知能:高い　知覚:機械／五感（暗視）　反応:中立
言語:交易共通語、魔動機文明語、魔法文明語、汎用蛮族語、ドレイク語、巨人語　 生息地:不明
知名度／弱点値:32／36　弱点:衝撃属性ダメージ＋5点
先制値:34　移動速度:20／60（飛行）
生命抵抗力:38(45)　精神抵抗力:38(45)

部位数:5（胴体/魔動天使鎧/上翼/中翼/下翼）　コア部位:胴体

▼偽・空裂の剣
　先制判定に自動成功し、この魔物が先攻となります。対抗側のキャラクターが賦術【イニシアティブブースト】をSSランクで使用していた場合に限り、そのキャラクターと達成値の比べ合いを行います。そのときには、この魔物は先制値を「40」として扱います。この達成値の比べ合いは、対抗側のキャラクターは賦術【イニシアティブブースト】以外の効果はすべて受けているものとして行います。
　この能力を使用すると、すべての部位のHPを30点消費します。

○刃の空間
　この魔物から半径10ｍの範囲に常時【スラッシュフィールド】と同様の効果（効果範囲と継続時間を除く）を持つ空間が展開されています。
　この空間は目標値30の【パーフェクト・キャンセレーション】やそれに類する能力で解除することができ、解除された場合は続く24時間この能力は失われます。

○☆マナ変換炉・刃
　魔法や錬技などの技術を介さず、マナを現象に変換し、また現象をマナに還元する機関を搭載しています。
　この魔物は斬撃属性および刃のついた武器からのダメージをいっさい受けず、合算ダメージとなるべき値だけMPが回復します。ダメージ以外の悪影響もいっさい受けません。
　また、補助動作で最大「25」点まで任意の点数のMPを消費することで１ラウンド（10秒）の間、その部位の近接攻撃のダメージを斬撃属性に変更し、打撃点を「消費したMP」点だけ上昇させることができます。

▽血潮の刃
　破壊された部品を代償に、即座に強力な魔剣を創造します。HPが０以下になった部位が増えるごとに、新たな能力が[部位：胴体]に追加されます。
・１部位以上破損『ベガ・ルタ』
☑鎧貫き　打撃点決定の出目が「10以上」だった場合、防護点を無視し、さらに打撃点を+16してダメージを与えます。
・２部位以上破損『ガ・ボー』
☑減衰の黄槍　武器の攻撃が命中した場合、対象のHP最大値を適応ダメージと同じだけ減少します。これによりHPの最大値が0以下となってしまったキャラクターは、生死判定を行わずに即座に死亡します。この効果は解除目標値30の呪い属性として扱い、永続します。
・３部位以上破損『ガ・ジャルグ』
☑消散の赤槍　武器の攻撃が命中した場合、対象が受けているあらゆる特殊効果（魔法、錬技、呪歌、賦術、アイテムなど）を自動的にすべて解除します。ただし、持続時間が永続であるものは不可です。
・４部位以上破損『モラ・ルタ』
☑多重屈折斬撃　近接攻撃の対象を戦場全体の任意の敵に拡大し、発生するダメージを斬撃属性の魔法ダメージに変更します。

○２回行動
○複数宣言＝２回

▽連続攻撃Ⅱ

〆真語魔法15レベル/魔力30（37）

☑強化魔力撃＝命中+12・ダメージ+30

☑緊急格納
　瞬間的に全身をスフィアの中に格納し、状態異常をリセットします。
　すべての部位が受けている〈絡み〉や転倒などの物理的なペナルティと、達成値40以下の不利な効果をすべて解除します。また武器が手放されている場合、この能力で装備状態に戻すことができます。
　この能力を使用するとMPを20点消費します。

☆有限にして無尽の武器庫
　10ｍ以内の任意の地点に「ソードバース」と名のつくモンスターを１体作成し、配置します。この能力は１ラウンドに５回まで使用可能であり、使用するたびにMPを10点消費します。
　作成された魔物は次のラウンドから命令に従って行動を開始します。
〆魔動機術15レベル/魔力25（32）

○☑〆魔法適正＝すべて

☑○守護適正
　戦闘特技《かばうⅢ》《鉄壁》《ガーディアン》を習得しています。

○高性能魔動機
　[部位：胴体]に「○☑〆魔法適正＝すべて」「☑薙ぎ払いⅡ」「○複数宣言＝+1回」を付与します。
　[部位：胴体]と[部位：魔動天使鎧]は、手番終了時にMPが100点回復します。
　[部位：魔動天使鎧]のHPが0以下になった場合、これらの能力はすべて失われます。

