ワークス/カヴァー：UGNエージェント/指定なし
ロイス：半田半蔵(はんだ はんぞう)　
推奨感情：P信頼/N食傷
かつてキミはうだつの上がらないフリーのオーヴァードだった。しかしあることをきっかけに半田支部長に頼み込み、現在の小佐古支部に拾ってもらうこととなる。
しかし、若いエージェント、チルドレンが占めている支部内では自分は最年長。見るからに浮いた存在であり、やはり心を入れ替えて積極的にバリバリ働くなどというやる気は出てこない。果てに下された任務は子供のお守りときた。
だが、任されたからには最後まで付き合ってやる。それが、キミに最後に残った大人の矜持というやつなのだ。

どこか諦めたような、力の抜けたような生き方は過去に師匠をその手で殺め、様々なものが掌から落ちていた結果だ。
だが、覚悟を決めた時は強い雷光のような強い意志を秘めた瞳に変わる。

過去の千鳥の転機は、とある大事故に両親と共に巻き込まれ、両足を失ったところから始まる。
事故で両足も両親も失い、絶望していた千鳥を拾ったのは、一人の男だった。
その男は道場を持つほどの剣の達人で、剣道だけでなく実践的な剣術も卓越した人物であり、義足の練習をかねて千鳥は稽古に励んだ。
その師匠は千鳥がかつて出た忍者の里を出たとある達人だったのもあり、縁を感じたらしい。
青年になったころ。
しかし、UGNエージェントだった師匠はとある任務へ出かける。オーヴァードの存在に薄々気付きつつも、知識がなかった千鳥はそれを見送った。
いつも通りの日常を過ごしながら、師匠の帰りを待っていた千鳥だったが、不幸にもFHとの抗戦に居合わせてしまう。
死にかけたところを救ったのは師匠だった。だが、FHとの抗戦で力を使い果たした師匠はジャームとなり果て、千鳥に襲い掛かった。
その時点で幸か不幸か"賢者の石"の適合者、オーヴァードとして千鳥は覚醒していた。
覚醒した力を使い、ジャームとなった師匠を打ち倒すことには成功したが、覚醒したてで出力の限界まで引き出した賢者の石は砕け散ってしまった。
その後、事態を聞きつけてやってきたUGNに回収され、命を取り留めるが、力を使い果たした賢者の石は残骸となり、"愚者の黄金"と成り下がっていた。その際、雷切は師匠から受け継いだ形となった。
回復するまでUGNに滞在したあと、忽然と姿を消す。その後はフリーのオーヴァードとしてUGNやFHからも逃げるように、気ままに各地をふらついていた。

そんな折、HO1が襲われているところを目撃したのだ。
持ち前の戦闘センスと剣の経験があるため、通常のオーヴァードと遜色ない程度には戦えるが、過度な戦い方は体に強い負荷をかけることを知っていた。だが、A.R.E.Aとの戦いは全力を出さなければ子供を守りつつ戦うことなど不可能だった。
HO1は覚えていないかもしれないが、愚者の黄金を使用した上でなんとかA.R.E.Aを振り切った千鳥は、現在の小佐古支部に転がり込んだ。

支部に居ついてからは近所の安いガレージ付き物件を借り、修理屋を営んでいる。ただ、やはりやる気がないため基本的には稼働していない。