知能:高い　知覚:魔法　反応:敵対的
言語:交易共通語、汎用蛮族語、魔法文明語　 生息地:リーゼン地方
知名度／弱点値:21／32　弱点:純エネルギー属性ダメージ+3
先制値:32　移動速度:24
生命抵抗力:33(40)　精神抵抗力:35(42)

部位数:5（本体/兜/杖/胸当て/籠手）　コア部位:本体

◯通常武器無効

◯精神効果無効

○絶対先制
先制判定に自動成功します。達成値の比べあいが必要な場合、達成値は32として扱います。

◯魔法障害=不可
強力な魔力による結界が、魔法による攻撃を妨げます。[部位:本体]は魔法攻撃の対象になりません。
2つ以上の[部位:いずれかのアーティファクト]のHPが0以下となった場合、この能力は「魔法障害=-4（[部位:本体]を対象に含めて魔法を行使しようとする場合、行使判定に-4のペナルティ修正）」に変化します。
すべての[部位:いずれかのアーティファクト]のHPが0以下となった場合、この能力は、失われます。


〆真語魔法、操霊魔法、深智魔法、秘奥魔法、神聖魔法15レベル（メティシエ）/魔力32（39）
各レベルの操霊、召異、基本神聖魔法と、メティシエの特殊神聖魔法を行使できます。
使用する秘奥魔法は、各レベルで習得可能なものすべてとしてください。

〆占瞳/30（-）
基準値30で全ての占瞳を用います。
占瞳の使用時には固定値を用いず、必ず2dを振って基準値に足し、達成値を求めるようにします。

◯再生=25点
手番の終了時に、HPが「25」点回復します。HPが0以下になると、この能力は失われます。

◯マナの身体
長い年月により、体が魔力と一体化しています。
この魔物のHPとMPは一体化しており、MPを消費するさいは、HPから消費されます。

○☑〆魔法適正
戦闘特技《マルチアクション》《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》
《鷹の目》《魔法拡大/数･距離･時間･範囲･確実化》《ワードブレイク》《マナセーブ》
《MP軽減/真語魔法･操霊魔法･深智魔法･秘奥魔法･神聖魔法》《ルーンマスター》を習得しています。

○複数宣言=3回

◯魔法耐性
いかなる魔法に対してでも、この魔物が精神抵抗力判定に成功した場合、
結果を「消滅」として扱います。魔法以外（練技、呪歌、賦術、魔物による効果）には適用されません。

◯2回行動
1ラウンドに主動作を2回行えます。

〆2回攻撃&双撃
両手に持った武器（杖と剣）でそれぞれ1回ずつの攻撃を行います。
1回目の攻撃の結果を確認してから2回目の攻撃を、同じ対象にさらに行うか、
別の対象を選んで行うかを選ぶことができます。

▼消散の杖/必中
武器での攻撃が命中した場合、対象が受けているあらゆる特殊効果（練技、呪歌、賦術、アイテムその他）を自動的に解除することができます。ただし、持続時間が永続であるものは解除できません。この能力を選択した場合、その命中に「凍てつく刃」の能力を使うことはできません。
また、「2回攻撃&双撃」が2回とも命中した場合は、この2つの能力それぞれ1回ずつを振り分けねばなりません（順番は自由です）

▼凍てつく刃/28（35）/生命抵抗力/消滅
武器での攻撃が命中した場合、相手を麻痺させ、完全な行動不能に陥れます。この効果は呪い属性であり、永続します。この能力を選択した場合、その命中に「消散の杖」の能力を使うことはできません。また、「2回攻撃&双撃」が2回とも命中した場合は、この2つの能力それぞれ1回ずつを振り分けねばなりません（順番は自由です）

〆不死王の支配/33（40）/精神抵抗力/消滅
「射程:500m」「形状:起点指定」で、目視した分類：アンデッドである魔物1体を支配下におきます。
支配された魔物は、この魔物の指示に絶対的に服従します。指示がない場合でも、この魔物の利益と保護を優先的に考え、行動します。
一度支配下に入ってしまえば、距離がいくら離れても、この能力は失われず、また、永続します。

〆不死王の監視
自らを中心に半径500m以内に存在する分類:アンデッドである魔物をすべて、その正確な位置とともに感知し、把握しています。また、その範囲内にいて、「不死王の支配」で支配下においている魔物の1体と視覚を共有します。同時に視覚を共有できるのは1体だけですが、どれと共有するかは、補助動作で制限なく切り替えることができます。
感知や探知を阻害する魔法やアイテムで、この効果を免れることは可能です。

☆貴族の支配力（ドミニオン）/必中
魔法文明時代、神に力を分け与えられた"神将"の末裔である力で他者を支配します。
「射程:10m」「形状:起点指定」「対象:すべて」で、この能力の対象となったキャラクターは、
意識が明確なまま洗脳され、1分（6ラウンド）の間、この魔物の指示のままに行動します。