▽炸裂装甲・斬
　この部位に近接攻撃を行い、「1」点以上の適応ダメージを与えたキャラクターはその１回ごとに「2ｄ+18」点の斬撃属性の魔法ダメージを受けます。

☆アーマーパージ
　鎧を自主的にパージして、機動力と攻撃力を各段に向上させます。すべての部位は命中力判定と回避力判定に+10、打撃点に+15点のボーナス修正を獲得し、同時に防護点を15点減少させます。
　この能力は[部位：魔動天使鎧]のHPが「1」以上でなければ使用できず、この能力を使用すると[部位：魔動天使鎧]のHPは0になります。

○再生＝100点
○飛翔Ⅱ
　喪失条件：[部位：上翼][部位：中翼][部位：下翼]すべてのHP０以下

▼射程拡張・マナの剣翼
　「○☆マナ変換炉・刃」で打撃点を上昇した際、同時に近接攻撃の射程を30ｍまで伸ばし、発生するダメージを魔法ダメージに変更することができます。
　ただし、この効果を適応した近接攻撃にはカテゴリ〈ガン〉への対処が有効となります。
　この能力を使用するとMPを20点消費します。

☑渾身攻撃Ⅱ
　近接攻撃のダメージを24点上昇させます。同時に、自身の回避力に-4のペナルティ修正を受けます。
○銀鋼装殻・亢
　[部位：胴体]および[部位：上翼]が受ける物理ダメージを100点軽減します。
　この能力は[部位：上翼]のHPが０以下になると失われます。
○攻撃障害＝不可・不可
　対象：[部位：胴体]／喪失条件：[部位：中翼]のHP0以下

○魔法障害＝不可・不可
　対象：[部位：胴体]／喪失条件：[部位：中翼]のHP0以下
○抗魔装殻・亢
　[部位：胴体]および[部位：下翼]が受ける魔法ダメージを50点軽減します。
　この能力は[部位：下翼]のHPが０以下になると失われます

〆主動作譲渡
　[部位：胴体]の主動作を１回増やします。

【戦闘外スキル】
○ウェポンスミス１５レベル
○エンチャンター１５レベル

　“汝の正義を証明せよ！”
　その命題に「主人への忠誠こそ我が正義」という、魔動天使の類似品であり、ルーンフォークの前身ということを鑑みると、ある意味で妥当な回答を出したワルキューレです。

　彼女の隻眼は戦傷ではなく拡張性の名残です。
　スケッギョルドはマナ変換炉の性能を物質創造の域にまで引き上げた機体であり、もともとはあらゆる武器を現地で作成する後方支援を想定されていました。
　しかし、テスト稼働の時点で発現した彼女の異能はあまりにすさまじく、「このままではラーズグリーヴの二の舞になる」と畏怖した開発陣は当初予定していた衝撃属性のマナ変換炉との並列搭載を中止しました。ゆえに彼女は刃のついた武器しか作成できず、頭部フレームには容量が空いたままになっているのです。

　武器を創造できる彼女の異能は、魔動機文明時代黎明期にはもてはやされました。彼女の力は魔剣にさえ及び、あまりに強力なものや相性の悪いものは再現できなかったものの、たいていの一度見た魔剣は再現可能なうえ、さらに構成時にある程度バリエーションを加えることすら可能でした。
　しかし中期を過ぎ、平和な後期になると彼女の異能は批判の的になります。その頃には実用品よりも芸術品としての側面が強くなっていた刀剣の類を、一目で写し取りあまつさえ改良さえ加えることのできるその力は、著作権侵害の化身だと強く非難されたのです。
　スケッギョルドは人族をいちはやく見限った機体だったと言われています。

　本格的な魔剣創造には長い時間と集中、そして数々の材料が必要らしく、戦闘中の彼女はその力を支援機としてインテリジェンス・ソードを簡易作成するか、破損した自らの部品を触媒に使い慣れた一対の魔剣と魔槍を生み出す程度にしか使いません。

　この魔物を倒すと「贋作の根を断つ者（300点）」の名誉称号を得ます。

※上記のデータは100個の剣のかけら（HP+500、MP+100、抵抗+4）およびTD表J＆G（HP+200）の補正を適応済の数値です。