名称:〝プロフェッショナル・フィクサー〝エルガシア(ミステリアスダイヤモンドバジリスクアンノウン)
モンスターレベル:30 分類:蛮族
知能:高い 知覚:特殊 反応:中立
言語:交易共通語、汎用蛮族語、魔法文明語、バジリスク語、ドレイク語、妖魔語 生息地:砂漠、遺跡
知名度/弱点値:34/39 弱点:水・氷属性ダメージ+3
先制値:37 移動速度:20
生命抵抗力:40(47) 精神抵抗力:40(47)

攻撃方法:武器/命中力:35(42)/打撃点:2d+35/回避力:34(41)/ 防護点:33/HP:372/MP:226

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
〆真語魔法20レベル/魔力38(45)

○2回行動

○複数宣言=2回

○□︎〆魔法適性=すべて

○魔眼隠しのヴェール
彼女の持つ魔眼と名のつく能力は、その効果が発揮される場面を目撃していなければ魔物知識判定に成功しても露見しません。
魔眼と名のつく能力を使用する場面をPCが目撃した場合、効果処理後PCは即座に魔物知識判定を行うことが可能です。
○全天の魔眼に関しては、透明の対象を的確に捕らえる、背後からの不意打ちにも難なく対応するなど、明らかに通常の五感だけでは説明がつかない対応を目撃した場合に魔物知識判定が可能です。
判定の達成値が44以上であった場合、能力名と効果が明らかになります。
全天の魔眼のみ、達成値48以上の場合に露見します。

○全天の魔眼
この魔物は自身を中心とした半径30m全方位の空間を常に視界に捉えており、範囲内の透明をすべて感知し、見ることができます。透明に対する行動制限やペナルティを一切受けません。

〆白閃光の魔眼/34(41)/精神抵抗力/半減
「射程:50m」「形状:貫通」で、白く輝く光線を放ち、「2d +38」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与えます。

〆転移の魔眼/34(41)/精神抵抗力/消滅
「射程:30m」「形状:起点指定」で、対象を睨みつけ、対象を特定の座標からこの魔物が望む場所に転移させます。
転移させる先は、この魔物から30m以内の任意の地点となります。また、高度もこの魔物からの距離との合計が30m以内となる座標なら、自由に決められます。空中に転移させられた対象は、即座に落下距離に応じた落下ダメージを受けます。対象を転移させる座標は、この効果の使用時に、この魔物が視認可能な場所でなくてはなりません。

〆停止の魔眼/34(41)/精神抵抗力/消滅
「射程:30m」「形状:起点指定」で対象を睨みつけ、動作を制限します。
対象は10秒( 1ラウンド)の間、主動作と補助動作を行えなくなります。対象が複数回主動作を行うことができる場合、その回数を 1回のみ減らします。

☆金剛石の魔眼/34(41)/精神抵抗力/消滅
「射程:50m」「形状:起点指定」で、敵 1体を睨みつけ、石化進行(器用度、敏捷度、知力/−18)(⇒『EX』68頁、『BT』28頁)の効果を与えます。この効果では最終的には石像ではなく、ダイヤモンドの像に変わります。【キュア・ストーン】で解除することは可能です。
鏡を手にしているものがこの能力の対象となった時、精神抵抗力判定の達成値が、目標値より4以上高ければ、視線を跳ね返し、この魔物にこの効果を与えることができます。このとき、この魔物は精神抵抗力判定を行うことはできません。
この効果は、この魔物が目隠ししていても与えられ、 1ラウンドに2回まで、異なる対象に対し使えます。

☆操位の魔眼/34(41)/精神抵抗力/消滅
「射程:50m」「形状:起点指定」で対象 1体を睨みつけ、移動を制限します。
対象は、10秒( 1ラウンド)の間、「全力移動」ができなくなり、魔法やアイテム、特殊能力などによる移動を行えなくなります。戦闘特技《影走り》などの移動を補助したり移動に付随したりする能力も失います。自身に最初から備わっている身体部位を利用した歩行や飛行のみが可能です。
この能力は 1ラウンドに 1回しか使用できません。

▽毒の血液/33(40)/消滅
この魔物が存在する乱戦エリア内で、この魔物にダメージを与えたものは、自身の手番終了時に「2d +30」点の毒属性の魔法ダメージを受けます。

▽剣の託宣/復活魔物化



戦利品
 :

解説
ディルフラム西部〝七席議会〝を統治するバジリスクたちの筆頭です(⇒『PDe』84頁)。十三魔将の一人であり、表立って戦うことは滅多にないもののその魔法能力と邪視の力は計り知れず、彼女が統治するディルフラム西部において彼女の存在が無益な争いに対する抑止力となっています。
ある時を境に四つ目の魔眼を開眼し、以前にも増して圧倒的な制圧力を得た彼女は勢力を拡大していき、より広大な範囲を支配下に置くようになりました。
一つ目の魔眼で睨んだ者を金剛石へと変え、二つ目の魔眼からは鋼をも貫く白い閃光を発し、三つ目の魔眼は睨んだ者の移動を封じ、彼女の思うままに自在に転移させることができます。
四つ目の魔眼は対象の動作を大きく阻害する魔眼であり、並みの戦士では為すすべがなくなってしまう程の脅威となります。
他者には露見していませんが実は五つ目の魔眼をも開眼しており、自身の周囲すべてを知覚する全天の魔眼を有しています。これにより範囲内ならば遮蔽の先にも他の魔眼の力を作用させることができます。
しかし彼女は抜け目のない性格をしており、自身の力を徒らに振るったりしません。敢えて相手の油断を誘うために隙を見せたり、計算を狂わせるために手加減をしたりして手の内を極力見せないように立ち回ります。
さらに魔眼の能力の露見を防ぐ魔法のアイテムを所有しており、彼女の魔眼の力を看破するのは容易ではありません。
情報管理も徹底しており意図的に偽装することさえあります。
普段は自身の拠点である大部分が金剛石によって作られた宮殿の最奥部に居座っており、気が向くと転移魔法による移動で遠方へも足を運ぶこともあります。