名称:〝真紅の令嬢〝モスキート(ヴァンパイアハイブリッドブラッド)
モンスターレベル:16 分類:蛮族
知能:高い 知覚:五感(暗視)&魔法 反応:敵対的
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語、魔法文明語 生息地:不明
知名度/弱点値:41/54 弱点:物理ダメージ+2
先制値:37 移動速度:44/88(飛行)
生命抵抗力:41(48) 精神抵抗力:38(45)
攻撃方法:槍/命中力:37(44)/打撃点:2d+35/回避力:34(41)/ 防護点:32/HP:404/MP:247
特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
◯通常武器無効
○2回行動
○複数宣言=2回
○飛行II
○真紅の再生=45点・29点
自身の手番終了時に、HPを「45」点、MPを「29」点回復します。
○不倶戴天への見識
セージ技能を基準値31で行えます。このキャラクターが、弱点を見抜いたほ他のキャラクターに対し、弱点に対応する攻撃を行ったならば、弱点の効果を2倍に換算します。更に、対象がヴァンパイアやそれに所縁あるものの(エンプーサやリャナンシーなど)場合魔物知識判定に+4のボーナス修正を得て、このキャラクターが与える全てのダメージに「+10」点します。ボーナス修正が得られるか否かは最終的にGMの判断となります。
○マナ耐性+
自身が受けるあらゆる魔法ダメージを「−10」点します。
☆真紅の褒章/必中
「形状:起点指定」「射程:接触」「対象:1体」に自らの血液を与え自身の配下を強化します。対象のHPとMPを50点回復し、10秒(1ラウンド)の間、対象のあらゆる判定に+3のボーナス修正を与え、発生させる全てのダメージを「+10」点します。
この効果の対象にできるのは自身が使役するエンプーサやゴーレム、魅了によって支配しているキャラクターに限られます。
この効果は初めて受ける対象には「抵抗:なし」として扱われます。また、この効果を1度でも受けたことがあるキャラクターに対してモスキートはあらゆる判定を行う際自動成功として扱えるようになります。
この効果を使用するとHPとMPを50点消費します。
○血の宿命
太陽の下にいる限り、手番の終了時に「45」点の魔法ダメージを受けます。このダメージは、いかなる効果でも軽減できません。
さらに、命中力・回避力判定に−4のペナルティ修正を受け、特殊能力「○通常武器無効」「○真紅の再生」を失います。
○魅了の芳香/33(40)/精神抵抗力/消滅
自身の周囲に甘い香りを充満させます。自身を中心に「半径20m」の任意の対象は抵抗に失敗すると、10秒(1ラウンド)の間あらゆる行為判定に+2のボーナス修正を受け、モスキートの指示に従って動きます。指示がなければ特に何もしません。この効果は精神効果属性として扱います。
また、この能力を受けた対象は以降この能力を受けていない状態で行う行為判定に−2のペナルティ修正を受けることになります。この効果は精神効果+呪い属性として扱い、永続します。
この能力は、モスキートの手番開始時に1回だけ発生します。
☆暗黒の魔眼/30(37)/精神抵抗力/消滅
「射程:50m」「形状:起点指定」で対象1体を睨みつけます。
抵抗に失敗した対象は10秒(1ラウンド)の間身体が麻痺し、すべての補助動作が行えなくなります。
達成値33以下で抵抗に失敗したキャラクターは1分(6ラウンド)の間意識を完全に支配され彼女の思うままに行動します。
この効果はラウンド毎、モスキートの手番開始時に2回まで使用できます。
○□︎〆魔法適性
戦闘特技《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数》《マルチアクション》《ワードブレイク》を習得しています。
〆神聖魔法(ティダン)16レベル/魔力37(44)
超越者用神聖魔法は【ホーリー・ブレッシングII】を習得しています。
〆真語魔法、操霊魔法、深智魔法13レベル/魔力34(41)
〆エンプーサの創造
自らの血液からエンプーサ(⇒『FC』153頁)を作成します。この能力を使用するとHPとMPを30点消費します。また、1ラウンドに1回しか使えません。
〆分離
自らの身体の一部をコウモリの群れに変化させ使役します。【レイスフォーム】を使用した状態のヴァンパイアローズ(コウモリ形態)(『BT』頁)を生み出します。ただし、使用できる魔法と魔力に関してはモスキートと同様のものに変化します。加えて、吸血鬼化は使用不可となります。
この効果を使用するとHPとMPを100点減少します。
□︎強化魔力撃=+19命中・+37ダメージ
▼吸血鬼
攻撃が命中した時、対象の血液を奪います。
通常のダメージ計算終了後、同じ対象に「2d+46」点の魔法ダメージを与えます。更に適用ダメージと同じ数値分HPとMPを回復します。
この効果でHPが0以下になった対象は直後の生死判定に−20のペナルティ修正を受け、剣の託宣/運命凌駕やそれに準ずる効果を発動できません。
この効果で死亡した対象は即座に穢れが5点上昇し、彼女の眷属のエンプーサとして動きだします。
この効果は呪い属性として扱い、達成値40以上の【パーフェクト・キャンセラレーション】などの効果を受けると通常の死体に戻ります。
この効果の対象になり得るのは「分類:人族/蛮族/動物/幻獣」のキャラクターに限られます。
▼漆黒凌駕
HPが0以下になって生死判定に失敗した直後、もしくは手番開始時に任意で宣言することで、死亡せずにHP、MPを、最大値まで回復し、不利な効果をすべて解除できます。
この効果は 1日に 1回だけ使用できます。
○永遠なる存在
あらゆる吸血鬼の特性を持つ彼女に有効打を与えるには、それぞれの吸血鬼の特性を理解し、弱点を突かなければなりません。
このキャラクターに対する魔物知識判定の達成値が弱点値に至らなかった場合、その対象から受けるあらゆるダメージを「−20」点します。
○繊細な戦利品
○魔晶石の所持=10点分×3
戦利品
自動:剣のかけら(200G/—)×16
自動:漆黒の塵(1,500G /黒S)×11
自動:20点の魔晶石×3
解説
煌びやかな金髪に真紅の双眸を備えるラルヴァの少女です。ラルヴァでありながら、その身に宿す力は並みの吸血鬼を遥かに凌駕しています。
ルキスラの前皇帝ルキウス・クラウゼが統括する帝国の暗部組織『死骸部隊』の一員であり、かつて帝国研究機関が秘密裏に進めていた人為的にヴァンパイアの始祖を造り出すことを目的とした計画、『復元計画』の最高傑作です。
彼女の身体にはあらゆる一族、氏族の血が流れており、ありとあらゆる能力を持ち合わせています。が、反面どの吸血鬼よりも太陽に弱くなってしまっています。
ルキウスに服従させられている現状を快く思っておらず、度々歯向かっていますがその強制的な支配力は抗い難く悉く罰を受ける羽目になっています。
また、自身のような存在が造られた原因でもあり自身を虐げてきた存在である貴族という概念を忌み嫌っています。特にノスフェラトゥに対する感情は苛烈で、一度相対したならば必ず滅ぼそうとします。
そのために吸血鬼に対して深い知識を身につけており、弱点に精通しています。
こういった経緯からあまり積極的に吸血鬼としての力を使いたがらない彼女ですが、吸血鬼を滅ぼすためなら行使することに何の躊躇いもありません。