容姿・経歴・その他メモ
- 髪
- 茶
- 瞳
- 青
- 肌
- 普通
「キミも、僕と一緒に人類の進化を見届けようじゃないか」
<3行説明>
前線には立たずに裏で動くタイプの参謀格。基本的に誰にでも温和で親切だが、懐柔できそうにない敵対者や反対者に対しては一切手段を選ばない。
オーヴァードが虐げられない世界=全人類がオーヴァードと化した世界を作るためにあらゆる手で賛同者を増やす。
戦闘においては敵の攻撃をひたすらいなし、特に重い一撃は文字通り「反転」させることで味方を守る回避・支援型。
<詳細設定>
鬼柳京介(わづさんのPC3。瀕死時にAIDAを貸与した)が統率するセルの構成員。一歩引いた視点から戦況を掌握する参謀的立ち位置。
自らを愛し慕う無頼道あむる(ラティさんのPC1)の存在を何よりも大切に思っている。
行動理念は「全人類がオーヴァードへの進化を果たして穏やかに共存する世界」を作り出し、その存在の証人となること。
温厚かつ友好的で対話を重んじる性格のため、他者からの信頼を得やすく、また人間関係もそこそこ広い。
シンドロームはオルクス・ソラリス。任務においては認識阻害物質と確率操作を用いた潜入や情報の調査・攪乱を得意とする。
幼少期からオーヴァードとしての素質を見せ、自分のためにあらゆるものを盾としながら生きてきた。
オーヴァードが自らのことを隠しながら肩身狭く生きることを強いられる世界を憂い、「進化は全てのヒトにとって有益で幸せなこと」「争いの中でこそヒトは進化する」との考えのもと賛同者を囲い込みながら争いを煽る。罪悪感は微塵もなし。むしろ善意。
その過程で出る犠牲や争いは必要な経費として切り捨てて顧みない(助けを求められたら介助はするがすぐ丸め込んで戦場に送る)。
「無頼道あむると寄り添いながら平和に暮らす」ことが最終的な目的のため、平和な世界の形そのものは大して重要視しておらず、自分の行いで本当に穏やかな世界ができようが争いで世界が壊滅しようがおそらくは気にも留めない。
また将来において自分たちを超えるものが現れて自分たちを脅かす可能性を危惧しているため、プランナーの掲げる「レネゲイドの進化」という理想に対してはあまりいい印象を抱いていない。
あくまで求めているのは「自分たちを超えない程度に全人類が進化すること」である。
欲望:理想の実現
全人類が穏やかに暮らせない世界なんて不要だ。僕やアムルが……オーヴァードがこれ以上不当に扱われないために、キミにも協力を仰ぎたい。
……断る?ゆくゆくは未来の人類の利益にもなるのに?それにそもそも……
キミのような進化についてこられない人間に、僕たちの申し出をはねつける資格があるなんてどうして思えるんだい?
周りを見たまえ。そして気づくといい。
僕たちの誘いを受け入れていないのはもはやキミだけだ、そして彼らは未来の幸せを脅かすであろうキミを狙っている、ということにね。
<運用メモ>
《運命の切り替え》+《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》で味方に飛んできた攻撃を代理回避するディフェンダー。メジャーはがら空き。
重めの攻撃は《反転する運命》や《隠された世界》や《支配の領域》+《絶対支配》で確実に失敗させつつ切り返します。
自分に攻撃が向いたときは《領域の盾》(+《領域の守護者》)で誰かを盾にして自分だけ生存を図りつつ、誰かが倒れたら《奇跡の雫》で蘇生して「もう少し頑張ってね☆」します。
《人形使い》はただのフレーバーです。
戦闘以外では余った財産点と「ミーミルの覚書」で情報を確実にすっぱ抜く役ですね。
《声無き声》で神の声を届ける伝道師ごっこしたり、《土くれの金貨》で協力者に報酬(ただし後で崩れる)を与えたり善人ムーブをしながら全人類を進化に導きます。
……へえ、なるほどね。ふむ。
話を聞かせてくれてありがとう、キミにばかりたくさん喋らせてしまってすまない。随分と大変だったんだね。
どうやらキミは底知れない孤独を……いや、言うなれば、昔から続く居場所のなさと人々の目への不満を抱えて生きているようだ。
僕にも少し通じるところがあってね……僕もキミと同じオーヴァードなのは知ってのとおり。
キミと同じように、周囲に疎まれながら生きてきた存在だ。
あ、といっても自分の事情をキミに重ねてるわけじゃないよ。知ったような口を利くなって思ったらごめんね。
僕はね、小さい頃からある程度なら自分がいいように事象を操作することができた。口を開かずとも誰かに声を届けられるし、自分に危険が迫ったと思ったら瞬間的に他人やものを盾にすることもできた。
そんなだから、『アイツのそばにいると不幸が降りかかる』『アイツは悪魔の子だ』なんて言われてね、あることないこと散々言われたものさ。
気づいたらそんな人間はみんな消えてたけど。あー何だっけな、確か家族と知り合いたちと行った観光地で一緒に事故だかテロだか何かに巻き込まれたんだったかな?
