容姿・経歴・その他メモ

トランペットに出会ったのは中学生の頃だった。
瑠夏と出会ったのは高校に入ってからだ。サッカー強豪校のうちの学校で1年にしてレギュラーになっていた。あいつはなにか諦めたみたいな表情がいつも顔に張り付いていた。ほっとけなくて、あいつに話しかけに行った。こんな楽しい世界をつまんなそうにするのがわからなくて。
美香は明るくていい子だ。だった。たまたま通学路で会ってクラスが同じだから仲良くなった。
3人で互いの家に行くくらいに仲良くしてて、親が帰るのが遅いからって美香の家に集まることが多かった。
瑠夏と二人で美香の家に行ったあの日からは、新たな日常に戸惑いつつ、なんだかんだ優しいみんなに囲まれて過ごしている。
美香の守った、日常を守る。

吹奏楽部の高校生。担当楽器はトランペット。声が大きい。森井の前の席。
望月の欠けたることも無しと思へば。現状に満足しているからこそ不満そうなあいつをほっとけない。
「瑠夏のスーパープレー見てみたいなぁー」
「何今更恥ずかしがってんの！いいから美香の家行くよ！」
「私は応援席から降りてこのフィールドに立ってるんだ！お前だけ観客でいられると思うなよ！」

協調できない瑠夏と、できるあかり。中学から歩み始めた二人
音楽室の前から試合中のあいつを見たことがある。校舎の４階からテレビで眺めるような景色を。それは鮮やかなプレーだった。

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