林間学校で訪れていたG市にて保護された。
当時近隣には「インフィニティコード」と呼ばれるジャームが徘徊しており、それと接触したとみられている。(当該ジャームはエージェントにより処分済)

当時の当人の証言によれば、「植物の化け物に刺されて崖から落ちた。死んだと思ったけど、目を開けたら"女の子"がいて、痛いのが遠のいていった」とのこと。
ワーディング反応を感知したUGNエージェントが到着した際に目撃したのは、血塗れで失神した少年をレネゲイドビーイング「常杜禍比咩命」が連れ去ろうとする現場であった。「インフィニティコード」に適合した体が強いレネゲイドに反応し、オーヴァードとして覚醒したと予測される。

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心臓部の「種子」を中心に、対象の全身に根を張るレネゲイド因子を観測。
侵蝕率の上昇とともに成長、発芽を確認。その際に皮膚や臓器の一部に負傷。
通常植物を除去する効果のあるもの(除草剤、塩、炎など)は、該当因子の除去に一部効果を確認。
「種子」の破壊も要検証。
抗レネゲイド剤と鎮痛剤を投与済み。

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FHエージェントとの交戦中、対象の腕部や口腔からの「開花」を確認。
毒性を持つと思われる因子を散布。FHエージェント5名を行動不能にしたのち、失神。
検査の結果、対象のレネゲイド因子が攻撃的に変化していることを確認。原因は不明。
抗レネゲイド剤を投与済み。

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胸部を切開し「種子」の除去を試みたところ、突如急激に侵蝕率が上昇し暴走。腕部、右眼孔、胸部等から開花を確認。
強い毒性を持つ因子を多量散布。これにより処置室に滞在していたエージェント[削除済]名が死亡。
侵蝕による激痛を訴え、自傷行動が確認されたが、他エージェントにより鎮圧。
抗レネゲイド剤と鎮痛剤を投与済み。

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定期検査中に急速なレネゲイドの変化を観測。
攻撃性能が著しく低下し、レネゲイドを活性化させる物質を生成するように変容。
また、ある程度「開花」のタイミングをコントロールすることが可能になったとのこと。