線の細い、ハッキリ言えば「頼りない」少年。
基本的に物腰柔らかで押しが弱い。流されやすく、絆されやすい、いわゆる『人の良い』性格。
争いを好まず、誰かが傷付くことを極端に厭う。時には自殺志願者としか思えないような行動に出ることも。
（……同じように『誰かが傷付くのが嫌い』な人間に上原燈哉がいるが、あちらはどちらかと言えば義憤に近く、真刀のものは半ば強迫観念にも等しい。衛宮士郎よりはマシ、程度）

転校の経緯

EXランク

『レネゲイドを吸収し、増幅する』、レネゲイド反応炉とでも呼ぶべき体質の持ち主。
当人にその自覚はないが、戦闘時に気が昂るとその片鱗を発揮する。
ただし、身体にかかる負荷が大きいのか、本気で励起させると倒れてしまう。
そしてやはり真刀は知らないが、この体質を抑えるためにカギロイから薬を渡されている。1日1回、朝に服用。「スペリオルミックス」のことだね、わかるとも。

源紫刀

〝学園〟に向かう直前、保護者であったカギロイから餞別にと渡されたもの。
真刀本人は気付いていないが、「レネゲイドを活性化させ、増幅する」という彼の体質を抑え込み、増幅されたレネゲイドを吸収する機能を持っている。
戦闘中は一時的にそのリミッターを解除することで強力な攻撃が可能。大雑把な表現をすれば、モバイルバッテリーである。
元々はどこかに神刀として祀られていたものを、カギロイが10年以上前にかっぱらってきた模様。

UGNの報告書

▼身体検査
身体機能：異常なし
レネゲイド反応：異常値／EX
備考：
レネゲイドに対する親和性が異様に高い。
頸部と胸部に致死級の傷跡あり。少なくとも2度は肉体的に死亡している。当人に心当たりはないとのこと。
特に胸部はオーヴァードであっても即死は免れないレベルのものとなっているが、先述の通り特に身体機能に異常は見られなかった。
要観察。

▼経歴
家族構成：父母（共に死去）
※UGNが学園にスカウトするまでは勤務先の店主が保護者を務めていた。なお、この店主はFHエージェントであった模様。
父親は早期に死亡しているが、母親は十年ほど前まで存命。レネゲイド研究者であったことのみ判明しているが、詳細不明。

▼その他
・件のFHエージェント
コードネームは〝｜独奏者《カデンツァ》〟。コードウェル博士の帰還に伴いFHへ転向した元UGNエージェントで、UGNへの破壊活動は確認されていないいわゆる『善玉』のFHエージェント。
御影真刀を保護していた理由は定かではないが、少なくとも真っ当な保護責任者ではあったようだ。
スカウトの際の一件以降は行方をくらませている。

「こ、これどう使うんですかっ！？」
「これ以上───やらせる、もんか……！」

セットアッププロセス

　MIDDLE：

特になし。

　CLIMAX：

1ラウンド目に「EXクラス」を使用。
ラウンド間、「タイミング：常時」以外のエフェクトレベルが＋1。

イニシアチブプロセス

　MIDDLE：

特になし。

　CLIMAX：

《原初の黒：フルインストール》を使用。
ラウンド間、判定ダイスが＋［Lv×3］。

マイナーアクション

　MIDDLE：

特になし。

　CLIMAX：

「源紫刀」を使用。
メインプロセス中のダメージを＋3D10。

メジャーアクション

　MIDDLE：

コンボ①を使用。

　CLIMAX：

コンボ②を使用。

リアクション

　MIDDLE：

ドッジ一択。

　CLIMAX：

ドッジ一択。

クリンナップ

　MIDDLE：

特になし。

　CLIMAX：

「EXクラス」を使用した場合、HPが0になる。

《イージーフェイカー：天使の絵の具》

常に無意識下で使用しているエフェクト。
効果は単純で、鏡に映るはずの自分の姿を演出しているだけ。

───そう。〝御影真刀〟は鏡に映らない。

ありのまま、あるがままの真実を映し出す鏡には、
〝17歳の｜御影真刀《ミカゲ・マコト》〟は存在しない。

〝｜独奏者《カデンツァ》〟カギロイ

元UGN所属のFHエージェント。
本来はエフェクトを用いた治療行為を行うサポーターだが、UGNの『悩み、苦しむ人々を救うことよりも、今の日常を維持する』ことに重きを置く姿勢に疑念を抱き、放任主義のFHへ転向した。
ちょうどその頃はコードウェル博士が帰還し、UGNへと宣戦布告を叩きつけた頃でもあったため、それも関係しているだろう。

本名はフレア・ヴァレンタイン。

第一話

第一話

▼PC②「」

▼PC③「」