容姿・経歴・その他メモ

物心つく前に両親と死別し、孤児院で育つ。
その孤児院にいる子どもたちや職員はみんな仲が良く、孤独を感じる暇もないほどに平穏な生活を送っていた。
ある夏の日、孤児院のみんなでバス旅行に行ったが、そこで迷子になってしまう。不安げに家族を探す彼女は、その姿を見かけたとある同年代の少年と仲良くなる。幸い元の集団に合流することができたが、その帰路でジャーム事件に巻き込まれてしまう。ジャームは彼女らが乗るバスをジャックした。ジャームは金と引き換えにすることを建前に人質を取るが、解放する気はさらさらなく、一人ずついたぶるようにして順に殺していく。そのさなか、彼女は覚醒する。気がつくと死体と血肉の中に埋もれた彼女の目の前には胸の真ん中に大きな風穴を開けたジャームがいた。彼女にその間の記憶はなく、何があったかを知っているのはその手にあった一張の弓だけであった。彼女の処遇をどうするか、と事件の収集にあたったUGNのエージェント間で話し合いが行われたとき、当時の支部長であった弓道場の主である長洲孝一が彼女を引き取ることを宣言。オーヴァードの力や在り方、弓との向き合い方を教わることになる。その弓道場の跡取りであり、またオーヴァードでもあった少年、長洲洋一や、新たな育ての父の下で家族として家族の温かみを存分に受け、少しずつ彼女は日常を取り戻していく。あるとき、彼女たちはまた別のレネゲイド事件に巻き込まれる。その事件がきっかけで長洲孝一は命を落とし、長洲洋一は姿を消してしまう。彼女は長洲洋一の帰る場所を守るため、長洲孝一の教えをつなぐため、UGN支部長と弓道道場を受け継ぐことを決意する。それからずっと、彼女は心を磨きながら、この街を守りながら、想い人の帰りを待ち続けているのである。

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