貧しさから兄妹諸共親に捨てられた青年。
弟と妹を施設に入れて、暴力団の一員として生計を立てていた。
…が、抗争の最中に流れ弾に当たって死亡…した筈が、オーヴァードとして覚醒。
呆然と彷徨っていたところを、偶々居合わせた春日恭二に拾われてFHに所属する事になった。

その後は戦場カメラマンとしてのカバーで世界各国を回りながらFHの遊撃隊の様な任務をこなしていた。
…が、小生意気なモルフェウスのUGNのエージェントにボコボコにされたところをシエル・クオリディアに拾われる事になる。
拾われてばかりの人生に、本人も少し辟易としているとか。
その後は彼女のセルに正式に所属し、偶に戦場カメラマンをしたり探偵助手をしたりと、自由気儘に過ごしている。

粗暴では無いが粗野。人前で平気で煙草を吸ったり、敬語？なにそれ？みたいな男。
金にがめついところがあり、依頼の報酬にはしょっちゅう文句をつけたり給料の値上げをぶーたれている。
酒と女と煙草を愛しており、金があれば酒場に繰り出している。本人曰く「割り切った付き合いの方が楽」とのこと。
ただ、経歴から家族愛に飢えており何だかんだ仲間の事は大切に思っている。
特に年下には弱い。弟と妹を思い出すから。

キュマイラの力で漆黒の鎧を纏った獣…或いは悪魔の様な姿へと変貌し、只管に相手を殴りつける。
純粋な暴力。それが大鷲の戦闘スタイルだ。

両親は尊を捨てた後に事故死。
弟と妹はそれぞれ異なる経緯でオーヴァードに覚醒し、現在はUGNのメンバー。
弟と妹は未だに孤児院で生活している、と信じている大鷲はその事実を知らない。
彼の給料の大半は、孤児院への寄付に消えている。
オーヴァードになってから一度だけ面会に行ったのだが、ヒトではない身体になってしまった自分は、もう弟妹に会ってはいけないのだと、心に決めている。