ただし、冒険者レベル15以上のキャラクターの場合、抵抗の余地があります。
その場合、達成値32を目標に「冒険者レベル+精神力ボーナス」で精神抵抗力判定を行い、
判定に成功すれば、支配されません。以後この魔物から2度と支配されることもなくなります。
この効果は精神属性かつ呪い属性として扱います。


◯魔法生物同等
魔法生物の共通能力である「毒無効「病気無効」「精神効果無効」「感知される」の能力を持ちます。
回復効果を受けるときも、魔法生物と同様に扱い、処理します。

◯装具
【インテンス･コントロール】【バインド･オペレーション】【コマンド】の効果は受けません。
魔法文明時代の恒常的な魔法のアイテムとして、【パーフェクト･キャンセレーション】の対象となります。
（行使1時間、達成値40で解除）

◯独自抵抗
各々が、本体とは独立して生命抵抗力と精神抵抗力を持ち、その数値で判定されます。


◯抵抗力30（37）
生命抵抗力、精神抵抗力が要求されるときは、基準値30でこれを行います。

▽恨みチャージ
いずれかの部位が「1」点以上の魔法ダメージを受けた場合、その1回ごと「1」点の恨みをチャージします。
このチャージは、次の「恨み返し」の効果に影響します。

〆恨み返し/25（32）/精神抵抗力/消滅
射程：形状=無限/起点指定で対象1体に能力値減少の呪いを与えます。対象は、無作為に決定した能力値が、恨みの「チャージ」点減少します。対象は、そのときに「チャージ」されていた恨みにかかわる魔法ダメージを与えたキャラクターの中から選ばなければなりません。
この能力を使用すると「チャージ」は0となります。この効果は呪い属性であり、累積します。この効果では能力値は「0」点までしか下がりませんが、どの能力値でも「0」になれば、対象は即座に死亡します。


◯抵抗力31（38）
生命抵抗力、精神抵抗力が要求されるときは、基準値31でこれを行います。

◯MP維持
いかなる効果を受けても、MP「25」点を維持します。
ダメージなどは計算され、適用されますが、直後に「25」点回復します。

◯MP供給
[部位：本体]がMPを消費するとき、その都度20点までをこの部位から融通することができます。

◯抵抗力30（37）
生命抵抗力、精神抵抗力が要求されるときは、基準値30でこれを行います。

◯消魔の守護
すべての部位について、それが受ける魔法ダメージを「10」点、軽減させます。
ダメージは「0」未満にはなりません。

◯万全の守り
[部位:本体]がダメージを受けるさい、あらゆる場合において、合算ダメージは半減されます。


◯抵抗力28（35）
生命抵抗力、精神抵抗力が要求されるときは、基準値28でこれを行います。

◯追加攻撃
自身の手番で近接攻撃を行った相手に対し、もう1回、近接攻撃を行うことができます。

☑牙折り
攻撃が命中した場合、続く10秒（1ラウンド）の間、対象が近接･射撃攻撃で発生させる物理ダメージを「-8」点します。この効果で適用ダメージが「0」未満となることはありません。

▼どこでもカウンター
任意の部位に与えられた近接攻撃に対し、戦闘特技《カウンター》と同じことを試みることができます。このときの処理は、《カウンター》に準じます。失敗時には、[部位:籠手]がダメージを受けます。
[部位:籠手]を含んで同時に複数部位に与えられた近接攻撃に対して、[部位:籠手]以外のいずれかに向けたものにこれを試みた場合には、別途、[部位:籠手]は、回避力判定を行わねばなりません。[部位:籠手]に向けられたものに《カウンター》を試みたなら、回避力判定は行われません。

"狂蝕の魔法王"カニス･ウェナ･サバーカは、魔法文明時代に存在した魔法王のひとりです。
生前、無限の寿命を持つノーブルエルフの魔法王らに対し、人間の身である自身に強烈なコンプレックスを抱いていた彼は、晩年、不死の秘術を求め、遂には秘術を成し遂げ不死の王――デスロード――となりました。

狂乱した彼は、そのまま諸国を支配し、不死の王国を作り上げましたが、それを見かねたある魔法王とその契約相手であったエルダードラゴンに敗れ、封印されるに至りました。しかし、その若き魔法王には死後も縛る呪いを、エルダードラゴンには”盟約”と云う名のギアスを。それぞれに爪痕を残し、リーゼン地方の深い大地の底で数千年の時を過ごします。

そして、数千年後のラクシアで、遂に封印が破れ、ギアスに縛られていたエルダードラゴンを利用し、自らの復活のための命を大地の底で集め始めました――が、そこをとある英雄たちの手によって、ギアスに縛られたエルダードラゴンともども滅ぼされ、塵に返されてしまったと云います。完全に滅んだと思われますが、彼の狂気の秘術は底を留める事を知らず、いつまた復活してもおかしくはないだろう――と、彼の記録を知る賢者たちは、そう考えています。

上記のデータは、完全復活したさいのもので、以前の復活のときには、復活直後で十分な命の数を集められていなかったということもあり、通常のデスロードと大差ないものでした。

この魔物を倒した場合、「狂蝕を剥がすもの（250点）」の称号と追加名誉点を得ます。