名称:"闇世の殺戮剣"ケルッツォ・フォニアン(ダークナイト)
モンスターレベル:15 分類:人族
知能:高い 知覚:五感 反応:敵対的
言語:交易共通語、汎用蛮族語、魔動機文明語、ノスフェラトゥ語 生息地:カルゾラル高原
知名度/弱点値:18/- 弱点:なし
先制値:30 移動速度:15
生命抵抗力:34(41) 精神抵抗力:31(38)

攻撃方法:剣/命中力:20(27)/打撃点:2d+35/回避力:24(31)/ 防護点:30/HP:426/MP:279

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
 
〆神聖魔法15レベル(ダルクレム)/魔力30(37)
各レベルの基本神聖魔法と、ダルクレムの特殊神聖魔法を行使できます。

○□〆魔法適正
《マルチアクション》《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《鷹の目》
《魔法拡大/数・距離・確実化・威力確実化》《ワードブレイク》を習得しています。

○複数宣言=2回

○2回行動
1ラウンドに2回、主動作を行えます。

〆2回攻撃&双撃
両手の武器での攻撃を試みます。1回目と2回目の攻撃対象は違っても構いません。

○弱点
土属性、銀の武器による攻撃を受けたとき、余分に3点分のダメージを受けます。

○闇世の足音
戦闘特技《ファストアクション》《足さばき》を習得しています。

☆練技
【キャッツアイ】【ビートルスキン】【マッスルベアー】【メディテーション】
【ジャイアントアーム】【デーモンフィンガー】【リカバリィ(10点)】の練技を使用します。

○アイテム所持
魔晶石(10点)を20個、魔晶石(15点)を5個、魔晶石(20点)を2個、イグニスの魔符を4枚所有します。
これらのアイテムが使い切られなかった場合、残った物を戦利品として自動的に取得することが可能です。

□強化魔力撃=+15命中・+30ダメージ
命中力判定に+15のボーナス修正を得、打撃点を+30点します。
同時に、自身の回避力・生命抵抗力・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受けます。

□全力攻撃Ⅱ
打撃点を+12点します。同時に、自身の回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。

○穢れを呑み喰らう者
ケルッツォは、多量の穢れの酒を飲む事により、他の蛮族の能力を獲得しています。
それぞれ、「視線/27(34)/精神抵抗力/消滅」「蒼玉の視線/21(28)/精神抵抗力/消滅」
「蒼冷の視線/21(28)/精神抵抗力/半減」「超々再生」を取得しているものとして扱います。
能力の詳細は、BT65・66頁、AW107頁を参考するものとしてください。保有する穢れは「4」点相当です。

☆魔力過負荷(オーバーロード)
自身の中の穢れを最大まで収束し、それをすべて魔力に変換します。
10秒間(1ラウンド)の間、自身の魔力を「+10」点し、精神抵抗力・生命抵抗力を-4します。
また、この能力によって魔力が加算されている間は、魔法を行使できず、攻撃は物理のみに限られます。
この能力は1ラウンドに1回までしか使えず、連続した手番には使えません。

☆異貌
補助動作で角を肥大化させ、その青白い肌を晒して本性を現します。
近接攻撃、射撃攻撃、直接的にダメージを発生させる魔法のダメージを常に「+1」点し、
自身が行う命中力判定と行使判定に「+1」のボーナス修正を得ます。元に戻るのも、補助動作です。

○剣の罰・刃
穢れによって獲得された能力の上に、剣の神に背いた呪いと戒めを、その身に受けています。
第一の剣に連なる神の聖印をいずれかの装備部位、もしくは、いずれかの手に持っているキャラクターは、
ケルッツォに物理ダメージを与えた時、適用ダメージをHPではなくMPに与えることを選択できます。
さらに、攻撃者が「プリースト(ヒューレ)」技能を保有している場合、それから受けるMPダメージは2倍となり、攻撃を受けたラウンド中「☆魔力過負荷」は使用不可能となります。
 

戦利品
 自動:金貨袋(1400G/-)×2d
 2~8:なし
 9~12:金貨袋(1400G/-)×2d
 13~:穢れのマナコート(44000G/白SS)

解説
 
ケルッツォ・フォニアンは、カルゾラル高原の辺境で名を馳せるダークナイトです。
彼が戦神ダルクレムを奉じる殺戮者であることはあまりにも有名で、その一撃を耐え抜くのは至難の技です。
彼はナイトメアでありながら、その身に保有する穢れは4点相当であり、通常では持ち得ない能力を多数持ち、人族や通常の蛮族からかけ離れた力を保有していることから、多量の穢れの酒を服用していると考えられます。

元々は、人族領域で活動していた剣神ヒューレの神官であったそうですが、あるときに出奔し、気付いたときには既にダークナイトとして、カルゾラル高原の一角の藩領の騎士として、人族に対する殺戮を行っていたといいます。彼が出奔した理由は分かっていません。多くのナイトメアの例に漏れず、人族から偏見と差別、迫害を受けていたようですが、どうやらそれは大きな理由ではないようです。

ともあれ、戦神の元へ。蛮族の元へ下ったため、既に人族ではなく、剣神の信徒でもありません。
それらに背いた呪いからか、通常吸血鬼が保有する「剣の罰」をその身に受けており、彼が元来信仰していた剣神の信徒による剣を受ければ、その呪いは激しく反応を見せ、彼の身体を蝕みます。ですが、剣神の信者、元より神官の数ともなれば数は少なく、幸いにしてその呪いの影響を受けることはありません。

ダークナイトとしては、常時異貌化ではない珍しい個体であり、一見すると人族と見分けがつきません。
恐ろしい殺戮者ではありますが、人族領域にいる誰かを探しているようです。その真意は、さておいて…。

この魔物を倒した場合、「闇世を明かす者(250点)」の称号と追加名誉点を得ます。


<b>『穢れのマナコート』</b>
カテゴリ:非金属鎧 ランク:B 必筋:1
制作時期:魔動機文明時代 基本価格:44000G(非売品)
知名度:17 形状:薄手の生地にうっすら瘴気をまとった、どす黒いコート
概要:防護点を装備者の知力ボーナスの値に変更し、さらに装備者の[穢れ]点を防護点に追加します。
また、装備者が穢れを保有しない場合、10秒毎に[知力ボーナス]点の呪い属性の魔法ダメージを受けます。
解説:魔動機文明時代、マナコートの作成技術を奪取した蛮族が、穢れを付与して作成した物です。
上位蛮族らが好んで着用し、今なお蛮族領域では、それなりの数が遺されているといいます。

(魔物データとしての実レベルは22~24、扱いとしては求道者に近い物としてください)