名称:“心囚われし”ナターシャ(インキュベートパラリシスファンガス)
モンスターレベル:13 分類:植物
知能:宿主による 知覚:魔法 反応:敵対的
言語:宿主による 生息地:森
知名度/弱点値:19/22 弱点:炎属性ダメージ+3点
先制値:18 移動速度:30
生命抵抗力:16(23) 精神抵抗力:16(23)

攻撃方法:武器/命中力:16(23)/打撃点:2d+17/回避力:12(19)/ 防護点:7/HP:156/MP:68

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
〆操霊魔法11レベル/魔力15(22)

○□魔法適正
 《魔法誘導》《鷹の目》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数・距離》《マルチアクション》

○限定2回行動
 主動作型の特殊能力以外の攻撃と主動作型の特殊能力をそれぞれ1回ずつ行うという制限のもと、1ラウンドに主動作を2回行えます。

複数宣言=2回

○二回攻撃

☆胞子病/13/生命抵抗力/消滅
 ファンガス(⇒「BT」89頁)の同名の特殊能力と同じですが、一度に対象に取れるのは1体まです。ただし小さなキノコは少量ながら即座に体内へと生え、いずれかの能力値がランダムに1つ6点減少します。これは抵抗に失敗する度異なる能力値を選択して重複し、胞子病もそれに伴い進行速度が上昇します。

〆胞子爆散/13/生命抵抗力/半減
 「射程:20m」「形状:射撃」で肺に蓄積するショッキングピンク色の胞子を撒き散らし、「半径4m/10」の範囲に「2d+5」点の病気属性の魔法ダメージを与え、抵抗に失敗した対象はそれぞれ1dを振り、3ラウンドの間ランダムな効果を受けます。また、1度の戦闘中にこの能力に対しての抵抗に成功する度に、肺に少しずつ胞子が蓄積する事によりこの能力に対しての抵抗力に-1されます。 「1,2」気管が傷つく。 更に「5点」の病気属性の魔法ダメージを受け、命中力・行使判定に-1。 「3,4」幻覚胞子。 この効果を受けてから始めて判定を行う場合、判定を2回行い低い方の出目を適用する。 ただしこれによって自動失敗は生じない(出目「2」として扱う)。一度適用された場合即座に消滅する。 「5,6」催眠胞子。 精神抵抗力に-2。

〆胞子のヴェール
 衝撃を拡散するオレンジ色の胞子を自らの周りに漂わせ身を守る盾として扱います。次のラウンドの間、この魔物が受ける風属性以外のあらゆるダメージは-5されます。 風属性のダメージが適用される度、減少できるダメージは-3されます。

〆胞子着火/18/回避/消滅
 「〆胞子爆散」「〆胞子のヴェール」を1度でも使用した戦闘内でのみ使用できます。 飛散した胞子に自ら特殊な魔法の炎を着火する事でそれらを爆散させ、自らを中心に「半径20m/すべて」の範囲に、「2d+17+(その戦闘で「〆胞子爆散」「〆胞子のヴェール」を使用した数-1)*7」点の炎属性の物理ダメージを与えます。 これは自分自身も必中として被害を被りますが、この魔物が受けるダメージは半減され、弱点が判明している場合でも弱点は適用されません。 この特殊能力は1度の戦闘で1度しか使用できません。

戦利品
 自動:インキュベートファンガスの薬効胞子(5000G/緑S)
 2~7:大自然の奇跡(4000G/緑S)
 8~10:大自然の奇跡(4000G/緑S)*2
 11~:大自然の奇跡(4000G/緑S)*5

解説
ファンガス(⇒「BT」89頁)の亜種です。
最大の違いはその潜伏性にあり、宿主を完全に操ることなくその思考に一種の指向性を持たせることで巧みに行動を操り、自らの繁殖の為に利用します。 また体表にキノコを生やす事なく、むしろ肉体の奥深くにその本体を根差す事で日の当たる場所や乾燥した場所でも問題なく生存が可能となっています。
しかし一度犠牲者を自らの懐に招き入れると、宿主の戦闘能力と自らの能力の両面を遺憾なく発揮し、哀れな犠牲者たちを瞬く間に新たな宿主と作り変えるべく行動します。 多くの人間に自らの存在が知られれば種の存続が危うくなることを本能的に理解している為、慎重に慎重を重ね行動します。
こうして長い時をかけゆっくりとその勢力を伸ばすのだといいます。
この魔物は15個の剣のかけらで強化されています。