知能:高い　知覚:機械　反応:中立
言語:すべて　 生息地:地下迷宮
知名度／弱点値:20／26　弱点:雷属性ダメージ＋３点
先制値:25　移動速度:28／56（飛行）
生命抵抗力:31(38)　精神抵抗力:31(38)

部位数:4（胴体／炎翼／浮遊盾×2）　コア部位:胴体

○☆マナ変換炉・炎
　魔法や錬技などの技術を介さず、マナを現象に変換し、また現象をマナに還元する機関を搭載しています。
　この魔物は炎属性のダメージを受けず、合算ダメージとなるべき値だけMPが回復します。ダメージ以外の悪影響もいっさい受けません。
　また、補助動作で最大「5」点まで任意の点数のMPを消費することで10秒（１ラウンド）の間、その部位の近接攻撃、射撃攻撃のダメージを炎属性に変更し、打撃点を「消費したMP」点だけ上昇させることができます。

▼黒染
　炎属性を伴う魔法や特殊能力を使用する際、その炎を黒く染めることができます。この効果による炎属性ダメージは「○☆マナ変換炉・炎」を含むあらゆる炎属性への耐性を無視して、対象に与えられます。
　またこの効果によってダメージを受けた対象は、その後10秒（１ラウンド）の間、防護点が２点減少します。この防護点減少は累積せず、また防護点は0未満にはなりません。
　この効果を使用した部位は手番の終了時、HPが10点減少します。

○再生＝10点
〆☆ダグザの巨釜／魔力20（27）
　魔法系統13レベルまでのすべての魔法を魔力20で行使します。技能レベルが求められる場合、すべての魔法使い系技能を13レベル習得しているものとして扱います。
　妖精魔法はすべての属性を13ランクと、特殊4クラスの魔法を行使します。
　神聖魔法は信仰をキルヒアとし、それに対応したものを行使します。

○☑〆魔法適正
　戦闘特技《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《鷹の目》《魔法拡大/数・距離》《ワードブレイク》を習得しています。

☑緊急格納
　瞬間的に全身をスフィアの中に格納し、状態異常をリセットします。
　すべての部位が受けている〈絡み〉や転倒などの物理的なペナルティと、達成値40以下の不利な効果をすべて解除します。また武器が手放されている場合、この能力で装備状態に戻すことができます。
　この能力を使用するとMPを20点消費します。

▼銀鋼装甲・改Ⅱ
　受ける物理ダメージを「0」に変更します。
　この能力は１日に3回までしか使用できません。
○飛翔Ⅱ／喪失条件：[部位：炎翼]のHP0以下

☆イグニスの業火
　全身から炎を噴き出します。10秒（１ラウンド）の間、すべての部位の近接攻撃は、与えるダメージが炎属性となり、命中判定に+4のボーナス修正を得て、打撃点が+8点されます。
　この能力を使用すると、[部位：炎翼]のHPが１０点減少します。

☆イグニスの守り
　全身に炎を纏います。10秒（１ラウンド）の間、すべての部位の防護点が+5点されます。また、その間にこの魔物に近接攻撃を行ったキャラクターはその成否にかかわらず、その１回ごとに「2ｄ+7」点の炎属性の魔法ダメージを受けなければなりません。
　この能力を使用すると、[部位：炎翼]のHPが１０点減少します。

〆主動作譲渡
　[部位：胴体]の主動作を１回増やします。

○抗魔装殻・改Ⅱ
　[部位：胴体]が受ける魔法ダメージを20点軽減します。
　この能力は[部位：炎翼]のHPが０以下になると失われます。
○攻撃障害＝不可・+4／対象[部位：胴体]／喪失条件：すべての[部位：浮遊盾]のHP0以下

○精密射撃

○ガン
　バルカン砲は射程10ｍで装填数は4のカテゴリ〈ガン〉の武器として扱います。

〆装填
　バルカン砲の弾薬を完全に装填します。

☑無明死火
　１回の主動作で射撃攻撃を２回行います。１回目の攻撃の結果を確認してから、２回目の攻撃対象を選ぶことが可能です。
　この能力を使用すると、MPを３点消費します。

▽オフェンスモード
　盾がすべて破壊されると、その制御に割いていた容量をまわし攻撃に特化します。
　すべての[部位：浮遊盾]のHPが０以下になった場合、[部位：胴体]は「☑強化魔力撃＝命中+7・ダメージ+20」「☑薙ぎ払いⅡ」「○複数宣言＝２回」を習得します。

　“汝の正義を証明せよ！”
　その命題に「姉妹の行く末を見届けることこそ我が使命」と結論付けたワルキューレです。
　この魔物を倒すと「終止符の代行者（150点）」の名誉称号を得ます。

　スクルドは最初に作られた、ワルキューレの試作型です。
　まだデータ蓄積が少なく機能が不安定だったマナ変換炉を少しでも安定させるため、デザイアはもともと炎を操る素質をもったダークドワーフの少女の魂を材料に使いました。その経緯からスクルドは他の姉妹たちに比べ人族だったころの記憶と感性が色濃く残っており、『己が成功してしまったから後に８人も殺人機械へとなり果てる少女が生まれてしまった』という想いを抱くに至ります。
　彼女は先駆者として後に続くワルキューレたちがどのような結末を迎えるのか見届けることが自らの責務と考えており、現在は世界各地に散らばった姉妹を余さず観察する術を求めて“知識の蒐集に溺れる”メルバル・ザガル・アドル（『WT』175頁）のもとに身を寄せています。
　そこでお互いに膨大な年月に裏付けされた知的交流の結果、魔法文明時代に滅びたはずの知識すらも実用レベルで使用可能になったという噂もありますが、真偽を確かめた者はいません。

※上記のデータは20個分の剣のかけら（HP+100、MP+20、抵抗+4）およびTD表I（HP+120）の補正を適応済の数値です。