【蛮族】
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登録蛮族:識別名“フェンリル”
(サファイアバジリスクハイエンド)
知能:高い 知覚:五感(暗視) 反応:敵対的
言語:なし  生息地:シミュレーター
知名度/弱点値:24/29 弱点:水・氷属性ダメージ+3点
先制値:27 移動速度:15
生命抵抗力:30(37) 精神抵抗力:30(37)
攻撃方法 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
無手25(32)2d+2524(31)23457160
特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 ☑:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
氷乙女の祝福
 スカディ(『BT』145頁)が見初めた証です。
 この魔物が受ける水・氷属性のダメージを10点軽減し、その不利な効果をいっさい受けません。
 祝福を与えたスカディが消滅すると、この能力も消滅します。

睥睨する蒼冷の視線/23(30)/生命抵抗力/消滅
 この戦場に存在するすべてのキャラクターは、ラウンドの開始時毎に生命抵抗力判定を行わなければなりません。失敗すると1時間の間、あらゆる行為判定に-1のペナルティ修正を受けます。
 この効果は最大で-4まで累積し、水・氷属性として扱います。また、効果を受けている対象が炎属性の物理ダメージ、魔法ダメージ(最低0点)を1回受けるごとに、受けているペナルティ修正が1点軽減されます。
 最大までペナルティ累積状態で抵抗に失敗すると完全に凍り付いてしまい、時間経過や炎ダメージでは融けなくなります。こうなると炎の傍など暖かい場所で3時間かけて解凍するまで、一切の行動がとれません。

縛鎖する蒼玉の視線/24(31)/精神抵抗力/消滅
 この魔物が近接攻撃、射撃攻撃の目標にされたとき、その命中力判定の達成値を確認した後で回避判定の代わりに使用できます。攻撃を行おうとしていた対象は精神抵抗力判定を行い、失敗すると石化進行(敏捷度-12)(『BT』28頁)を受け、さらに対象の攻撃は自動的に失敗となります。
 この効果は呪い属性として扱い、1ラウンドに1回まで使用できます。

流転する新生の視線/22(29)/精神抵抗力/消滅
 「射程:10m」「形状:射撃」でキャラクターひとりの時間を1分(6ラウンド)だけ進めます。この効果を受けると、対象が受けている一時的な効果(魔法、錬技、呪歌、賦術、鼓咆、占瞳など)の効果時間が1分(6ラウンド)余分に経過します。その結果、効果時間を超過したのなら、即座にその効果は消滅します。
 この効果を受けると「○睥睨する蒼冷の視線の視線」の効果を即座に6回分、抵抗しなければなりません。
 この効果は呪い属性として扱い、1ラウンドに1回まで使用できます。

2回攻撃&2回投擲(自在)
 1回の主動作で2回の近接攻撃と2回の投擲射撃攻撃を行います。1回1回、攻撃の結果を確認しながら、次の攻撃を同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことができます。命中力と打撃点は通常の攻撃の数値に依存します。
 投擲射撃攻撃は「▼氷毒刃」で作成した武器を装備していなければ使用できず、使用した武器は失われます。射程は10mです。
 この能力は《マルチアクション》の適応対象として扱い、宣言した場合、この能力に加え1回の魔法行使をひとつの主動作で行うことが可能です。

足癖が悪い/23(30)/回避力/消滅
 近接攻撃が命中した時、追加で同じ対象に蹴りを放つことができます。蹴りの打撃点は「2d+27」点となり、さらに蹴りが命中した場合、10m以内の任意の場所に乱戦エリアや移動妨害を無視して移動することが可能です。この能力による移動は例外的に主動作の途中に行うことができ、魔法行使などによる移動制限も無視されます。

真語魔法15レベル/24(31)

○☑魔法適正
 戦闘特技《ルーンマスター》《マルチアクション》《魔法拡大/数・時間・距離》《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》を習得しています。

氷毒刃
 この魔物がダメージを受けたとき、そのたびに流れる血を凍らせて武器をひとつ作成し、ストックできます。武器を装備すると、打撃点が「武器作成時に受けたダメージ÷2(端数切り上げ)」点上昇し、与えるダメージが水・氷属性かつ毒属性(複数の属性を持つ効果⇒『FC』138頁)になります。
 装備できる枠は右手、左手、両足の三か所です。装備するのは補助動作となります。ストックできる武器の数に制限はありません。

○▽往生際が悪い
 戦闘特技《不屈》を習得しています。
 またHPが0以下になった瞬間からすべての行為判定に+4のボーナス修正を得て、打撃点が+10点されます。
戦利品
  なし
解説
 カルゾラル高原の遺跡より発掘された、シミュレーターに残っていた戦闘データです。魔動機文明全盛期においてなお、蛮族の脅威にさらされ続けたカルゾラル高原。その中でも戦場で猛威を振ったネームドのデータを、生き残った兵士が持ち帰った情報から再現したものとされています。
 認識すべき圧倒的脅威として構成された『登録蛮族』のリスト。その最上位に記載されたのが識別名“フェンリル”。伝説の凍土に生息する魔獣の魂と凍り付いたマナが合わさって顕現するという上位妖精にちなんだコードネームを冠されるにふさわしく、一瞥するだけで戦場すべてを凍り付かせたネームドです。
 その正体はサファイアバジリスクだと目されていますが、戦場で洗練された戦闘スタイルは一般的に賢者に知られているそれとはかけ離れています。オリジナルは一般的に知られている行動をとることもあるのでしょうが、戦闘データとして組まれたアバターは登録された攻撃方法しか使用してきません。
 契約しているわけでもないのに妖精に好かれる体質らしく、その周囲には常に妖精がうろちょろしています。特に戦場を凍り付かせる視線も炎の妖精を凍えさせることはできず、炎の化身である彼女たちは味方を温める重要な役割を担っています。
作成者:藤双樹
最終更新 : 2017/01/28-17:54:14

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