どうやら両親はかなりお金に困っていたようで、
実験体を欲していたFHから接触を受けた際に売られたそうだ。
両親の顔も名前も現況も知らない。

実験体かつFHチルドレンとして危険な仕事をしていた。
周りに比べて戦闘能力が低かったため、
UGNとの戦いにおいて劣勢に陥ったFHにより囮として捨てられた。
保護されたUGN支部でも実験体扱いされた挙句に役立たずと判断され、FHとの戦いで囮として捨てられる。
そんなことを何度も繰り返していた。

UGNとFHを行ったり来たりする内に顔見知りとなっていた春日恭二から憐れまれたのか、
オーヴァードに対する扱いが比較的良いUGN支部が存在する市を教えられる。
そこでUGNに保護され、イリーガルとして協力することになる。

FHの実験体であった頃に、賢者の石を埋め込まれる。
適合はしたもののFHが期待するような力を発揮することは無く、偽物の賢者の石だと判断される。
しかしその賢者の石はオモイデ様のご神体の欠片であり、使い方が違うだけだった。

時には味方として捨てられ、時には敵としてボコられた。
捨て駒としては確実に時間を稼ぐものの、敵として出会ったときも同じことが言えるので、
春日は遂に対処がめんどくさくなってくる。
熟考の末、重悟をそうそう捨て駒扱いしなさそうなUGN支部付近に追いやることにした。

麦田製パンを営む老人。
非オーヴァード。ワーディングに少しだけ耐性があるらしく。
ワーディングを感知すると腰痛を引き起こして整骨院に向かう。
重悟が来るまでは一人で店を営んでいたので、重悟が突然情報屋やUGNの仕事に向かっても問題なくお店は回る。