容姿・経歴・その他メモ

「元アカデミアの学園天使にして教員室の音楽担当……！百瀬詩音さん…じょ……えほっ」

ピンクの髪に痩身、中性的な顔立ちが特徴の男性。
面白そうと思ったものには持ち前の行動力で考えるよりも前に頭から突っ込む厄介者。
元気な割に体力がなく、起源種なのも相まってノヴァリス内では虚弱と評価されるレベル。
今日もキャリーケースを引きずりながらどこかを巡り、迷い、倒れる。

以前は売れっ子のミュージシャンだったが、何かから逃げるようにすべてを捨ててノヴァリスにやってきた。

経歴

あるリエゾンエージェントを父親に持ち、強いハヌマーンの才能に恵まれて生まれた詩音は、イリーガルとして父親の元でレネゲイドと音楽の訓練を繰り返していた。
10歳の時、所属支部の壊滅を予見した父親の差し金で、寝返るような形でUGNに保護され、その後アカデミアに送られる。
アカデミアでの様々な青春を経験した詩音は　才能のままに多くの楽曲を制作した。
卒業後、詩音はこれまでの楽曲と共にミュージシャンとしてデビュー。その才能は天才として認められ、多くの人に受け入れられた。
それから1年、レネゲイドから離れ、人気もうなぎのぼりの頃に突然曲が書けなくなった。
当時自分に酔いしれていた詩音は焦り、予定してたライブも収録もすべてキャンセル。部屋に閉じこもりただがむしゃらに鍵盤を叩いた。
数日後、ぐちゃぐちゃになった譜面を前に何もできず、放心していた彼の元に一件のメールが来る。
あの頃いたアカデミアのような別の何か。生徒を見ていればかつての才能を思い出せるかもしれない。
考える余裕はなく、追い詰められ限界だった。荷物も持たずゲートに飛び込み――百瀬詩音は消えた。

能力

能力は音による他者の精神とレネゲイドへの作用。アカデミア卒業までは驚異的な音圧で敵を制圧することに長けていた。しかし自身の衝動が原因で友人を傷つけてから過剰な訓練を自ら行い、能力を壊し、歪めて……現在はこの形に落ち着いている。

遺産(エンシェントキーパー)について

支部の壊滅前、父親と最後に会った時に受け取ったペンダント。衝動によるトラウマを持った今もこれだけは捨てられなかった。
血を落としたような赤黒いダイヤが組み込まれ、過去の契約者の力の一部を与えてくれる。
契約者が死亡したとき、代償として肉体をすべてこの遺産に捧げることになる。

セッション履歴