名称:すすり泣き妖精(オブリビオン・バンシー)
モンスターレベル:11 分類:妖精
知能:人間並み 知覚:五感・魔法 反応:反応による
言語:交易共通語、妖精語 生息地:さまざま
知名度/弱点値:15/20 弱点:魔法ダメージ+2
先制値:23 移動速度:10m(浮遊30m)
生命抵抗力:14(21) 精神抵抗力:15(22)

攻撃方法:なし/命中力:/打撃点:/回避力:15(22)/ 防護点:8/HP:82/MP:90

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○古代の妖精
 妖精魔法を一切受け付けない。
○浮遊
○2回行動
○魔法適正
 《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数・距離・範囲》

〆妖精魔法レベル8/魔力13(20)
 炎・闇魔法をランク10まで扱う。


〆すすり泣き/20(27)/精神抵抗力/消滅
 すすり泣く声が心を握りつぶす
「射程:術者」「対象:半径50m」の全てのキャラクターを対象に心を揺さぶる。
抵抗に失敗した場合、30秒の間、あらゆる行為判定に用いるダイスが「1d6+1」ダイスに変貌する。
「1d6」の部分で「1」を出した場合、自動失敗として扱う。
この効果は精神効果属性として扱う。


〆《死者への手向け》/16(23)/精神抵抗力/半減
 死に向かう者への、せめてもの報い
「射程:接触」で対象の心の臓に直接触れて死を直感させ「2d6+対象の現在HP」点の呪い属性魔法ダメージを与える。この能力で現在HPが0以下のキャラクターを攻撃した場合、生死判定を行わせず死亡させる。


戦利品
 自動:燃える涙(5000G/赤S)

解説
 流れるような長い髪、緑の服の上に灰色のマントを羽織っており、河の傍に現れてはすすり泣きながら誰かの衣服を洗い続ける女性型の妖精。ずっと泣いているからか、彼女の目の周辺は赤く染まってしまっている。
一般的には死が近づいた人が住む家の前に現れ、ただすすり泣く妖精だとされているが、死ぬ人の衣類を川のほとりで洗いながらすすり泣くともされている。
 この妖精は旧家や貴族などの家柄の良い家に現れるとされ、通常は一人で泣いているが、死ぬ人が偉大な人や勇敢な人だった場合は、その功績に応じて泣くバンシーの数も増えると言われている。また良家の家事などを手伝うケースもあることから、家憑き妖精の一種だともされている。
 一説では、三姉妹の神の三女が変化した妖精だとも言われている。
 一般的に知られているアンデッドモンスター「バンシー」の本来の姿とも言われており、妖精に穢れが纏わりついてしまったケースは全くと言っていいほど確認できていないため、希少な存在である。