名称:サンベリーナ
モンスターレベル:10 分類:妖精
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:中立
言語:妖精語、魔法文明語、魔神語 生息地:さまざま
知名度/弱点値:16/19 弱点:物理ダメージ+2点
先制値:15 移動速度:15
生命抵抗力:12(19) 精神抵抗力:14(21)

攻撃方法:針の刀/命中力:12(19)/打撃点:2d+1/回避力:15(22)/ 防護点:5/HP:43/MP:70

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○人造妖精
 「○露見=フェアリーテイマー技能」を持ちません。また、【サモンフェアリー】などによる召喚の対象に選ぶことができません。
 この魔物は「分類:妖精」としては例外的に戦利品を獲ることができます。

〆限定妖精魔法(光&闇)10レベル/魔力15(22)
 ランク10までの光属性と闇属性の魔法を行使します。

○□魔法適正
 戦闘特技《魔法誘導》《鷹の目》《魔法拡大/数・距離・範囲》を習得しています。

○魔法無効
 この魔物には、いっさいの魔法が効果を上げられません。魔法ダメージでHPを減少させることができません。錬技、呪歌、賦術、アイテムや魔物の特殊能力は有効ですが、これらも魔法ダメージを与える効果は発生しません。

○▽非常に小さい
 戦闘特技《影走り》を習得しています。
 また物理ダメージを受けたとき、この魔物は即座にその場から10m吹き飛ばされて転倒します。吹き飛ぶ方向はこの魔物が任意に決定できます。

〆打出の小槌/必中
 この魔物が戦闘に参加する場合、各キャラクターは戦闘開始処理のはじまりから数えて、その戦闘中に能動的に消費したアイテムの総額をメモしておかなくてはなりません。消費となる目安は『再利用が可能か』です。投擲武器のように拾えば再度使用できるものは含まれません。皮張りの槍や防弾加工の鎧のような自動的、受動的に消費されるものは含まれません。一部のみ再利用が可能なアイテムでも、アイテム全体の総額を消費したものとして計算します。
 「射程:100m」「形状:起点指定」「対象:1体」で相手の頭上に大量の大判小判を落とし、「その戦闘中に消費したアイテムの総額÷100(端数切捨て)」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。ただし、この効果によって発生した生死判定に失敗しても、死亡せずに気絶することになります。

戦利品
 自動:古びた小槌(800G/黒A)
 2~12:偽りの銀貨(500G/金A)
 13~:奇妙な小判(6,000G/金S)

解説
 姿かたちは幼い少女とそう変わりありませんが、人間の親指ほどの大きさしかない非常に小さな妖精です。外見相応に貧弱ですが、エルガグレオ(『BT』154頁)と同様に魔法に対する完全な耐性を持ち、軽すぎる体重が幸いして物理攻撃も決め手に欠けるため、意外としぶとく生き残ります。
 妖精でありながら魔法文明語と魔神語を理解し、魔法に耐性を持つことから、古代の魔法王が魔神をベースに作成した人造妖精なのではないかと言われています。

 この妖精の持つ小槌にはどこからともなく金銀財宝を召喚する能力があると言われており、多くの欲ある者に狙われています。しかしそれは噂が都合のいい形で先行した形であり、呼び出される財宝は質量を持った幻影です。
 この小槌の本当の能力は、人の欲望を質量を持った幻影として具現化することなのです。ゆえに欲望の亡者は文字通り自らの欲望に押しつぶされる結末となるのが常ですが、この妖精は根本的に敵意に欠けており、命を取られたという話は皆無です。