名前：蕪呂　力矢（かぶろ　りきや）
一人称：僕（通常）/俺（変身後）
二人称：あなた、君（通常）/お前、貴様（変身後）

性格

普段は物腰も柔らかく、誰と接するときも丁寧に話す。彼は記憶喪失になってから、人との縁を人一倍大事に思っている。そのため、人のためなら自分を犠牲にする傾向がある。

完全獣化を使用すると口調と性格も変わる。少し荒っぽい性格になり、人を攻撃することに躊躇しない。しかし、大切に思っている人間を助ける傾向は変わらず、身近な人が攻撃を受けるとぶちぎれる。

「僕は皆さんのように強くなんてありませんよ。この力を制御するだけで手一杯なんですから...。」
「お前...。今何をした...？あいつに何をした...！！！許さん...許さんぞぉぉぉぉ！！！」（ここで金髪になる）

過去

当時13歳だった彼は家族と旅行を楽しんでいたが、走行中に不運にも居眠り運転をしたトラックと正面衝突してしまう。後部座席にいた彼は重傷だったものの命はとりとめたが、両親は即死。彼が目を覚ました時は、四肢にギブスを付け、身動きが取れなず、記憶喪失の状態だった。2年の時を経て回復した彼は退院し、これからの事を考えている矢先にFHに拉致される。FHの研究所にて投薬実験を受けさせられており、徐々に彼の体はオーヴァードへと変化していった。それから彼は死を懇願するようになった。数か月が経った後、FH掃討作戦によりFH研究所が襲撃され、そこで彼は救出され保護された。彼は救出した源本、化野に恩を感じており、彼女らについていくことを決めた。

彼女との出会いは病院だった。蕪呂が事故で病院に搬送され、3日後に目を覚ます。彼は医者から事情を聴くが、記憶喪失であることが判明する。絶望を感じた彼は生きる希望をなくしたが、そんな時に彼にやさしく接してくれたのが賽河 渚だった。蕪呂が車いすで病院の廊下を移動していた時、扉の開いた病室を見つける。そこから部屋を覗くと、同じ年の少女がベッドでテレビを見ていた。彼女に声をかけたのは、友達欲しさだったのか、それとも気まぐれだったのかはわからない。だが、蕪呂は彼女に話しかけた。
そこから彼女の病室に訪れては、彼女と会話をするのが蕪呂の日課になっていった。そして、彼の生きる希望にもなっていった。
しかし、入院してから1年が経ったとき、賽河 渚は突如として行方をくらませた。彼は突然のことに動揺した。別れも言わずに消えた彼女を探す。その思いを胸に彼は完治するまで待った。退院した彼はさっそく彼女について情報収集をしていった。
情報を集めていくうちに、オーヴァードの存在を知る。彼はオーヴァードについての噂を頼りに、ある施設へと足を運んだ。
だが、彼はその施設にいるFHエージェントに見つかり拘束される。そこからFHによる人体実験で彼はオーヴァードへと変化していった。