容姿・経歴・その他メモ

髪

橙

瞳

黒/赫

肌

白

「……丹生　夕輝。ユキでいいよ……私のことは」

『ヒャヒャ！ オマエの相手はユキじゃなく、このオレが直々にやってやるヨォ！』

―経歴―

彼女には初めから『家族』と呼べるものはいなかったのだろう。
町外れのあばら家に母と2人、暮らしていたことは覚えている。父の姿はほとんど覚えていない。過去に優しく抱きしめられたことと、2人を残して去っていく後ろ姿だけだった。
母はお世辞にも「いい人」ではなかった。重度のアルコール中毒で、お酒を飲めば彼女に暴力を振るう。多額の借金を背負い、若い男の元へ行ったと思えば何日も帰らない。それが元からなのか、父と別れた為なのかは知らないが、少なくとも−−幼い子供を満足に育てる事の出来る人間ではなかった。

故に、少女は自分は死ぬのだと信じていた。悲しみさえ抱かない。生きることに執着などなかったからだ。『幸福な家庭』なんて絵本の中のお伽話。何も出来ない自分は、過ぎていく時間と共にジワジワと死に近づくだけ……のはずであった。

「我々はUGN。君を『保護』しにきた」

何人かの大人が君を「借金のカタ」としてあばら家から連れ出したのは、奇しくも君の3歳の誕生日だった。

衰弱死寸前の少女はUGNへ運ばれると、すぐさまとある施設へと送られた。そこは人為的にレネゲイドを感染させ、オーヴァードを発症させる実験場だった。多くの子供の泣き叫ぶ声が聞こえ、血の匂いが充満する。少女のような身寄りの無い子供はUGNにとっても格好のモルモットだったのだろう。

少女は自らの身に何が施されたのかは知らされなかった。ただ、幸運にも彼女は生き残り、不幸にも能力を授かってしまう。連れ出されてから1ヶ月後、実験所の一部屋の簡易なベッドで目がさめる。まるで自分の体が自分の物でないような……そんな奇妙な浮遊感を感じながら彼女は起き上がり、備え付けられた簡易な洗面台で顔を洗おうと鏡に向かった。

そこに映っていたのは、自分でありながらも自分ではない『ナニモノカ』。鏡の中の彼はニヤリと口を歪め、頭の中の君に声をかける。

『よォ、ガキンチョ。お目覚めみてぇだな。オレは――『ビサイド』。オマエの側にいるだけの奴さ。まァらこれから長い付き合いになるとは思うがよろしく頼むぜ。ヒャヒャ！』

新しい『家族』と『日常』は、少し血の匂いがした……


―能力―
自身の血液で作成した身の丈程はある巨大なハルバード【AMBER】を用いて先頭を行う。
これは小さい頃から戦闘を行っていた彼女が、その小柄さや非力さを武器の威力やリーチで補うために作られた武器である。

エンジェルハイロゥの能力で光を操り、敵の死角や目くらましからの一撃を得意としている。
その際、彼女の表情は逆光により見えず、飛び散る血しぶきが紅く煌めき、ダンスを踊るように見えることからこのコードネームがつけられた。

また、ノイマンの能力はもう１つの人格である「ビサイド」のものである。完全に能力を引き出せておらず、侵食率が100%前後になると精神の割合が若干不安定となってしまう為、基礎能力は上がるのだがエフェクトの使用に大きく影響が出てしまっている。

－性格―
・夕輝
無口で無表情。何を考えているかわからないといわれるが、そもそも深く考えてるわけじゃない。ワンテンポずれていて、ちょっと（かなり）天然。
ただし、脳内ではしゃべる。めっちゃくちゃしゃべる。もう一つの人格であるビサイド相手にのみにしか聞かれてはいないが。
また、こう見えて自己主張はしっかりするタイプであり、自分が納得のいかない事なら例え支部長でも食い下がる。ある意味頑固。
チルドレンである事、オーヴァードである事にはあまり気にしていない。ただ、他人が過ごすなんの変哲も無い日常を見ているのが好きで、それを守っていられる事を誇りのように感じ、幸せと考えている。


