容姿・経歴・その他メモ

髪

黒の長髪

瞳

青色

肌

「えっと…神月、綾香…です。…宜しくお願いしますね。」
「本が好きなんですか？奇遇です、私もなんですよ！ミステリーですか？それともホラー？ファンタジーや青春物とか…どれもいいですよね！私は───あ、すみません…つい……」



誕生日　　：１０月１０日
好きな物　：読書・落ち着いた空間・秘密だけど日本刀鑑賞
嫌いな物　：声が大きく失礼な人・砂糖入りのコーヒー（微糖）
imagesong ：『凛として咲く花の如く』


■経歴
文学系の大学に通う女性。
退魔の家系であり月華十二碇家が一つである『神月家』に生まれる。
神月家、彼女の家は表面上剣道の道場として開かれているがその裏では古来から受け継がれている剣術を主とした退魔の家系としての側面を持つ。
退魔としての教養、その剣術は兄である神月寒白に継承されたため彼女は神月家のその側面を知る事は無いかと思われたが、彼女が１３歳の時に起きた兄の親殺しの一件後彼女が当主候補となった為彼女も神月家に関わる物事を継承することになる。
前述の一件後は両親、兄が去り一人残った彼女は神月家の剣術を学びながら祖父に育てられ過ごす。その家系上多少の差異はあれど、神月家としての仕事も分家や祖父が取り仕切っていた為彼女自身は学校に通い、友達を作り、一般的な人間と同じ生活を送っていた。
そして６年後、１９歳の時、大学生として暮らしていた彼女はとある事象の最中再び兄と対する事になる。
両親を殺した事の憎悪、唯一の肉親への感情など様々な思いが巡る中対峙、刃を交わした後互いの血が交わり広がる中で兄に刃を向けながら「私は貴方を許（ころ）さない」と告げ和解することになる。
その後幼い頃からの友人である纐纈戸水の誘いにより組織『re:maker』のメンバーとなる。纐纈戸水、テイハクタ＝ルーシワルなどといったメンバーと様々な事件に関わっていく傍ら今まで通り大学生活を送るというある種不思議な生活をしている。

実は大学卒業後は家の事を考えながらも古書店の店主をしながら探偵家業をしてみたいと思っている。理由は彼女の好む本のジャンルがミステリー系の為探偵という職業に憧れを抱いてる事から。といってもこちらは現在でも似たようなことをしているので悩み所らしい。

■人物
物静かな性格で本を読むのが趣味。その趣味や性格、長く綺麗な黒髪やその雰囲気から連想しやすいいわゆる大和撫子と言った風貌であり文学少女、またはビブリオマニア。
控えめな為積極的な行動をする事は少ないが孤立しているというわけではなく、数人仲のいい友達はいる。中でも纐纈戸水は幼少期からの知り合いであり、勝ち気で気の強いある種正反対と言える彼女に振り回される事も多いが、その在り方に助けられたりまたは支えあったり手を取り合ったりなど、気の合う親友と言える。
とはいっても内気気味であることには変わりない為大学内では一人で飲み物を飲みながら本を読んでる姿が多い。
普段は口下手なものの本の事になると非常に好奇心旺盛になる。本の好みとしては前述の通りミステリー系が主だが基本的にはジャンルは問わず家の本棚には無数に収納されている。小説だけではなく漫画も多少たしなむようで秘密であるが少女漫画もそれなりの収集をしている模様。どのジャンルにおいても深く物語を読み込む癖があり登場人物の心情や舞台設定やらがしっかりしている話が好きなようだ。
彼女の発言にもそう言った趣味が反映されているのか文学的な言い回しや引用をする時が多々あり相手を困惑させることもしばしば。自覚はあるようで一連の会話をしたのちに相手が困惑していた場合は「あ…今のはその、００という事で…すみません……」と反射的に謝ってしまう事も。
しかし意志が弱いというわけではなく、自身で選び、決めた事は決して曲げないなどといった面も存在する。
例え窮地に瀕しようと絶対に諦めず、自分に出来る事を探す。間違っていても後悔はしないようにと手を伸ばす。兄と対峙した時や親友との関係の中で見せたそういった決意の固さは人一倍であり、彼女自身自覚は無い物のそれはある種、何よりも大きな強さと呼べる物だろう。

…事実、『re:maker』のメンバーに駅前で買った自分のスペシャルシュークリームを勝手に食べられたときは３日間に渡って冷蔵庫の前で抗議し続けたという経歴がありメンバー内では『神月綾香を怒らせてはいけない条約』が結ばれてたりする。別名『怒った時の笑顔が深淵に一番近い人類発見事件』。

■能力
戦闘は好まない彼女であるが武器である日本刀を取る事となった際は神月家に伝わる流刀術を用いて戦闘をする。
『神月流無形流刀術』―――彼女が扱うその珍しい刀術は種類としては剣術に相当するが正確に言うならば剣術と体術のハイブリットである。
簡単に言えば重心移動による体幹制御で本来は人間には不可能な体勢でも完全なコントロールが可能とする体術。それに『身体の切断しやすい部位』（骨と骨の隙間など）に正確に刃を通すという剣術を合わせた物。
通常の剣術よりも切断しやすい部分を狙うという事から普通より抵抗なくかつ対象への効力を高める事が可能であるが、本来これには対象が動いてない場合でも相当の技術を必要とし、いわゆる介錯人などが扱う技術である。
これを退魔を想定として戦闘に扱える───つまり『動く対象に使う』という事を目的に前述の体術と剣術を組み合わせ生まれたのがこの流刀術である。
手足、胴、果てには日本刀まで、基点とする場所を変え瞬時に重心を移動しながら動くため、その姿はまるで舞いを踊っているかのようにも例えられる。
その特殊な性質上刀を鞘から抜いた状態で動くため居合のように基本とする型がなく、また舞うかのように移動しながら刀を振るう事から『無形流刀』と名付けられた。

彼女はこの流刀術に自身のシンドロームであるハヌマーンとサラマンダーの能力を組み合わせ刀を振るう。
ハヌマーンのシンドロームは瞬間的に身体能力を上げ、動作の加速といった使い方が主。彼女自身の流刀術とも相性が良く、自身の身体能力を上げ動きを補助する他、加速させ瞬間的にならば音を超えた絶対的な速度を持っての行動をも可能にする。といっても後者は当然リミッターを外した状態である為反動が大きくあまり彼女は使いたがらない。
戦闘時の彼女が振るった刀に白い軌跡が残るがこれは超低温の刃が通ったことによって大気中の水分が昇華しごく小さな氷晶ができるため。彼女のサラマンダーのシンドロームは高温の炎熱を操作する性質は無く、低温における熱操作───冷気を纏う形となって発現する。
絶対零度を以て振るわれる刃は細氷を作り出すだけではなく触れた相手、形となった攻撃さえも凍結させ、切り伏せる。

舞うように鮮やかに振るわれる無形流刀、そしてできる氷雪は砕け、小さな氷晶となり桜のように散る。その姿は冬から移り春に巡る季節にも例えられる。桜花雪月とも。

■コードネーム
《桜花雪月》　：おうかせつげつ。４字熟語の風花雪月から。

セッション履歴