容姿・経歴・その他メモ

髪

金色

瞳

赤色

肌

「アベル・ヴァン・セルクイユ、俺の名前だ。好きに呼んでくれて構わない。」
「見くびってくれるなよ。俺の炎は蒼炎、焦がして燃え続ける永遠の炎だ。果たしてアンタは灰にならずに済むかな」


誕生日：５月２６日
好きな物：炎、美しいもの、夜に一人空気に当たる事
嫌いな物：砂、気が強く趣味の悪い吸血鬼
一人称：俺　二人称：００（名前呼び）、お前、アンタ

■経歴
フランス、パリ支部の支部長。弱冠１７歳でありながら確かな実力と思慮の深さを持っており、支部内においての構成員からも強い信頼を得ている。
代々パリ地方の管理、統治者の一人であったセルクイユ家の一人息子。時代が経ち、UGNのパリ支部支部長という役職を持つ事となったセルクイユ家であるが前当主であり彼の父であるエドワード・ヴァン・セルクイユが３年前に殺害された為異例の若さで当時１４歳の彼がセルクイユ家当主としてパリ支部支部長の役割を継ぐ事となった。
当初は内外含めた抗争による混乱の最中であり、その中就任した実質的な空きを埋めるための飾り物の当主という事もあって彼の印象は決していい物ではなかったが、他とは一線を画すオーヴァードとしての能力、冷静かつ大胆な判断を始めとした彼自身の能力をもってして早期に抗争を収めた事から当主、支部長として正式に認められることになる。
以降は元より存在した彼の幼さの中に確かに感じるカリスマ性によって部下や構成員などの信頼を得ていき現在の形に至る。今なお彼の存在に懐疑的な人間は少なからずいるが、彼の事を間近で見てきたパリ支部の構成員などからは強い信頼と尊敬を得るに至っている。

セルクイユ家が代々契約している吸血鬼シルヴァーナ・ツェペシュとは当主就任時に主従契約を結んでおり、加虐気質であり横暴な彼女に対して辟易しながらも基本的に行動を共にしている（そう言った縛りはない為離れる事も多い）。
２００年ほど前よりセルクイユ家は吸血鬼たるシルヴィに仕える形となる事で彼女の力に制約を課す契約を結んだ。以降その名にセルクイユ、フランス語で『棺』の名を冠し、文字通り彼女の棺としての役割を担う事となる。
この主従契約は当代のセルクイユ家当主も結ぶものであり、アベルも例外なく就任時に結んでいるが彼とシルヴィが結んだものは過去のそれとは形が違う物である。

■人物
整った中性的な見た目とクールでありながら好戦的な男らしい性格を持った少年。
立ち振る舞いが毅然とした物でありその経歴もあってか勘違いされやすいが決して固い性格ではなく、口調の節々や態度にも年齢相応のフランクな面は存在する。
元は瞳の色は青色であったがシルヴィとの主従契約、血液を吸われた影響で赤色になっている。瞳の色以外にも体質が変化している部分もあるがあくまで人間の為吸血鬼のような性質は持っていない。

パリ支部の支部長として力を振るう中で３年前に父を殺害した相手を探しており、それは現在でも見つかっていない。当主、支部長という立場でありながらシルヴィと共に各地を飛び回るのはパリ支部での抗争が収まりその後始末と言う面もあるが、父を殺害した犯人の情報を集めるためという事も存在するだろう。


■能力
サラマンダーとオルクスのクロスブリード。年齢に見合わずその地位と名にふさわしい確かな実力を持ち、炎を扱う能力者としては他とは一線を画すほど。
彼自身自身の能力には自信を持っておりそれは自他ともに認める、偏に彼の努力による結果と言えるものである。
また世界でも希少な『マテリアル』、それも『心臓』の適合者であり、この心臓は代々セルクイユ家当主に受け継がれるシルヴィとの契約の証にて当主たる証明である。
心臓の影響によって彼の体を巡る血液は通常の人間とは比較にならないほどの高純度の酸素濃度をほこり、彼はその血液内の酸素をオルクスの領域操作で取り出し扱い燃やす事で炎を扱う。その為心臓を起動した能力使用時はマントのような燃え上がる炎を纏う姿を取り、炎で形どった大剣を周りに浮かべる。
彼の扱う炎が透き通るような、あるいは万華鏡のような美しい青色をしているのも、これは酸素が十分に供給されているうえで起きる完全燃焼によるもの。
炎の形を自在に扱うそれはオルクスの領域操作の能力であり、彼が最初に展開する領域指定内においては通常、サラマンダーのオーヴァードでも難しい炎の形の一定化でさえ指を動かすように容易に行える。

莫大な蒼き炎にそれを固定化するほどの精密な領域操作、そしてセルクイユ家当主として重ねた多くの経験こそが彼の強さを形どっている物であると言える。

■コードネーム
《誇り高きもの（ディージエム・セルクイユ）》
：この名はセルクイユ当主になった物が受け継ぐ通称で彼が考えた者ではない。
セルクイユの前には当代当主の番列があてはめられ、アベルはディージエム。はフランス語で『１０番目の』という意味であり、彼が１０代目という事をさす。

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