をもう起こしたくないと
　──『理外存在(マスカレイド)』となった。

世界という理(ことわり)を外れ、王の力を受け入れる事ができる存在。
王たちの目的は多次元世界の安寧であり、それを脅かす存在の排除である。
しかし王たちの力はひとつの世界に留まるには大きすぎ、安易には手出しができなかった。
そこで理(ことわり)を外れ、極小の世界となった存在へ自身の力を与え、
仮面を被った者(マスカレイド)を通すことで世界への介入を行う事にした。

『理外存在(マスカレイド)』となった者はすでにどの世界にも居場所はなく、
死ぬと王たちの力から解放され、存在そのものが消失することで終わりを迎える事が出来る。

トワと契約する王の名。
『理外存在(マスカレイド)』と契約する王は複数存在し、個々に異なる特性を持つ。
『蒼焔の黒兎(ナイトメア・ブルー)』と契約するトワはその身に蒼焔を纏う事で常人では出しえない力と頑丈さを発揮することができる。
ただしその炎の源はトワの中の極小の世界であり、燃やし尽くしてしまうと消失する危険もはらんでいる。

概要

ラクシアとはまた別の世界より召喚、或いは迷い込みによってこの世界にやってきた人間たちを異世界人と呼ぶ。
記録上、異世界人は他の種族とは異なり、剣の加護を持たない。
さらに加えて、すべての生命に宿るマナとの親和性を持たぬために、"魔法的なもの"をうまく使うことができないとされる。
実はこのラクシアにおいて魔動機文明における爆発的な技術躍進は他の次元より現れた漂流者が齎したパラダイムシフトと提唱される説が最近有力視され出している。
かの時代にいたと言うか異世界人はほぼ人族でいう人間と変わりない
　……わけではなく、どう言う理屈かは不明量だがラクシアの人間よりも脆く弱いと言われる。
しかし、その反面。連携を重んじて行動するために支援能力がかなり高い。
ただ、人間、エルフとドレイクの嫁を持っていたと言われる異世界人の記録が残っているが、
その者が残した記録というものはにわかには信じがたいものばかりであったとか。

種族

異世界人（蛮族、人族のどちらにも扱われない）

初期習得言語

なし。しかしすべての言語を話すことができる（読文は不可能）

選択不可能技能

魔法技能及びミスティック、ウォーリーダー、アーティザン、アリストラクシー

穢れ

0点

"種族特徴"

生まれ

《異世界転生者》
ラクシアに異世界転生して来たガチなろう系のPC。
《連携の指揮》もしくは《可能性の萌芽》を失う代わりに《種族特徴:ユニークスキル》を取得できる。
《ユニークスキル》はGMと相談して作成する手間があるが、そのキャラの「個性」として作り出す。

連携の指揮

可能性の萌芽

別世界からラクシアにやってきた彼らは好奇心が強く、また生き汚いとも呼べるほどに知識を求める。
常に「器用度、知力ボーナス」を用いる判定に「+1」のボーナス修正を得る。
加えて、生まれに応じてその能力の一部が変わる。

武芸者

戦闘技能を扱う時のみ。その全ての与える物理ダメージに「+2」のボーナス修正を得る。

種族特徴強化

Lv6

連携の指揮が強化される。

Lv11

可能性の萌芽が強化される。
常に「器用度、知力ボーナス」を用いる判定に「+2（累計+3）」のボーナス修正を得る。