容姿・経歴・その他メモ

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刈谷の家は先祖代々から武家の血筋であり、道場を経営していた。家訓として、武術は人を殺める事を目的とせず、人を生かすものであると教わった。
翔は体格は優れたものであったが先天的に筋肉がつきにくく、脂肪もつかない体質であったが故に武術の道は到底無理だと周囲からも思われた。

しかし、反して翔は武術が好きであった。
そんな翔は家族から、道場の兄弟子達にも愛されていた。手合わせでは力で押し負ける事が常で、別の手段が必要だった。
そこで得たのが抜刀術。反応速度は人一倍あった翔にはぴったりとハマり、これを防げる者は数少なかった。

順風な日々を送っていたが、近所でレネゲイド災害が発生。最悪な事に人が多くいた道場に暴走したジャームが侵入。一般人の竹刀や木刀では到底抗うことも出来ず、一人また1人と死体が積み重なった。
翔も当時はそこにおり、動くことのない死体になっていく兄弟子達をただ見る事しか出来なかった。

そして遂に動く者は暴走者と己のみとなった時、UGN職員が到着したがジャームの力に押されてしまう。
そんな中不意にエージェントが所持していた高速振動ブレードが目の前に転がる。意識したかどうかもわからない中、翔はそれを握る。

握った途端に何をすればいいのかわかった。己の体内にある何かを放出し空間を支配、己の心体すら支配下に置いた翔に勝る者はその空間には存在しない。
体運びによる縮地と培ってきた抜刀術により、一刀の元に首を撥ねた。

彼はその日から首狩り、ボーパルとなった。

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