・ビサイド
夕輝の第二人格……なのだが、もはや別人といって差し支えない。
口調や態度はガラの悪い男性……もといチンピラのようである。人を小馬鹿にしたような言動が多い。
それは本体である夕輝に対してもであり、夕輝が表に出ている間でも脳内で茶々を入れまくっている。
その言動に似合わず、ノイマンを中心とした白兵型オーヴァードであり頭の回転は早く、的確な指示の元、攻撃を与えることが出来る。また、チェスなどのボードゲームも得意であり、よく夕輝と遊びコテンパンにのしている。
宿主である夕輝が死んでしまえば自分も死んでしまう為、戦闘訓練などでは厳しめに指導している。……というのは建前であり、実際には小さな頃から見ている彼女が、努力し成長していくのが嬉しいようだ。また、やや過保護な面もあり、下心のありそうな男連中には軽く脅しているらしい。


―RP指針―（夕輝/ビサイド）
一人称：私/オレ
二人称：君/オマエ

特徴・語尾：変わった倒置法をよく使う。（例：～だね。……～は）/ヒャヒャ！ と笑う
癖：一点を見続け、ぼーっとしてしまう（大半は脳内会議してる）/あぐらをかく（夕輝に怒られるが）

好きな物：学校生活。おしゃべり。仲間たち。ドーナツ（セールの時はよく買い込んでいる）。カラオケ（それなり？）。
　　　　　/ 囲碁やチェス（夕輝と1人で対戦できる）。筋トレ。夕輝弄り。音ゲーでのパーフェクトコンボ。

嫌いな物：ビサイドの無遠慮な言葉や行動。日常の否定 / 小うるさいガキ（夕輝含む）。努力の否定

目的： チルドレンとしての「日常」を生きる/？？？

ーキーワードー
橙、家族、無知と罰、白夜、誰彼時
呪詞－『愛する人と共にいられない』解呪！

―冒険の記録―
【DEEP FRONT】
各PCへの感情
PC1：石凪　月。同級生のエージェント。大好きな家族。愛してる恋人。タバコはいまだ苦手だけど、彼のタバコの匂いは日常への帰還を思い出させてくれるので安心する。
PC3：檻神　真理。後輩で上司。めっちゃ喋ってくるから嬉しい。いつもは弟のように接しているけど、戦闘時はその指揮能力をかなり評価している。
PC4：十火家 領一郎。年上エージェント。あまり月くんや真理くんに変なこと言わないでくださいね……？　お父さん見たい……なのかな？
PC5：冬樹 ハル。イリーガルのオーヴァード。はるるん。ｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!　ペットみたい！『犬公に怒られるぞ？』

第一話「Life on Edge」
無機物をオーヴァード化させ、剣を持った人間に乗り移るジャーム「リッパ-」
君はN市支部の仲間とともに、奴を追いつめ打ち倒すこととなる。
その過程で、PC1石凪　月を励まし、同僚のチルドレン「立科　沙紀」を救うことに成功した。
彼らの関係や思いが成長する様子を自分の事のように喜んだのもつかの間、「リッパ-」の言葉が不安をあおる。
『ビサイドは“ダブルクロス”だ』という……

第二話「Last Day Rhapsody」
待ちに待った文化祭。チルドレンである君は、初めてきちんと参加することができるこの行事を心待ちにしていた。
しかし、「ウィッシュミラー」というジャームにより、学校は前日を繰り返す……
彼を倒すために、N市支部のメンバーはPC1に恋する少女「兵藤　なるみ」の告白を成功させるために翻弄する。
結果はどうあれ、告白を成功させ、「ウィッシュミラー」の最後のあがきを止めた君たちは満を持して文化祭を楽しんだ。
しかし、二つ、不安なことがある。
同僚であり、クラスメイトでもある石凪　月。彼はただのイリーガルなのか……？『死神』とはいったい？
もう一つの人格であるビサイド。彼は『FHハッチェリーセル』の裏切者だという。本人に聞いてもはぐらかされるだけだが……



―成長―
第一話
《破壊の血》：Lv1→4
「造血剤」　獲得
第二話
《インスピレーション》取得
《ウサギの耳》取得
調達 Lv0→Lv1
第三話
《戦陣の祝福》取得
「思い出の一品」【シルバーリング】　獲得
「リーサルシャイン」　獲得
《真相告白》取得
《日常の代行者》取得
〈白兵〉Lv2→Lv4

セッション履歴