ブラッドパスを結んでも視力は回復しなかったが、それでも血盟は彼女の目となり、彼女を全面的にサポートしてくれた。

赤災の夜以後、血盟が死んで視力がなくなってからは、浮かせた鈴のエコーロケーション、及び舌打ちのクリック音（反響定位）で戦う訓練を始めた。
今度の血盟には、目になってもらわなくてもいいように。

彼女のパートナーはふたりいた。
人間と連血鬼と。

人間は彼女と社会とを繋ぐパイプであり、連血鬼は後方支援役で、彼女の脳に視覚情報を直接見せていた。
どちらも彼女にとっては半身のようなもの。
そのどちらともをあの夜に喪うことになる。

組織に作ってもらった免許証の名前は「鈴木 日登美(すずき ひとみ)」
名前は前の血盟がつけた。

血族についての設定はなんも決めていない。親とかどんな吸血鬼なんだろ。なんで吸血鬼になったんだろう。人間社会とうまくいかなかったんだろうけど。

最初に目が見えなくなった事件も決めていない。
吸血鬼が身体を失うのはそれなりに特殊だし、人間の頃から眼球がなかったのかも。

子供を産んだことはない。

前のパートナーとの関係はわかりやすく「なんかもうちょっとで恋人みたいな感じの雰囲気だったんだけどな～～～～～」くらいがいいか、「前のパートナーは彼女のことが好きだったが、彼女はまるで気が付いておらず戦いのパートナーとして大事に思っていた」くらいがいいか。
彼女⇨前のパートナーの矢印が強すぎると、今のパートナーへの関係性が希薄になる気がするので塩梅が難しい。

上海租界出身。