あちこちでひどい音がして、咄嗟に僕が隠れた建物だけが倒壊もせず瓦礫やらが飛んでくることもなかった。
必死に助かりたいと願うそばでたくさんの人が消えていった。はっきり覚えてるのはそれくらいかな。
うん、要するに僕だけ助かってしまったんだね。今だから分かるんだけど、無意識のうちに僕は自分だけが助かる道を望んで、ただ実際その通りになっただけのことなのさ。
周りに見知った人間がいなくなって初めて、僕は何より自分自身のことを憎んだ。いなくなってしまった彼らに対して以上に。
いくら良く扱われてこなかったとしても、彼らも助かるように願いすらしなかったことを後悔した。
……いっそほっとしたんじゃないかって?そりゃ、多少は『もう悪く扱われないんだ』って安堵したけどね。まあでも、そういう人たちがいなくなったからって僕の傷が塞がるわけじゃない。
少ししてFHに拾われてから、僕はどうして自分だけが生き残ってしまったか、そもそも僕だけが疎まれる必要はあったのかどうかをずっと考えていた。自分と同じように特異な能力を得てしまった人間たちのことも知った。そう、オーヴァードだ。
そこで僕は考えたんだ。こんな力をあらゆる人間が持てば……すなわち、全ての人間が進化を果たせば、一人だけが幸運や不幸に見舞われてしまうことも、厄介者扱いされることもないんじゃないかな、ってね。
自分に降りかかる身の危険を自力で払うこともできる。力を持つもの同士で苦難や思いを分かち合うこともきっとできる。
僕は特段高貴な生まれでもなければお金も知識もなかったから、何かをするには新しい元手が必要だった。だから、色々な組織や人間をあちこち吟味して、一番自分に合いそうな……僕の目的に賛同してくれそうな仲間や最初の居場所を作ることにしたんだ。
ここまで聞いてくれたキミならもう分かっただろ?僕の目的は「この世界の人々を進化に導くこと」……オーヴァードの力を広めて、キミや僕のような人間が誰からも受け入れられる世界を作ることだよ。
ただ少し問題があってね。キミのところのメンバーが最近ちょっとばかりトラブルを起こしまくってて、何度倒しても起き上がってくるんだ。
これがなかなかしぶとくて、そろそろ退くように求めたんだけどどうしても聞いてくれない。おまけにずっと僕を追いかけてくるときた。
……そういうわけで、今の僕にはちょうどキミのような才能を持った優秀な子が必要なのさ。
僕と道を共にしてほしい。そして僕ならキミの傷を癒せる。
名乗るのが遅れたね、僕は夜長秋良。
キミを退屈で苦痛にまみれた世界から助けに来たんだよ。
──以上、PC1との邂逅時の会話より抜粋。
ブランド(bland):「温和な、無感情な」 他人に対して温和に接するが、争いの犠牲者に対してはほとんど感情を抱かない
ブラインド(blind):「盲目な」 無頼道あむるに対する盲目な愛情、人々の正常な認識を阻害する能力、自身の倫理観の遮断