知能:高い　知覚:五感（暗視）　反応:友好的
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語、異界語　 生息地:？？？
知名度／弱点値:23／30　弱点:物理ダメージ+3点
先制値:25　移動速度:20
生命抵抗力:34(41)　精神抵抗力:32(39)

○呪い無効、病気無効

〆限定真語魔法、操霊魔法、深智魔法15レベル/魔力28（35）
この魔物が魔法を行使する場合、通常のMPより「10」点多く消費する必要があります。
また、直接的にダメージを発生させる魔法はいっさい使えません。異界の魔法は難しいのです。

○☑〆魔法適正
戦闘特技《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《鷹の目》《マナセーブ》
《魔法拡大/数･時間･範囲･確実化》《ワードブレイク》《ルーンマスター》を習得しています。

〆占瞳/29（-）
基準値29で、超越者用の占瞳を含む、全ての占瞳を用います。
占瞳の使用時には固定値を用いず、必ず2dを振って基準値に足し、達成値を求めるようにします。

○大いなる瞳の主
戦闘特技《自己占瞳》《占瞳操作》《代償軽減》《代償半減》《双占瞳》を習得しています。
また、《双占瞳》を使用する場合、宣言特技として宣言しなくても使用することができます。

○三千世界の観測者
変装判定、弱点隠蔽判定など、何かを隠したり偽ろうとしたりする行為判定は、
観測者に対しては自動的に失敗します。また、セージ技能による判定を基準値28（35）で行えます。

○過剰再生=35点
千切れ飛んだ肉体をも即座に修復するほどの再生力を有しています。
この能力は手番終了時に自動的に発動しますが、MPを「10」点消費します。

○異界の吸血鬼
太陽の下にいる限り、出番の終了時に「35」点の魔法ダメージを受けます。このダメージは、いかなる効果でも軽減できません。さらに完全な行動不能に陥り、特殊能力「過剰再生」を失います。この効果は呪い属性として扱われ、太陽の下にいる限り、永続します。

○原初の呪い（アンサラー）
自らに傷をつけた相手に対して、"報復"という名の原初の呪いを叩きつけます。
近接･射撃攻撃を受けた場合、その適用ダメージと同じ点数の魔法ダメージを攻撃者に与えます。
魔法･ガンによる攻撃を受けた場合、与える魔法ダメージは、その半分（切り上げ）の点数になります。
この効果は呪い属性として扱われ、「呪い属性無効」を貫通します。

☆グラザー･デセスペランサ/28（35）
精神を極限まで集中させ、運命をその眼で引き寄せると共に絶望を知ります。
次に使用する占瞳の効果と対象、持続時間を2倍にし、占瞳の基準値を+10します。
この効果を使用すると、MPを30点消費します。

〆グラザー･レシグナシオン/28（35）
あらゆる未来を見通す瞳をもって、あらゆる死の可能性を見通し、回避のための手段を講じます。
自身以外のキャラクターを1体指定し、そのキャラクターが生死判定を行う場合、それを自動成功させます。
この効果は、1度生死判定を振るまで、24時間持続しますが、1人のキャラクターに対して1日1回までしか使えず、そのキャラクターが自身の目に届く所にいない場合は効果は発揮されません。
この効果を使用すると、MPを30点消費します。

☆グラザー･ルナティックス/28（35）
並行世界をも見通す目をもって、両の瞳で同時に別々の未来を映し出します。
1ラウンド（10秒）の間、主動作型の占瞳を2つ同時に補助動作で行えるようになります。
補助動作で占瞳を使用する場合、-4のペナルティ修正を受けます。この能力は1ラウンドに1回だけ使えます。
この効果を使用すると、MPを15点消費します。

▼魂を啜るもの
攻撃が命中したときに、対象に牙で噛み付くかどうか選択できます。
これを選んだ場合、対象に与えるダメージは「2d+30」点となり、適用ダメージと同じだけ、観測者のHPとMPが即座に回復します。この効果でHPが0以下になった対象は、生死判定を行わず即座に死亡します。死亡すれば、二度と蘇生することはできません。

○魂炎
観測者が生死判定に失敗して死亡した場合、その場で即座に、蒼く輝く炎へと姿を変えます。
この炎はいかなる手段でも消すことはできず、12時間後に完全な状態で炎の中から復活します。
復活を防ぐ手段は、7日間の間絶えることなく太陽の光を浴びせ続けることです。7日間の間、太陽に晒され続けた炎は徐々に弱くなって消え、観測者は完全に滅びます。戦闘開始時の魔物知識判定の達成値が弱点値以上でなかった場合には、この方法をキャラクターは知り得なかったことになり、上記の方法を試みても、阻止ないし滅ぼすことはできません。

通称、"三千世界の観測者"と呼ばれるその存在は、いつからかラクシアに現れました。
異世界から来た存在と囁かれており、しかし半数の者はその話を信じてはいませんが、事実ラクシアに存在しない言語を複数操り、ラクシアのどの形態とも異なる能力を扱う事から、一概にホラ話とも言い切れません。

太陽で動きが鈍り、血を啜るといった特徴から、ノスフェラトゥの一種ではないか？と学者達は唱えていますが、彼本人はその事を否定しています。本人に曰く「ダンピール」といった種族で、ラクシアのラルヴァにあたる存在です。とはいえ、その能力は限りなくノスフェラトゥに近く、人間としての血や力は非常に希薄なようです。異界の存在ではあるものの、彼の保有する"穢れ"は4点相当であり、守りの剣の影響下には近付く事ができません。

彼は非常に占瞳に長け、独自の秘奥を獲得しており、特筆すべき能力として、幻獣ククと同様に彼はいっさいの偽りを看破し、その瞳であらゆる未来を見通し物事を明らかにする事ができます。ですが、見通した先で絶望の未来を知る事が多く、その力の行使には多大な精神力を消耗するため、決して多用と過信はしません。彼がその力を奮うのは、必要に迫られた時だけなのです。

また、自らを傷付けた者に対して、全く同じ傷を同じ場所に返すという呪いをその身に宿しています。この呪いは自身の意思で止められる物ではなく、無差別に発動してしまいます。恐ろしい能力ですが、もっぱら戦いを好まない彼が逃亡する時に活用されているようです。

…どうやら、ラルヴァの"フィアナ･バーレイグ"と瓜二つの容姿をしていますが……？