容姿・経歴・その他メモ

『遺灰』を媒介として覚醒したレネゲイドビーイング。元が生き物だったものの集合体であり、極めて断片的ではあるが嘗ての生物の記憶を受け継いでいる部分がある。
死者が残した記録や記憶に対して特別な思い入れがあり、その部分への執着は人一倍。
また、アーシェを形作る遺灰にはベースとなった人物がいるらしい。
名前も顔も思い出せないが、その人物をある種の「親」のように捉えている。
出自が出自なせいか生まれながらにサバイバーズギルトに悩まされており、『故人の記録・記憶』に固執するのは彼らの想いを受け取ろうとする彼女なりの贖罪なのかも知れない。
当然ながら、生きることや生きようとするモノに対してはとても献身的。
キリスト教を始めとする宗教学の知識も、心理学的な側面から人の心を救うために習得したものだったり。

身体が灰の集合体という事もあり、基本的には食事を必要としない。
また、食事代わりに『灰を馴染ませる』という目的として煙草を嗜む。

「何とかなります。してみせます。私がここにいる限り。そうしないと、私が生まれた意味がありません」
「生まれてしまってごめんなさい。貴方達の身体を、記憶を、勝手に奪ってしまってごめんなさい。
　――だからせめて。貴方達の記憶は、ずっと覚えていたい」

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