履歴
「面倒事は大人に任せていい。だがな、自分が進むべき道だけは、必ず自分で探せ。まだ若いと思っていても、死ぬのは次の瞬間かも知れないんだぜ?」
名前:神風 導火
カミカゼ ドウケ
コードネーム:栄光の理想郷(グレイス・アヴァロン)
年齢:35
性別:男
快活な男性。よく皆とコミユニケーションを取っている。
非常に優秀な人物で、チルドレンとして保護されてから15歳で本部エージェントに、その後5年間活躍していた。
その後一度UGNから離れ、隠居していたが、昨年くらいにオーヴァード事件に巻き込まれた子供を助けた所を当時ゲストを設立させていた(または設立の計画を進めていた)者に見つかり、スカウトされる。
また、ゲスト内で、稲葉のような過去を持つ人物にはより積極的に話し掛け、気にかけている。
裏設定
事件以降、UGNチルドレンとしてオーヴァードに関連の勉強や任務にも赴いていた。
しかしUGNの理念に賛同出来ず、かと言ってFHの横暴も看過出来なかった。
けれどもオーヴァードを憎み、常人の為にオーヴァードを殲滅させる、などと言った思想を共有する事は出来はしないのは明白であった。
そうして毎日苦悩しながらもいつしかそのままUGN本部エージェントとして、皮肉にも立派に成長していたのだ。
そして1人で任務も任されるようになったある日、とある組織の、とある小さなグループの壊滅を任された。任務は順調で、圧倒的に力が上だったので話を聞く為にも全員生かして捕えた。そしてそのグループの思想を聞いた時、ある事を閃いた。いや閃いてしまった。
ーーーそう、ステイト・オブ。グレイスの選民思想を。
この一件を解決した後、心身の疲労を理由にUGNを退職する。
「済みません、一度ゆっくり休ませてもらいます。
でも、安心して下さい。何時か、組織は違えど、戻ってきますので」
UGN退職後、計画に移った。
自分達オーヴァードは選ばれた者達だ、と言う選民思想。そこから着想を得て、災厄の思想に行き着く。
「簡単な話だったよ。何、本当に簡単な話だった。
同じような思想の組織が無いのならば、作ればいい。
同じような思想の者がいないのならば、作ればいい。
だって前例がいるじゃあないか。私と言う前例が」
そうして悪魔は微笑んだ。
「ステイト・オブ・グレイスと言ったか。君達の居場所を借りよう。
この日本、この都市に!新たなステイト・オブ・グレイスの組織を創ろう!
私達は選ばれし者!そう、オーヴァードを殲滅する為に神が選んだ者である!
神は嘆いている。このオーヴァードと言う悪魔がこの世に蔓延んでいる事を!
さぁ同胞(はらから)よ、待っていてくれ。
この私が、君達を探してあげよう」
生まれてしまった悪魔は、もう止まらない。
全てのオーヴァードを殲滅するという目的の為、同じ思想を持つオーヴァードを増やす事にした。
詰まる所、オーヴァード覚醒の為の励起薬を、それも非常に強い薬の生産させる為に、それに必要な情報をFHや他のステイト・オブ・グレイスは勿論、裏社会にも教える。過去にUGNで働き、数多くの資料を見てきた経験が活きている。
そうして、悪魔の計画は着実に進み、ステイト・オブ・グレイスと言う少数組織と言うにはほど遠い、10000人を超える組織となり、日本各地に支部を設立している。
もっとも、これで足りるとは思っていない。日本のオーヴァードを殲滅したら、今度は世界だ。世界中のオーヴァードを殲滅するまで、この計画は止まらない。
そして、勿論、これ以上オーヴァードが増えないよう、オーヴァードに覚醒しないようにする薬の開発も進めている。成功には至ってないが、他の大型組織と同じくらい研究は進んでおり、試作品も実験的に表社会に流通させている。
ゲスト所属は、偶然ではあったが、正当な権力を使って調べ物が可能になり、更にゲストの動きもわかる為、脅威を減らす事が出来るのはメリットと考え、入隊する。
ゲスト設立の背景にはこの悪魔の計画による事件が関係あるのかもしれない(まぁやってる事オーヴァード犯罪ではあるし)。
また、他のPCがオーヴァードに覚醒した切欠なのかもしれない(知らんけど)。PC5は仲間に引き入れられるか検討中だと思う
※励起薬はFHや他のステイト・オブ・グレイスの組織などに流通しており、各地で自分と同じように無理矢理オーヴァードに覚醒&暴走させ、自分と同じような境遇にし、追加で励起薬に含ませておいた憎悪増幅薬でオーヴァードに対する憎しみを強化させている。
この励起薬は裏社会から流通したり、時には普通の医薬品に混ぜたりもして日本各地に流通させている。
そうして目覚めた者の一部を他組織よりも速く自ら赴き、集めている。これを何年も繰り返していた。
勿論UGNもこの事態を周知し、阻止しようとしていたが、元本部エージェントであり、UGNの動きを予測する事が簡単であった為、何年も阻止する事が出来ていなかった。
集めた同胞には先ず徹底的に教育をした。オーヴァードについて、レネゲイドについて、戦術について。そして、選民思想を高める事も忘れなかった。単純だが、自分達が特別である事、皆共通して辛い過去を持つ事が共通意識を持つ事が出来、一種の宗教団体のようになっている。同胞達はブラック・ドッグやエグザイルのオーヴァードの協力の元、皆体内に自爆装置を持っている。敵に捕まった時用の自爆特攻である。もしそれが失敗しても、即座に脳死出来るように脳内に特殊なチップを植え付けている。
完全に此奴に従うようになった者を中心に、此奴がゲストに所属してから同胞の回収に行く事になった(と言っても前から手伝ってた人は何人もいるだろうが)。